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「音大卒=武器」にした元メガバンク支店長が贈る!大学就職課発!!目からウロコの就活術
就活に関するQ&A厳選⑳は本書に収載!
Q.インターンシップには行ったほうがいいですか?
Q.外資系ってどうですか?
Q.OB訪問はしたほうがいいですか?
Q.就活に資格は必要ですか?
Q.業界(業種)はどうやって絞ればいいですか?
Q.就活サイトはどこを使えばいいですか? その他のおすすめサイトは?
Q.初任給より重要な30代、40代のお給料。どうやって調べればいいですか?
Q.財務データは重要ですか? どのように見ればいいですか?
Q.学業やアルバイトで忙しくて就活準備する時間がない。優先順位は?
Q.他の学生がやっていない就活準備でお勧めなのは?
Q.人気企業に採用されるコツは?
Q.不採用となる学生の特徴は?
Q.学歴や容姿に自信がない場合は?
Q.面接やグループディスカッションでは、何が重視されますか?
Q.面接で「最後に質問は?」と言われたら何か聞いたほうがいいですか?
Q.企業に入ったら出世を目指さなければなりませんか?
Q.やっぱり先生は本音では大企業が良いと思っているのですか?
Q.希望企業に採用されなかった場合、どうすればいいですか?
Q.希望企業で不採用。就職浪人や就職留年も考えたいのですが……
Q.複数の企業から「内定」! どのような基準で行き先を決めればいいですか?

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音楽教室の先生になりたい方、 「生徒が集まらない…」とお悩みの先生は
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質問

インターンに参加していない。諦めるべき?

大学3年で、これから本格的に就活に取り組もうと思っているのですが、志望企業のいくつかがインターンを実施していたことを今になって知りました。そういう企業は、応募してもどうせ受かる見込みがないと諦めるべきでしょうか?

(教育学部3年/ヨッシー)
大内孝夫

通常のエントリーでOKだが、企業にもよる

 2019年3月卒の就活では、経団連に所属する企業のインターン条件から就業日数「5日間以上」との規定がなくなり、1日でもインターン扱いできるようになりました。
 これまででさえ、インターンは本来持つ意味の“就業体験”とは程遠く、企業による学生囲い込みの色彩が濃かったのですが、こうなると、多くの企業で実質的な採用試験の二本化(=インターン試験採用と正式面接採用)が進むと考えられます。
 この場合、チャンスが二度あると思うと大間違いで、インターン採用試験で落とされれば、正式面接採用試験に応募してもESで足切りされる可能性が高いと考えた方がよさそうです。一般に企業は、インターン実施期間中も通常業務を行っていますので、インターン生の受け入れには限界があり、大手企業のインターン生の受け入れは、新卒採用数の数分の一程度の場合が多いようです。その結果、インターン採用試験の方が、正式面接採用試験より難度が高い場合が多く、私は本気で志望する企業では、インターン試験を受けずに、正式採用試験で勝負するという考え方もあると伝えています。

 ですから、ヨッシーさんは、志望企業のインターンが終了していても、その企業への就活は諦める必要はなく、通常のESエントリーから始めることが可能と考えられます。
 ただ、企業の中にはインターンをES受付の条件にしたり、採用数が少ない場合はインターンの学生からのみ採用する企業もあるようです。志望企業の募集要項や過去の採用傾向を確認してみてください。

(2018.1.22)



質問

音大生が聞かれがちな質問とその巧い返し方

一般企業の採用試験を受けた先輩が、面接で何度か「せっかく音楽大学に入ったのに、なぜ音楽とは関係ない就職先を選んだの?」と聞かれてイラッとした、と言っていました。質問の意図は会社によって違うのでしょうが、“音大生が聞かれがち”な質問を教えてください。またその巧い返し方についても知りたいです。

(音楽学部3年/マスキング)
大内孝夫

その会社の仕事に対する本気度が確かめられている

 本当ですね。何度も聞かれれば、イラっとしますよね。そのお気持ち、よくわかります。でも、そこは大人になりましょう。社会人になると、嫌なお客様でも他のお客様と同じように接しなければなりません。その準備練習と思って臨むことです。

 面接官がこのような質問を発するのは、本当に音楽を仕事にしなくていいのか、つまり本気でその会社の仕事に取り組む気があるのかを知りたいからだと思いますが、時には興味本位だったり、からかい半分だったり、ということもあるようです。音大への偏見がある面接官もいるのが現実ですが、そんな企業はこちらから願い下げです。多くの企業は音大生かどうか、ではなく、人物本位で採用しています。
 とはいえ、そのような企業でもこの質問をされることは多くあります。それは就職して社会人になる覚悟、今までとは音楽との接し方が変わる覚悟があるかを確認するためです。
「音楽を真剣に学んできた経験は必ず仕事にも活かせるはず。私の人生に音楽は不可欠ではあるが、だからといってそれを職業にする必要があるとは考えていない」
「音大で音楽はやりつくしたので、社会人になってからは自立できる仕事をしたい」
「自分は音楽以外に●●が得意なので、仕事ではそれを活かしたい」
「音大で真剣に演奏家を目指したが、残念ながら今の自分のポジションではプロにはなれない。自立する道として一般の企業に就職することにした」
など、自分が本気で仕事をする覚悟を示す回答をするといいのではないでしょうか。

 音大生がよく聞かれる質問は、ほぼこの質問に集約されますが、そこからさらに突っ込んで、「音楽を諦めていいの?」「ホントに音楽をやめられるの?」などというものも多いようです。そのような場合には「音楽を諦める(やめる)のではなく、これからは趣味や人生の楽しみとして音楽と向き合いたい」などと回答すればいいのではないでしょうか。

(2018.1.22)
質問

情報が少なくて不安です

音大2年生です。3年になったら就活して一般の企業を目指そうと思っているのですが、私の音大では就職する学生が少ないために大学全体として就活モードが乏しく、情報もあまり多くありません。また、就活で授業を休む人も少なく、レッスンを休んだら先生の機嫌を損ねるのは目に見えています。不安でいっぱいです。どうすればいいか、アドバイスをいただけませんか?

(音大2年/M3)
大内孝夫

学内のみならず外部との接点を活用して

 「大学全体として就活モードが乏しい」のは、音大共通の課題かもしれませんね。
 私の大学でも、一般の企業就職は音楽系の企業や楽器店を含めても3割程度ですので、「全体で就活モード」とまではいきません。それでも、就活意識が高い学生は、仲間を作って情報交換し合っているようです。
 ぜひ、同じような境遇にある仲間を学内で探して情報交換し合ってください。また、上手に就活に取り組んでいる学生は、学内のみならず、外部との接点をうまく活用しています。
リクナビやマイナビといった就活支援会社主催の就活セミナーや合同説明会などで隣り合った人と友達になったり、高校時代の友人と情報交換したり。あるいは音大の先輩で就職した人からアドバイスを受けるなど、限られた時間を有効に活用している感じがします。

 また、レッスンを休むと先生の機嫌を損ねるのではないか、と心配する学生は多くいるのですが、最近はご理解のある先生も多いようです。先生のタイプによっては難しい場合もあるかもしれませんが、日頃の先生との会話の中で、進路について話し合っておくことが大切ではないでしょうか。
 最近の音大での就活状況を見ていると、レッスンよりも教育実習の方が問題になるケースが多い気がします。特に大手の人気企業を目指す場合は、6月の面接と内定で決しますので、6月に3週間くらい教育実習が入っていると苦労します。ですから、教員になる気持ちが強くない場合は、教員免許を取得しないのもひとつです。一方、大手人気企業を除けば、7月以降も採用活動を行う企業が多いので、教員免許取得は十分可能だと思います。

 さて、就活上の日程とレッスンなどの重なりを心配する気持ちもさることながら、就職活動では大学時代の学業や部活動などへの取り組み姿勢やその成果などが問われます。質問者の方はまだ2年生とのことですので、少なくてもあと1年、専攻楽器・科目などの学業実績や成果をしっかり積み上げていくことをお勧めします。
 なお、音大では多くの一般大学では就活が公休になる、という誤解があるようです。しかし、そのような大学はむしろかなりの少数派です。特に理系の就活は音大と同じような状況にありますので、「音大だけが不利」という被害者意識はもたない方がいいと思います。

(2018.1.22)

質問

アメリカ留学後の仕事は?

音大(トランペット専攻)卒業後、ジャズの勉強をしにアメリカに留学して帰ってきました。演奏力を活かした仕事には、どんなものがありますか?

(音大卒/ルイっち)
大内孝夫

「成果」をあげて自ら積極的に職探しを

 多くの留学帰りのご卒業生からこのような質問を受けます。
 ただ、留学して帰ってきたからといって特別なものは何もありません。重要なのは「留学したか否か」ではなく、あなたの「成果」です。音楽という実力本位の仕事を選んだ以上、見える形での「成果」がなければ、仕事の依頼は舞い込みません。自分から探すほかないのです。
 音楽事務所訪問や音楽関係の求人をこまめに集めて応募する、できるだけ多くのオーディションを受ける、スタジオミュージシャンやジャズ仲間などとの人脈構築に力を入れるなどして、自ら積極的に職探しを行う必要があります。
 厳しい言い方かもしれませんが、留学で成果があがっている人には、黙っていても仕事は舞い込むものです。仕事の依頼主が見ているのはあなたの「留学履歴」ではなく、「演奏成果」。仕事の依頼主になってくれそうな人や会社には、自分には何ができ、それによって依頼主にどういうメリットを与えることができると考えられるか、具体的にアピールすることが大切です。演奏家にも営業力やアピール力が求められる時代だと思いますよ。

(2018.1.22)

<Profile>
大内孝夫
1960年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、富士銀行(現・みずほ銀行)入行。証券部次長、仙台営業部副部長、いわき支店長などを歴任。2013年より武蔵野音楽大学に勤務し、現在、就職課主任兼会計学/キャリアデザイン講師。日本証券アナリスト協会検定会員。宅建士(資格取得)。 著作に『「音楽教室の経営」塾』①②、『「音大卒=武器」にした元メガバンク支店長が贈る!大学就職課発!!目からウロコの就活術』(ともに弊社刊)のほか、『「音大卒」は武器になる』『「音大卒」の戦い方』(ともにヤマハミュージックメディア)、『金融証券用語辞典』(銀行研修社、共同執筆人)、『3日でわかる<銀行>業界』『日経キーワード 2018-2019』(ともに日経HR、執筆協力スタッフ)など。現在、日経HR社「キャリアと就活 日経HR Labo」にて就活のトピックスを題材にコラムを連載執筆中。


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