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マウリツィオ・ポリーニ

「知・情・意」を備えた現代最高峰のピアニストのすべて

  • あの衝撃デビューから、今もなお、ピアノ界のリーダーであり続ける!

音楽の友レコード芸術

定価
1,760円 (本体1,600円+税)
判型・頁数
B5・160頁
発行年月
2020年11月
ISBNコード
9784276963153
商品コード
963150

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内容紹介

20世紀後半~現代のピアノ界を代表する巨匠、マウリツィオ・ポリーニのすべてがわかるムック。1960年「ショパン・コンクール」の優勝者。審査委員長だったルービンシュタインをして「ここにいる審査員の誰よりも巧い」と言わしめた。その後8年間、公の舞台から姿を消し、ミケランジェリのもとなどでさらなる研鑽を積んだ。復帰後の活躍ぶりは、ファンによく知られている。
1974年に初来日後も数年に一度のペースで来日。95年、東京で開催された「ブーレーズ・フェスティヴァル」では、20世紀のピアノ作品で構成されたリサイタルで大成功を収めた。2002年、2018年には、自らがプロデュースする大規模なフェスティヴァル「ポリーニ・プロジェクト」を東京で開催。〝弾き振り〟も披露した。数々の名盤をドイツ・グラモフォンからリリース。2019年、39年の歳月をかけて「ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全集」を完成させ、さらに2020年春、ドイツ・グラモフォン(発売:ユニバーサル・ミュージック)からリリースされたCD「ベートーヴェン 後期3大ソナタ」の新録音は、メガストア系のクラシック部門の売り上げランキングで連続1位獲得など、その人気は衰えない。その歩みを振り返りながら、氏が「音楽の友」「レコード芸術」誌に語ったこと、芸術、人となり、録音など、現代きってのピアニストの全貌を多角的に紹介する。

♪【関連情報】「2021年 ショパン特集~ショパンに浸ろう~」の特集はこちら

目次

写真でたどる巨匠の足跡

■第1章 ポリーニは語る
[Interview 2001]ポリーニ・プロジェクト 2002 in 東京(諸石幸生)
[Interview 1974]ショパン・コンクール(野村光一)
[Interview 1986]ベートーヴェン(スザンヌ・ゴナーマン)
[Interview 1992]政治、友人、音楽(ウンベルト・マジーニ)
[Interview 1993]ノーノ、ドビュッシー、シューベルト、ベートーヴェン
[Interview 1995]ウンベルト・ミケーリ・コンクール、新ウィーン楽派(岩下眞好)
[Interview 2002]ポリーニ・プロジェクト、シューマン、ミケランジェリ(林田直樹)
[Interview 2010]ブーレーズ、若者のための取り組み(岡部真一郎)
[Interview 2004]ベートーヴェン「ピアノ・ソナタ」《ディアベッリ変奏曲》(岡部信一郎)
[誌上セミナー]ベートーヴェンの最後の3つのピアノ・ソナタ(百瀬喬)

■第2章 ポリーニの素顔
ポリーニの足跡をたどる(柴田龍一)
素顔のマエストロ(岡部真一郎)
偉大なる芸術家、思想家 マウリツィオ・ポリーニ(ウンベルト・マジーニ)

■第3章 ポリーニの芸術
ポリーニのピアニズムの変遷を探る(満津岡信育)
[Review]1974年初来日公演を聴いて(宇野功芳)
初来日秘話(東条碩夫)
現代が生んだ奇跡のピアニスト(武田明倫)
〝完全無欠〟1980年代のポリーニのピアニズム(関孝弘)
〝オペラ指揮者〟としてのポリーニ(髙崎保男)
2010年の演奏会を聴いて(濱田滋郎・平野昭)
ポリーニとその共演者たち(戸部亮)
[調律師は語る]鶴田昭弘・アンジェロ・ファブリーニ(百瀬喬)

■第4章 来日公演データ&ディスク・レヴュー
来日公演データ
ディスク・レヴュー(舩木篤也・満津岡信育・戸部亮)

[巻末年譜](戸部亮)