• ムジカノーヴァ 2017年12月号

雑誌 ムジカノーヴァ

ピアノを教える人、学ぶ人の雑誌

ムジカノーヴァ 2017年12月号

  • 悩みを強みに! 最新 ピアノ教室運営術
  • 今月の1曲:プロコフィエフ《10の小品》Op.12-7《前奏曲「ハープ」》
定価
922円 (本体838円+税)
判型・頁数
A4変
発行年月
2017年11月
JANコード
4910085191271
商品コード
181712

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内容紹介

[特集]
悩みを強みに!

最新 ピアノ教室運営術
◆ビジネスの思考をピアノ教室の経営に取り入れよう
適切な「目標設定」と「PDCAサイクル」で目標達成を(大内孝夫)
『「音楽教室の経営」塾』シリーズの著者・大内孝夫さんに、ビジネスの観点からピアノ教室の経営に役立つ二つのフレームワークを教えていただきました。

◆教室運営を長年続けるための4つのツボ(二本柳奈津子)
 導入から上級まで育て上げる指導法が注目され、今年で30回目のピアノ発表会を迎えるベテラン指導者・二本柳奈津子先生に、教室運営を長く続けるための秘訣について教えていただきました。

◆ピアノの先生のお悩み座談会(星野真之)
 とある楽器店に不思議なマネージャーがいる。ピアノの先生を応援することを生き甲斐として30年余。氏の奥さんの教室は、そのノウハウを活かして生徒数130名の規模まで発展しているという――そんなカリスマ・マネージャーが4人のピアノの先生方のお悩みに優しく、時に厳しく本音で答えます。

◆これからのピアノ教室に欠かせない――失敗しないホームページ制作の予備知識(後藤英夫)
 今はピアノ教室のホームページ(HP)があることが当たり前になり、さらにHPの質が問われるようになりました。せっかく教室HPを作ったのに、思ったように効果が出ないというお悩みはありませんか?それには原因が必ずあります。失敗しないHP制作について、プロフェッショナルに教えていただきました。

[今月の1曲]
プロコフィエフ《10の小品》Op.12-7《前奏曲「ハープ」》

[今月の1曲 連動企画]
◆誌上講座① アナリーゼ
美しいシンメトリー構造の“山登り”に出発!(壺井一歩)
 この曲はABAの3部形式ですが、実は最初のAが登り、Bが頂上、再び出て来るAが下りになっている……?!見事なシンメトリー構造を山登りに見立てるユニークな方法で、楽しくアナリーゼを進めましょう。

◆誌上講座② 演奏・指導法
透明感のある芸術的作品を、さりげなく素敵に演奏しよう(有森 博)
モスクワにて研鑚を積んだ後、ショパン、シドニー、チャイコフスキーなど数多くの国際コンクールに入賞し、ロシア音楽のエキスパートとして活躍をしている筆者。プロコフィエフ作品の特徴や、今月の1曲を弾く際に「技術的に気を付けたい点」「音楽的に大切にしたい点」について、譜例を挙げながら解説します。

◆今月の1曲 豆知識
今月の1曲にまつわる豆知識を、譜例を用いながら解説します。

◆練習課題① ソルフェージュ(西尾 洋)
「今月の1曲」の演奏をより豊かなものにするためのソルフェージュ。今回は、「ロングトーン」「和音速読」「音色」「長いフレーズ」を学ぶ、4つの課題を掲載しました。

◆練習課題② エチュード(奈良井巳城)
「今月の1曲」を演奏する際に必要となるテクニックを身につけるためのエチュード集。
右手の分散和音、左手メロディーラインのバランス、手首のスナップを使ったスタッカート奏法の各トレーニングについて、教えていただきます。

[トピックス]
◆当日合わせるだけでOK 発表会で使えるスギテツ流アンサンブル
《線路は続くよどこまでも》復路編(杉浦哲郎)
事前にメロ譜を配り、好きな楽器を持ち寄ってもらえば、当日合わせるだけで誰もが参加できるスギテツの簡単アンサンブル。《線路は続くよどこまでも》を題材に、同じ曲でも曲調が変わると表現方法も変わることを、子どもたちに体感してもらいます。今回は復路編。

◆Report ピティナ若手会員交流会
9月19日(火)に東音ホールで、35才以下のピティナ若手会員向けの交流会が開催され、若手ならではの悩みや情報を共有する場となりました。その模様をレポートします。

[連載]
◆楽器ミュージアム(湯浅玲子)
 毎月一つずつ美しいイラストで楽器を紹介していくカラー連載。各部分の名称と役割・材質・大きさ・音域・調弦といったデータと、楽器の歴史と音色、名曲を掲載。今月はヴィオラを取り上げます。
◆作曲家☆誕生日占い(前島美保)
 この世に生まれし誰もが持つ誕生日。作曲家の誕生日からは意外な素顔が見え隠れします。おなじみの作曲家に、毎月、少しスピリチュアルに迫ります。今月は、いて座のベートーヴェンです。
◆レッスン密着レポ 村手静子①(飯田有抄)
 話題・注目の演奏家や指導者によるレッスンの模様を誌上で再現する隔月連載。最終回では『ロシア奏法によるピアノ教本 はじめの一歩』を訳された村手静子先生による指導者向けセミナーの内容を4号連続でお届けします。今号ではよく響く音を出す、基本の手の形の作り方・使い方をイラストとともに紹介。初回から必読です!
◆Mentor Interview~師の教え、師を語る
藤井一興(堀江昭朗)
 名ピアノ指導者の指導理念に迫るインタビューシリーズ。ご本人や師事したピアニストにお話をうかがっていきます。第14回は藤井一興先生。ソロ、室内楽のピアニストで、作曲家としても活躍されています。今回は、恩師でピアノ教本の著者としても有名なピュイグ=ロジェ氏の教えについてを中心にお話しいただきました。
◆歴史的楽器に学ぶ 作曲家別ピアノ・レッスン~モーツァルト・ベートーヴェン・ショパン~(久元祐子)
 ピアノ作品を演奏したり、指導したりする上で、それぞれの時代のピアノの特徴と作曲家が愛用していた楽器を知ることはとても重要なこと。そこで、歴史的楽器を使っての演奏や録音に力を入れられている久元祐子先生に、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンの作品について、作曲家とピアノと作品の関係を紐解きながら解説していただきます。
◆ピアニストの魔法を教えて!リカの玉手箱(宮谷理香)
 95年ショパン国際ピアノコンクール第5位入賞のピアニスト、宮谷里香さんがピアニストの日常や舞台裏について飾らぬ声をお届けする連載。今月のテーマは「ピアニストの考える 自己プロデュースとは?」。
◆子どもの発達特性に合わせたレッスン(小野田 誠/平岡あや子)
 児童や生徒の15人に1人は「該当する可能性がある」とされる発達障害。臨床心理士の小野田誠先生、ピアノ指導者・音楽療法士の平岡あや子先生に、臨床心理とピアノ指導の両面から、生徒の個性に合わせたレッスン方法をご解説いただきます。第2回は「子どもの特性に沿った関わり方」。
◆バッハ《インヴェンション》のすべて(村上 隆)
 毎月1曲ずつ、第1番から順番に取り上げて、楽譜にスラーや装飾音を書き込む形で詳細な演奏・指導法を紹介する連載。今月は、頻繁に登場する大小ヘミオラが特徴的な「第4番」を取り上げます。
◆パスカル・ドゥヴァイヨンのドビュッシー《前奏曲集》にチャレンジ!(パスカル・ドゥヴァイヨン)
 パスカル・ドゥヴァイヨン教授による、ドビュッシー『前奏曲集』の具体的な演奏方法についての誌上講座。ペダルの使い方やタッチの仕方など、丁寧に解説していきます。今回取り上げる曲は、《風変わりなラヴィーヌ将軍》と《沈める寺》。カワイ音楽振興会との連動講座です。
◆樹原涼子の『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』活用法(樹原涼子)
 音楽を自由自在に表現するための画期的なテクニック教本『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』。その活用法を著者の樹原涼子先生にご解説いただきます。
◆おとがたり(江口文子)
 門下から国際的に活躍する数多くのピアニストを輩出している江口文子先生。音楽に関する考察を、物語とエッセイで綴ります。
◆楽譜調査室(井上史枝/谷川賢作)
 「調査1」は「男の子が喜んで弾きたくなる曲」。男の子の生徒が多く、曲探しも得意な井上史枝先生に選曲のコツや、おすすめの曲を教えていただきました。「調査2」の「オントモ楽譜情報」では、「スケッチ・オブ・ジャズ2」作曲者の谷川賢作さんより、読者に向けたメッセージや、演奏のポイントを解説していただきました。
◆プロ意識を持ったピアノ指導者になろう!~教室運営からレッスン実践まで(益子祥子)
 人気のピアノ指導者、ますこしょうこ先生がこれまで全国のピアノ指導者と一緒に考えてきた「ピアノ教室運営」と「レッスンの実践」について、たくさんの提案と具体例をお伝えする連載。今月のテーマは、「社会の中のピアノ教室の役割を確認する」。
◆ムジカ ザ スポットライト(南葵音楽文庫/Xmas国際音楽祭)
 今話題のイベント主催者から、「ムジカノーヴァ」読者へ向けたメッセージをお届けします。
◆生徒と見たい聴きたいCD&DVD(百瀬 喬)
 最近リリースされた音楽ソフトからピアノ教室におススメの1枚をご紹介します。
◆ムジカ図書館(山本美芽)
 ピアノ教本研究家が、指導者・学習者双方に役立つ本をご紹介します。
◆演奏会批評
 2017/9/5~9/23の演奏会より(雨宮さくら、河原 亨、柴田龍一、高瀬佳子、時 幹雄、原 明美、伴 玲児、道下京子)
◆明日のレッスンに使える おもしろ音楽史(萩谷由喜子/吉田しんこ)
 エッ?と驚く音楽史の知られざるエピソードに、楽しい4コマ漫画を添えてお届けします。レッスンの話題にぜひご活用ください。
◆ムジカ情報館
 「セミナー」(2017/11/20~12/31)と「コンクール&オーディションetc.」(予選・第1次選考・音源審査etc.:2018/3/1~3/31)

[教材]
◆レッスンに上手に取り入れよう! マサさんのケンハモ講座(松田 昌)
 手軽にアンサンブルが体験でき、フレーズ感を学べるなどの理由で、レッスンや発表会で活用する先生も増えている鍵盤ハーモニカ(ケンハモ)。ケンハモ奏者として活躍し、著書の出版や、講座を多数開催している松田昌先生に、ケンハモの演奏法、レッスンでの活用の仕方、発表会での有効な使い方などをご紹介いただきます。「マンスリー・ソング」はジャズアレンジの《ハッピージングルベル》。松田先生による実演動画も見られます。

◆アミちゃんと おんぷのおさんぽ(大道友萌子、山本美芽)
ピアノを習い始めたばかりの「アミちゃん」と一緒に、お散歩をしながら楽しく譜読みを進めていきます。塗り絵もできる絵本教材です。今回は「ト音記号とヘ音記号」が登場します。

◆楽譜
ピアノひよっこちゃんの たのしい歌あそび(後藤ミカ)
ピアノを習い始めたばかりの小さな生徒を対象とした、かわいらしい歌あそび楽譜。歌って手あそびをしながら、楽しく指のトレーニングやリズム練習をすることができます。今月の歌は《すっぱいレモン》。後藤ミカ先生による実演動画も見られます。

◆楽譜
音の宝石箱 for Kids(安倍美穂)
 子どもたちが大好きなポピュラー作品を、やる気を引き出す工夫満載のアレンジでお届けします。今月の曲は、先日電撃引退発表をした、安室奈美恵の《CAN YOU CELEBRATE?》です。

[巻末とじ込み]
◆今月の楽譜
季節を感じる 発表会向け連弾楽譜~交響曲・ピアノ協奏曲~
ラフマニノフ:《ピアノ協奏曲 第2番》より第1楽章(轟 千尋)
季節にちなんだ、オーケストラやピアノ協奏曲などの名曲のピアノ連弾楽譜。発表会向けの、弾き応え&聴き応えありのアレンジです。今回は、プリモ・セコンドともに中級レベルです。

◆特別付録
音楽地図9 北欧(湯浅玲子)

12月号で取り上げた曲一覧
※「今月の1曲」以外の作品(括弧内は取り上げた記事のタイトル)
アメリカ民謡:線路は続くよどこまでも(発表会で使えるスギテツ流アンサンブル)
小室哲也:CAN YOU CELEBRATE?(音の宝石箱)
ジェームズ・ロード・ピアポント:ジングルベル(マサさんのケンハモ講座)
谷川賢作:アンリーズナブル・パッション(楽譜調査室)
谷川賢作:エンドレス・エクスキューズ(楽譜調査室)
谷川賢作:オールド・グランパズ・シンプル・ジョーク(楽譜調査室)
ドビュッシー:《前奏曲集》第1集より〈沈める寺〉(パスカル・ドゥヴァイヨンのドビュッシー《前奏曲》にチャレンジ!)
ドビュッシー:《前奏曲集》第2集より〈風変わりなラヴィーヌ将軍〉(パスカル・ドゥヴァイヨンのドビュッシー《前奏曲》にチャレンジ!)
バッハ:インヴェンション第4番(バッハ《インヴェンション》のすべて)
モーツァルト:《ピアノ・ソナタ第13番》KV333 第1楽章(歴史的楽器に学ぶ 作曲家別ピアノレッスン)
ラフマニノフ:《ピアノ協奏曲 第2番》より第1楽章(とじ込み楽譜/季節を感じる発表会向け連弾楽譜)
『ロシア奏法による はじめの一歩』~No.1《リス》、No.2《ラードゥシキ 子どもの遊び歌》、No.4《鐘が鳴る》、No.5《ミツバチ》、No.9《二匹の子ネコ》、No.11《ドレミのワルツ》、No.14《フクロウ》、No.23《子ウマ》、No.24《ワルツ》、No.53《練習》(レッスン密着レポ)