• ムジカノーヴァ 2016年1月号

雑誌 ムジカノーヴァ

ピアノを教える人、学ぶ人の雑誌

ムジカノーヴァ 2016年1月号

  • 子どもにちゃんと伝わる教え方③見落とし注意!調号&臨時記号
  • 今月の1曲:ラモー よろこび
定価
922円 (本体838円+税)
判型・頁数
A4変
発行年月
2015年12月
JANコード
4910085190168
商品コード
181601

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内容紹介

[特集]
子どもにちゃんと伝わる教え方③
見落とし注意!調号&臨時記号

◆再確認講座(西尾 洋)
 今さらと思わず、調号を理解するための実験や《森のくまさん》を使った臨時記号効果の体験を“改めて”やってみませんか。「わかったつもりでいた」ことや「忘れた」ことを発見、あるいは指導のアイディアを創出するかもしれません。この機会に再確認を!
◆レッスン物語
 さくらちゃん 臨時記号の秘密大発見! の巻(北村智恵)
 クーラウの「ソナチネ ハ長調 op.20-1」第1楽章の初レッスン日を迎えた「さくらちゃん」。臨時記号を2ヵ所見落として弾いてきた「さくらちゃん」に、先生は調号と臨時記号の役割を伝えていきます。いったい「さくらちゃん」は、どんな秘密を大発見したのでしょう。調号と臨時記号の教え方を物語仕立てで解説します。

[今月の1曲]
ラモー よろこび

[今月の1曲 連動企画]
◆音楽ミュージアム ラモーとバッハ~同時代を生きたふたりの大作曲家~(湯浅玲子) 「今月の1曲」に関連する絵や写真を掲載し、作曲家の生涯や作品の時代背景など、幅広い知識を提供する「ふりがな」付き「読み物教材」。今月号は、ラモーのオペラ・バレ『優雅なインドの国々』の公演写真を掲載しました。
◆ミニミニ伝記 フランス・バロック音楽 最大の作曲家 ラモー(永田美穂)
 「今月の1曲」の作曲家、ラモーの生涯を5ページにまとめました。ピアノ教室の生徒さん向け“ふりがな付き”「読み物教材」。
◆誌上講座① アナリーゼ
 フランス・ロココ音楽の魅力(中野振一郎)
 日本を代表するチェンバロ奏者である筆者が、「今月の1曲」を自由に楽しく演奏するために守らなければならないこと――18世紀の音楽における“ルール”を、わかりやすく丁寧に解説していきます。
◆誌上講座② 演奏・指導法
 ラモーの鍵盤曲はドラマティックに表現しよう(関根敏子)
 子どもの頃から、学校の授業を聴かないでこっそりオペラの音楽を書いていたというほどオペラ好きだったラモー。まるで舞台で踊っているかのような数々の鍵盤曲の演奏法を、譜例を挙げながらご紹介します。
◆練習課題① ソルフェージュ(茂木眞理子)
 「今月の1曲」の演奏をより豊かなものにするためのソルフェージュ。今回は、「3度の響き」等に注目した課題を掲載しています。
◆練習課題② エチュード(馬塲マサヨ)
 「今月の1曲」を演奏する際に必要となるテクニックを身につけるためのエチュード集。技術的難所等を弾きこなすためのミニエチュードを各種掲載しています。今回は音の長さを線として意識する課題です。

[付録]
◆PIANOポストカード
 この号と先月号の表紙がポストカードに! 隔月で付録に登場します。

[トピックス]
◆樹原涼子 名器を巡る旅 第3回(工藤啓子)
 2016年の刊行25周年を記念し、現在進行中のシリーズ。各ピアノメーカーの最高機種の響きを体感し、演奏や指導に活かしていくというねらいの「名器を巡る旅」第3回。その模様をレポートします。今回の「名器」は、ベーゼンドルファー「ウィンナートーン」。
◆Reportショパン・コンクールへの道標(河原 亨)
 第17回ショパン国際ピアノ・コンクールを記念して音楽の友ホールで開催されたトーク&コンサート。この読者招待イベントの模様をレポートします。
◆国際コンクールにおける韓国大躍進の秘密
 前編 韓国のピアノ教室
 近年の国際コンクールで上位入賞者に名を連ねる韓国人ピアニスト。なぜ、国際的な舞台で頭角を現すようになったのか、その秘密に迫るシリーズ・前編。
◆Interview 世界を驚かせた指導者 レナ・シェレシェフスカヤ 前編(船越清佳)
 11歳からピアノを始め、一時期はピアノから完全に離れ、20歳でピアニストになることを決意したルカ・ドゥバルグを、2015年のチャイコフスキー国際コンクール第4位入賞に導いたプロフェッサー、レナ・シェレシェフスカヤへのインタビュー・前編。
◆Interview ピアニスト 上原彩子 学びの諸相
 ~故ヴェラ・ゴルノスタエヴァ氏との時間を振り返りながら~(船越理恵)
 2002年チャイコフスキー国際コンクールで第1位を獲得し、従来からロシア作品において高評を得てきた上原彩子さん。その圧倒的な力量はどのように育まれてきたのか。恩師、故ヴェラ・ゴルノスタエヴァ氏との濃密な時間を振り返りながら語ります。

[連載]
◆プロフェッサー探訪 田村和紀夫(堀江昭朗)
 国内外の大学で教鞭をとる教育者へのインタビューシリーズ。第16回は、尚美学園大学芸術情報学部音楽表現学科教授の田村和紀夫氏。「教えることは、自分が音楽から受けた衝撃や感動を伝えること」と語る氏に、ピアノ学習者に望むこと等をお話しいただきました。
◆ムジカばーばの それ、気になるわ。(吉田しんこ)
 ピアノの先生応援キャラクター「ムジカばーば」が、気になる人や場所、イベント等を訪ね歩く隔月連載。イラスト中心のレポートには、「ばーば」の鋭い観察力が存分に発揮されています。今回は「バロックダンス」講座に参加して、メヌエットとガヴォットに挑戦しました。
◆あんな話・こんな話(秋末直志)
 短いコラムの中に、レッスンのヒントがぎっしり。先生の説明力アップをお手伝いします。
◆プリャシュケーヴィチ先生のウローク(池田 慈)
 ロシアに短期留学を果たした筆者が現地で聴講したレッスンを誌上で再現する隔月連載。まるでその場にいるかのように、レッスンでのやり取りの様子が伝わってきます。
◆ムジカをめぐる旅(江口文子)
 門下から国際的に活躍する数多くのピアニストを輩出している筆者による、新感覚の“読んで旅する”西洋音楽の歴史。読み手の想像力を刺激する語り口です。
◆対談 御木本澄子×酒井直隆
 ピアノ奏法とピアニストの手(酒井直隆)
 フィンガー・トレーニング研究者と音楽家専門外来医による対談。ピアノを「演奏する手」のあり方を、科学的な観点も交えながら考えていきます。
◆知っておきたい!幼児の特性(中嶋恵美子)
 ピアノを習い始めて1年未満の生徒によく見られる“気になる”言動の数々。それらにどう対応したらいいのか、幼児の特性を踏まえた適切な指導法を考えていきます。
◆簡単! 便利! デジタルなレッスン(上園温子)
 ピアノ教室を一時休業していた筆者。教室再開にあたり、ブログやホームページを開設し、生徒募集に成功するまでの経緯を語ります。
◆楽譜調査室(熊谷麻里、布施 威)
 「調査1」は「発表会の曲」。生徒一人一人の顔を思い浮かべながらプログラムの構成を考えるという熊谷麻里先生に、ソロ演奏の選曲方法についてうかがいました。
 「調査2」の「オントモ楽譜情報」では、布施威氏のオリジナル楽譜『やっぱりピアノはふたりで』を取り上げ、掲載曲を演奏するにあたってのワンポイントアドバイスをいただきました。
◆ピアノの先生コミュニティ訪問 ピティナ目白カンタービレステーション(林 苑子)
 ピアノの先生たちの活動内容やメンバーの素顔を紹介。今回ご登場いただいたのは「ピティナ目白カンタービレステーション」の先生方。「ココが知りたい!」では、代表の林苑子先生に、「ピアノ学習者がバロック時代の舞曲を演奏する際に気になる点」を挙げていただきました。
◆今月のプレトーク 樹原涼子(堀江昭朗)
 今、もっとも注目したいアーティスト、教育者などにインタビューします。
◆ムジカ ザ スポットライト(春畑セロリ/安倍美穂)
 今話題のあの方から、「ムジカノーヴァ」読者へ向けたメッセージをお届けします。
◆生徒と見たい聴きたいCD&DVD(百瀬 喬)
 最近リリースされた音楽ソフトからピアノ教室におススメの1枚をご紹介します。
◆ムジカ図書館(山本美芽)
 ピアノ教本研究家が、指導者・学習者双方に役立つ本をご紹介します。
◆ムジカ情報館
 「セミナー」(12/25~2016/1/31)と「コンクール&オーディションetc.」(予選・第1次選考・音源審査etc.:2016/4/1~4/30)
◆演奏会批評
 2015/9/29~11/4の演奏会より(雨宮さくら、石川哲郎、壱岐邦雄、柴田龍一、白石知雄、時 幹雄、野平多美、原 明美、伴 玲児、道下京子、吉田裕子)
◆ムジカばーばの 突撃!となりのレッスン室(石嶺尚江、吉田しんこ)
 ピアノ指導において大切なことを、ムジカばーば(ピアノの先生応援キャラクター)が日本中を旅しながら全国各地の先生方へ伝えていきます。

[教材]
◆楽譜
 音の宝石箱~大人のピアノ~(佐土原知子、丹内真弓)
 「オシャレな大人テイストアレンジ」をコンセプトとした、大人向けのポピュラーピアノ楽譜の隔月連載。今月の曲は《Happy Birthday To You》。
◆シート
 2016年の目標シート
 絵馬のイラストの中に目標を書き込む教材シート。絵馬には2016年の干支“申”のかわいいイラストが描かれています。

[巻末とじ込み]
◆今月の楽譜① 
 ベスのピアノ物語 2ndシーズン(スーパーキッズ)
 「ベスのピアノ物語」2ndシーズン【オカピさんの魔法の五線紙】では、誰もが知っている童謡が素敵なピアノ曲に大変身します。今月の曲は、《どんぐりころころポロネーズ》。
◆今月の楽譜② 
 お正月(秋末直志)
 お正月の定番ソングのピアノ連弾楽譜。伴奏の美しい響きが、懐かしのメロディーを引き立てます。プリモ・セコンドともに初級レベル。

[1月号で取り上げた曲一覧] ※「今月の1曲」以外の作品※括弧内は取り上げた記事のタイトル
アメリカ民謡:森のくまさん(特集)
クーラウ:ソナチネ ハ長調op.20-1 第1楽章(特集)
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なるポロネーズ(今月の楽譜①)
ショパン:英雄ポロネーズ(今月の楽譜①)
ショパン:軍隊ポロネーズ(今月の楽譜①)
ショパン:24のプレリュード op.28-7 イ長調(特集)
滝 廉太郎:お正月(今月の楽譜②)
J.S. バッハ:シンフォニア 第6番 ホ長調 BWV 792(プリャシュケーヴィチ先生のウローク)
J.S. バッハ:フランス組曲 第5番 ト長調 BWV 816 ガヴォット(ピアノの先生コミュニティ訪問)
HILL MILDRED J/HILL PATTY SMITH:Happy Birthday To You(音の宝石箱)
ペッツォルト:メヌエット BWV Anh.114(ピアノの先生コミュニティ訪問)
梁田 貞:どんぐりころころ(今月の楽譜①)
ラモー:未開人(誌上講座②演奏・指導法)
ラモー:タンブーラン(誌上講座②演奏・指導法)
ラモー:めんどり(誌上講座②演奏・指導法)
ラモー:ガヴォットと6つのドゥーブル(誌上講座②演奏・指導法)