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佐伯茂樹の本

新名曲解体新書

  • 博覧強記の音楽人による蘊蓄が全開、読みごたえ満点のムック!
  • 音楽と濃くつきあい続けた佐伯茂樹のすごさが、この一冊に結実

佐伯茂樹 著/音楽の友レコード芸術

定価
1,650円 (本体1,500円+税)
判型・頁数
B5・160頁
発行年月
2020年1月
ISBNコード
9784276963030
商品コード
963030

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内容紹介

 2019年8月1日に他界した音楽評論家でトロンボーン奏者、オフィクレイド奏者の佐伯茂樹の音楽論考集。楽曲分析、楽器発達史などの分野における、氏の傑出した情報量と博学ぶりは、「名曲の『常識』『非常識』~オーケストラのなかの管楽器考現学」「名曲の暗号~楽譜の裏に隠された真実を暴く」、ONTOMO MOOK「オーケストラ~楽器の仕組みとルーツ」「ピリオド楽器から迫るオーケストラ」に結実している(いずれも音楽之友社刊)。
 「音楽の友」2019年9月号、21回で絶筆となった連載「新名曲解体新書」を中心に据え、氏が「音楽の友」「レコード芸術」に執筆されたインタヴュー記事、特集記事やコラム、CD評などを併せた《佐伯茂樹のクラシック音楽講座》とでも言うべき、氏の蘊蓄が全開のムック。

目次

追悼・佐伯茂樹(フランソワ・グザヴィエ=ロト/西澤誠治/満江菜穂子)

■第1章 新名曲解体新書
モーツァルトは《魔笛》の序曲にトロンボーンを使っていなかった?
ブラームスは「交響曲第3番」に小さいアルトトロンボーンを使うことを望んでいた?
ヴェルディ「《運命の力》序曲」はヴァルヴ・トロンボーンの表現を想定して作曲された?
ハイドン「交響曲第60番《うかつ者》」ではどうして曲を中断してチューニングするのか?
ベートーヴェンの《田園》で嵐の場面以外ティンパニが休んでいるのはなぜ?
なぜベートーヴェンの「交響曲第8番」の初演は不評だったのか?
ベートーヴェン「交響曲第9番」の行進曲はどのようなテンポだったのか?
[コラム]コン・ソルディーノ con sordino
シューベルトの《冬の旅》に出てくるポストホルンには別れの意味があった?
R・シュトラウスはなぜ「ホルン協奏曲第1番」の60年後に「第2番」を書いたのか?
ラヴェル《亡き王女のためのパヴァーヌ》のソロはナチュラル・ホルンのために書かれた?
どうしてベルリオーズは《幻想交響曲》で勇壮なパッセージをコルネットに託したのか?
ビゼー「歌劇《カルメン》」のトランペット・パートはコルネットだった?
ショパン「ピアノ協奏曲第2番」─―「ショパンはオーケストレーションが本当に下手だったのか?」
ブラームス「交響曲第2番」には死の世界が埋め込まれている?
[コラム] ゲシュトップト gestopft
ブラームスは「クラリネット五重奏曲」にどんな音を求めていたのか?
どうして《モルダウ》や《ローレライ》は6/8拍子で書かれているのか?
どうしてチャイコフスキー「交響曲第6番《悲愴》」第3楽章の後で拍手が起きてしまうのか?
ラヴェル《ボレロ》のサクソフォーン・ソロが指定通りの楽器で演奏されないのはなぜ?
《蝶々夫人》で指定されているヴィオラ・ダモーレは「愛の楽器」ではなかった?
マーラー「交響曲第5番」冒頭のファンファーレは軍楽隊の信号だった?
レスピーギ《ローマの松》の鳥の声はSPレコードをかけるという指定だった?

■第2章 超〝シゲキ的〟音楽論考
J・S・バッハ《無伴奏チェロ組曲》の録音史
[コラム]バロック・ホルンとナチュラル・ホルン
管楽器から見たモーツァルト名曲解剖
ブラームス演奏の神髄
「ブルックナーらしさ」とは何か?
《ボレロ》《ラプソディ・イン・ブルー》自作自演録音秘話
作品に隠された暗号
カリスマ指揮者の系譜
ピリオド・アプローチ録音史
3大オーケストラの過去・現在・未来

■第3章 アーティスト・ディスクを語る
[Interview]オラフ・オット
[Interview]フランソワ=グザヴィエ・ロト
[Interview]シギスヴァルト・クイケン
[Interview]福川伸陽
[Interview]エマニュエル・パユ
[Interview]マテュー・デュフォー
[Interview]ペトラ・ミュレヤンス
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
リッカルド・シャイー
ニコラウス・アーノンクール
[ディスク]アーノンクール&コンツェントゥス《ミサ・ソレムニス》
[ディスク]レ・ヴァン・フランセ「協奏交響曲集」
[ディスク]インバル&チェコ・フィル「マーラー 交響曲第7番《夜の歌》」
[ディスク]ラトル&ベルリン・フィル「ベートーヴェン交響曲全集」
[ディスク]セガン&フィラデルフィア管《春の祭典》、ヨーロッパ室内管「シューマン交響曲全集」
[ディスク]ミンコフスキ&ルーヴル宮音楽隊 モーツァルト「交響曲第40番」「同第41番《ジュピター》」
[ディスク]クイケン&ラ・プティット・バンド「J・S・バッハ ブランデンブルク協奏曲全曲」
思い出の1枚
著者プロフィール
奥付