内容紹介
日本を代表する高校合唱部の伝統校、福島県立安積黎明高等学校(旧:福島県立安積女子高等学校)合唱団の委嘱により、2021~2023年に初演された女声合唱曲集。3年間の間に定期演奏会や各コンクールで同合唱団によって演奏され、2023年8月18日(けんしん郡山文化センター 大ホール)安積黎明高等学校合唱団 第53回定期演奏会(指揮:星英一/ピアノ:鈴木あずさ)にて全曲初演された。テキストは中原中也の生前に唯一刊行された詩集『山羊の歌』(1934年)の24番目に置かれた詩である『盲目の秋』全4篇。女優・長谷川泰子を求め、小林秀雄と三角関係にあった中也が、泰子を一途に求め乞うた想いが投影された恋愛詩である。鈴木輝昭はその壮絶な想いを真摯に受け止め、美しくも力強く、しなやかな女声合唱作品へと昇華した。コンクールの自由曲として抜粋の演奏はもちろん、演奏会のレパートリーとして全曲をぜひ歌ってほしい。
[難易度]中級 [対象]中学生・高校生・大学生・一般合唱団
●全曲続けての視聴(Youtube再生リスト)はこちら
[難易度]中級 [対象]中学生・高校生・大学生・一般合唱団
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曲目
- 1 [Ⅰ]風が立ち、浪が騒ぎ(ca.6'30") 【女声4部合唱/伴奏:ピアノ】 作詞:中原中也 / 作曲:鈴木輝昭
- 2 [Ⅱ]これがどうならうと(ca.4'30") 【女声4部合唱/伴奏:ピアノ】 作詞:中原中也 / 作曲:鈴木輝昭
- 3 [Ⅲ]私の聖母(サンタ・マリア)(ca.6'20") 【女声4部合唱/伴奏:ピアノ】 作詞:中原中也 / 作曲:鈴木輝昭
- 4 [Ⅳ]せめて死の時には (ca.6'10") 【女声4部合唱/伴奏:ピアノ】 作詞:中原中也 / 作曲:鈴木輝昭