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2025.10.18

神奈川フィル 2026‐27シーズン コンサートプログラム

 神奈川・横浜市を本拠地とし、創立56周年となるプロ・オーケストラ「神奈川フィルハーモニー管弦楽団」は、2026年4月からの新シーズンに向け、コンサートプログラムのラインナップを発表した。
 音楽監督・沼尻竜典就任5年目となる4月シーズン開幕の定期演奏会は、2026年に生誕120年を迎えるショスタコーヴィチの交響曲第5番で幕を開ける。意味深な部分が多く、苦悩から勝利への構図はベートーヴェンの《運命》交響曲を模しているともいわれる第5番に、沼尻音楽監督が満を持して挑む。
 9月には久しぶりの登場となる原田慶太楼が、アメリカプロを披露。「市民のためのファンファーレ」が出現するコープランドの交響曲第3番は、金管楽器や打楽器が大活躍、同フィルのテューバ奏者、宮西 純を迎えるJ.ウィリアムズの協奏曲は注目が集まること間違いなし。
 10月の定期演奏会は、大植英次を招いてのホルスト《惑星》。第4曲「木星」のメロディがあまりにも有名だが、神秘的なメロディや多くの楽器が活躍するソロなどが用意されており、大植ワールドがさく裂。前半はアレクサンダー・ガジェヴにより、ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲が演奏される。
 そして、今年度から始まり好評のミューザ川崎シリーズ。2027年に没後200年となるベートーヴェーンをフィーチャーする新シリーズとなり、音楽監督の沼尻竜典はもちろん、ベルリン・フィルにてコンサートマスターを務めたコリヤ・ブラッハーなど世界的奏者を集めたシリーズとなる。詳細は、公式ホームページにてご確認いただきたい。
<楽団名>神奈川フィルハーモニー管弦楽団
<主な指揮者>音楽監督:沼尻竜典、特別客演指揮者:小泉和裕、名誉指揮者:現田茂夫
<ホームページ>https://kanaphil.or.jp