内容紹介
マーラーの姪であり、ヴァイオリニストであったアルマ・ロゼ。ウィーン・フィルのコンサートマスターを父に持つ彼女は、「ウィーンナー・ワルツ女性アンサンブル」という女性だけの楽団を結成。だがナチスによってアウシュヴィッツに収監される。しかしそこでも女性だけの音楽隊の指揮者として活躍するが、希望が見え始めた矢先、何者かに毒を盛られたのか、37歳という若さで急死してしまう。
当時の貴重な証言と写真をもとに、時代を駆け抜けたアルマ・ロゼの短い生涯に思いを馳せる。特に女性に読んでいただきたい、極上のノンフィクション。
当時の貴重な証言と写真をもとに、時代を駆け抜けたアルマ・ロゼの短い生涯に思いを馳せる。特に女性に読んでいただきたい、極上のノンフィクション。
目次
主な登場人物
はじめに
第一部 ウィーン
Ⅰヴァイオリニスト 1906年―1926年
1 名門の家系
2 原点は一歳
3 マーラーのデスマスク
4 アルマの部屋
5 ヴァイオリンこそ鍵
6 デビューリサイタル
Ⅱ結婚 1927年―1932年
7 「パガニーニの再来」とは
8 天才から学ぶ
9 靴を履いて寝る男
Ⅲワルツの指揮者 1933年―1937年
10 「ウィーンナー・ワルツ女性アンサンブル」の設立
11 ついに有名人
12 離婚、そして新しい恋人
Ⅳウィーン脱出 1938年―1939年
13 三人の失職
14 母の死
15 偵察旅行
16 父とイギリスへ
Ⅴオランダで 1939年―1942年
17 キャリアウーマン
18 恋の破綻
19 兄への手紙
20 ある冒険
21 便宜上の結婚
22 打撃
第二部 アウシュヴィッツ
Ⅵ逃避行と逮捕 1942年12月―1943年7月
23 逃避行
24 同伴者による話
25 逮捕
26 ドランシー収容所
Ⅶアウシュヴィッツ強制収容所 1943年7月―1944年3月
27 輸送列車「57」
28 実験病棟での一言
29 キャバレー音楽
30 強制収容所の音楽隊
31 指揮者に命じられる
Ⅷ「アルマ夫人」と呼ばれて 1943年7月―1944年3月
32 団員たち
33 どん底で音楽
34 「うまく弾かねば、ガス室へ行くことになるでしょう」
35 レパートリー
36 生活改善の要求
37 カリスマ
Ⅸ何があったのか 1944年4月2日―4月5日
38 最後の日曜コンサート
39 誕生日会
40 突然の死(1944年4月4日、そして5日)
Ⅹ残照
41 自死設
42 他殺設
43 真相
44 ショパンの『別れの曲』
45 「私のこと、忘れないでね」
46 マーラーの姪
おわりに
添付資料1 レパートリーの曲目
添付資料2 リチャード・ニューマン氏の面影
参考文献
はじめに
第一部 ウィーン
Ⅰヴァイオリニスト 1906年―1926年
1 名門の家系
2 原点は一歳
3 マーラーのデスマスク
4 アルマの部屋
5 ヴァイオリンこそ鍵
6 デビューリサイタル
Ⅱ結婚 1927年―1932年
7 「パガニーニの再来」とは
8 天才から学ぶ
9 靴を履いて寝る男
Ⅲワルツの指揮者 1933年―1937年
10 「ウィーンナー・ワルツ女性アンサンブル」の設立
11 ついに有名人
12 離婚、そして新しい恋人
Ⅳウィーン脱出 1938年―1939年
13 三人の失職
14 母の死
15 偵察旅行
16 父とイギリスへ
Ⅴオランダで 1939年―1942年
17 キャリアウーマン
18 恋の破綻
19 兄への手紙
20 ある冒険
21 便宜上の結婚
22 打撃
第二部 アウシュヴィッツ
Ⅵ逃避行と逮捕 1942年12月―1943年7月
23 逃避行
24 同伴者による話
25 逮捕
26 ドランシー収容所
Ⅶアウシュヴィッツ強制収容所 1943年7月―1944年3月
27 輸送列車「57」
28 実験病棟での一言
29 キャバレー音楽
30 強制収容所の音楽隊
31 指揮者に命じられる
Ⅷ「アルマ夫人」と呼ばれて 1943年7月―1944年3月
32 団員たち
33 どん底で音楽
34 「うまく弾かねば、ガス室へ行くことになるでしょう」
35 レパートリー
36 生活改善の要求
37 カリスマ
Ⅸ何があったのか 1944年4月2日―4月5日
38 最後の日曜コンサート
39 誕生日会
40 突然の死(1944年4月4日、そして5日)
Ⅹ残照
41 自死設
42 他殺設
43 真相
44 ショパンの『別れの曲』
45 「私のこと、忘れないでね」
46 マーラーの姪
おわりに
添付資料1 レパートリーの曲目
添付資料2 リチャード・ニューマン氏の面影
参考文献