エソテリックは、“名盤復刻シリーズ”として５年ぶりにジャズ・タイトルのリリースを決定。チック・コリアの傑作『ナウ・ヒー・シングス、ナウ・ヒー・ソブス』を、エソテリック特約店を通じて2025年６月28日（土）より発売する。
　1960年代後半、ジャズは多様化し、モードジャズやフリージャズ、ロックビートを取り入れたポップなジャズなど、さまざまなスタイルが登場した。そんな中、チック・コリアは、最も進歩的な解釈によるストレートアヘッドなピアノ・トリオとして、新しい風を吹き込んだ。
　本作は、チック・コリアによるピアノ・トリオとして初のレコーディングにして最高傑作といわれる不朽の名盤。ピアニストのチック・コリアのほか、新鋭ベーシストのミロスラフ・ヴィトウス、ドラムスにはベテランのロイ・ヘインズが参加し、輝かしい演奏を繰り広げる。
　１曲目の「ステップス」のスピード感、ドラム・ソロを挟んで始まる「ホワット・ワズ」のチック・コリアならではの切なく美しいメロディライン、そしてブルース・フォームによる「マトリックス」。本作のこの流れこそ、新しいピアノ・トリオの誕生を告げる演奏だった、といっても過言ではないだろう。曲順はオリジナルLPに準拠し、その後に未発表テイクが続くという完璧な録音セッションの記録となっている。
　音質もエソテリック・マスタリング・センターならではのリアリティで、ピアノ、ベース、ドラムスの配置は自然な広がりをもち、チック・コリアのやや硬質なピアノタッチの中にある、美しい余韻と澄んだ倍音成分を余すところなく刻印した。
<作品名>『ナウ・ヒー・シングス、ナウ・ヒー・ソブス（+8）』
<演奏者>チック・コリア（ピアノ）、ミロスラフ・ヴィトウス（ベース）、ロイ・ヘインズ（ドラムス）
<品番>ESSB-90308
<価格>4,000円
<発売日>2025年６月28日（土）
<問い合わせ>ティアック㈱ AVお客様相談室　℡0570-000-701　※携帯電話等からは、℡042-356-9235
<ホームページ>https://www.esoteric.jp/jp/