広く社会と文化を考える、独創的で優れた研究、評論を行う個人を顕彰する「サントリー学芸賞」。第43回となった2021年度「芸術・文学」部門にて同賞を受賞した『エチオピア高原の吟遊詩人――うたに生きる者たち』の著者・川瀬慈先生の受賞記念講座です。長年にわたり交流を続けたエチオピアの吟遊詩人たちの活動や生きざま、唯一無二の表現について語っていただきます。

エチオピアの吟遊詩人を追って

講師：映像人類学者、国立民族学博物館准教授 川瀬 慈
主催：NHKカルチャー京都教室（教室／オンライン講座）
日程：2/6（日）
曜日・日時：日曜 13:30～15:00
内容：エチオピア北部で、古くから音楽を生業として生きる「アズマリ」「ラリベラ」と呼ばれる人々を、20年以上追い続けてきた川瀬慈氏。彼ら・彼女らの生き様を記録した著書『エチオピア高原の吟遊詩人――うたに生きる者たち』（音楽之友社）が、第43回「サントリー学芸賞」を受賞しました。
今回は受賞記念として、アズマリが歴史的に担ってきた社会的役割、音楽文化の豊かさ、聴衆との巧みな掛け合いから生まれる唯一無二の表現について語っていただきます。
アズマリだけのコミュニケーションツール“隠語”を覚え、深い交流を続ける川瀬氏だからこそ見えてくる視点で、音楽、芸能の根源的な力について考えます。

お申し込み・詳細：
【教室受講（京都教室）】https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1242879.html
【オンライン受講】https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1243819.html

参考資料：『エチオピア高原の吟遊詩人――うたに生きる者たち』

＜著者による映像作品＞