• ムジカノーヴァ 2013年11月号

雑誌 ムジカノーヴァ

ピアノを教える人、学ぶ人の雑誌

ムジカノーヴァ 2013年11月号

  • 音楽はピアノだけじゃない! 鑑賞導入で変わるレッスン
  • 楽譜:「風立ちぬ」主題歌《ひこうき雲》(荒井由美) ほか
定価
922円 (本体838円+税)
判型・頁数
A4変
発行年月
2013年10月
商品コード
181311

完売のため、お取り扱いできません。
ご了承ください。

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内容紹介

〔特集〕音楽はピアノだけじゃない! 鑑賞導入で変わるレッスン

<バロック>J.S.バッハ《ブランデンブルク協奏曲》を聴いて《イタリア協奏曲》を弾いてみよう(杉浦日出夫)
 《ブランデンブルク協奏曲》の形式や楽器編成を学んだ後、それをもとにバッハが《イタリア協奏曲》に仕込んだ様々な“隠し味”を発見していく過程を紹介します。
<古典派>モーツァルト、ベートーヴェンからクーラウまで 豊かな多様性を表現しよう(浦壁信二)
 モーツァルトのソナタや《トルコ行進曲》、ベートーヴェンのソナタ、クーラウのソナチネを例に挙げながら、これらの曲を弾く際に、ピアノ曲以外の楽曲を聴くことで、どんなヒントが得られるかを解説します。
<ロマン派>さまざまな楽器の特徴を体感して ピアノの誇るべき長所を活かそう(松本あすか)
 ピアノという楽器の“不得意なこと”を他の楽器からどう学び、学んだことをどのようにピアノ演奏に反映するかを、ショパン《バラード第1番》やリスト《愛の夢》などを例に挙げながら考察します。
楽器別 おススメ曲(ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団 指揮者 オカピ)
 弦楽器、木管楽器、金管楽器、それぞれの楽器の魅力を堪能できる作品を、「ソロ曲」「活躍する曲」「ベスの仲間たちによる演奏(CD)」の3つに分けて掲載しました。

[とじ込み付録]
◆解答&解説
 教材コーナーの解答と解説。切り離して使えるミシン目入りです。
◆教材ポスター 楽器の森(小澤一雄)
 テューバ奏者の大毛須寅二郎(おおけす・とらじろう)、通称「オケのトラさん」が、オーケストラの楽器が生息する「楽器の森」を案内する楽しい教材ポスター。(544ミリ×397ミリ)

[カラー]
◆ベスが紹介!オーケストラの楽器
 特集連動企画。連載『ベスのピアノ物語』の主人公ベスが、ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団のメンバーの演奏写真とともに、各楽器の特徴などを紹介する子ども向け“ふりがな付き”読み物。
◆想像しよう!考えよう!音楽図鑑(佐野真澄) 
 イラストや写真を見て、質問に答え、想像を膨らませる。そして、思い描いたイメージを音楽で表現してみる。そんなレッスンを提案する教材です。今月はローデ作曲《あやつり人形》。

[トピックス]
◆ミューザ川崎シンフォニーホール・音の放課後プロジェクト『音のシャベリ場』
 参加者が音楽家とおしゃべりをしたり、リハーサルを見学したりできる『音のシャベリ場』。音楽をよりおもしろく、より身近に感じることができるイベントをご紹介。
◆report ピアノランドフェスティバル2013(船越理恵)
 14回目を迎えた、樹原涼子氏による夏の一大イベント。今年の新企画「きみもピアニスト! めざせ 作曲家!」など、小原孝氏らと繰り広げた今年のステージの様子をレポートします。
◆日本ピアノ教育連盟 クラウディオ・ソアレス公開講座
 日本ピアノ教育連盟主催の公開講座「スペシャリストのピアノ初期指導法~貴方のレッスンが変わる! 名教師のコツでレヴェル・アップを!~」より、クラウディオ・ソアレス氏による講座の一部を抜粋し、誌上講座として再構成してお届けします。
◆report 第37回ピティナ・ピアノコンペティション(山本美芽)
 今回、わが子をコンペティションに初めて参加させた筆者が、その体験と特級グランプリ記者発表の取材を通して気づいたこと、感じたことを、参加者の視点でレポートします。

[連載]
◆コンクールetc.課題曲レクチャー(当摩泰久)
 各種コンクールの課題曲から毎号1曲を取り上げ、深く掘り下げて学ぶシリーズ。カラーで見やすい楽曲分析ページが自慢です! 第13回は、「第6回 Miyoshi Netピアノコンクール」課題曲より、三善 晃 作曲《浜百合の恋》~『海の日記帳』。
◆楽譜調査室(萩原謠子、春畑セロリ)
 「調査1」の「発表会の曲」では、大阪府堺市の萩原謠子先生が、あまり練習しない生徒でも弾き映えのする曲を、「調査2」の「オントモ楽譜情報」では、作曲家の春畑セロリ先生が、新版『ブルクミュラー18の練習曲』の魅力を教えてくださいました。
◆レッスン密着レポ 赤松林太郎(飯田有抄)
 話題・注目の指導者によるレッスンの模様を誌上で再現する隔月連載。レッスン全体の流れ、指導ポイント、効果的な練習法、先生へのインタビュー等、盛りだくさんの中身です。
◆続 時間がくれたもの(江口文子)
 多くのピアニストを育てた江口文子先生。2008年に本誌で連載し、好評だったエッセイの続編です。
◆ピアニストの名言 ゲルハルト・オピッツ
 創刊以来、「ムジカノーヴァ」のインタビューに登場したさまざまなピアニスト。その言葉を厳選し、紹介します。
◆ピアニスト探訪 パーヴェル・ネルセシヤン(堀江昭朗)
 この夏、「ロシアン・ピアノスクールin 東京」の講師として来日したネルセシヤン氏。モスクワ音楽院の名教授セルゲイ・ドレンスキー氏の後継者でもある彼が、自身の受けてきた教育、現在の教授活動などについて語ります。
◆Dr.DとR助手のピアノクリニック(パスカル・ドゥヴァイヨン)
 ベルリン芸術大学教授の筆者が、学生のレッスン中に触れた問題点とその解決策を、独特のユーモアを交えて語ります。
◆作曲家の音楽スタイルと言語を探る旅(イヴ・アンリ)
 パリ国立高等音楽院教授で、作曲家としても活躍するピアニストが、ムジカノーヴァのために特別に書きおろした曲を用いて、過去の作曲家たちの音楽スタイルをわかりやすく伝授。効率的な練習メソッドも紹介しています。
◆ピアノの先生 コミュニティ訪問(石黒加須美)
 ピアノの先生たちの活動内容やメンバーの素顔を紹介。コミュニティから寄せられた記事のリクエストにもお応えします。今回は「ピティナ木更津アクアステーション」。リクエストは「子どもの自宅練習に付き合えない親御さんへのアドバイス」について。
◆バッハへの道(北村智恵)
 「バッハは苦手」「生徒に教える自信がない」という方々を、「本当は楽しいインヴェンション」に通ずる道へとお連れします。
◆ムジカノーヴァ子ども音楽塾 (湯浅玲子)
 生徒さんの「なぜ」「どうして」に答える不定期連載。今回は特集連動企画で、「楽器の組み合わせには、どんなものがある?~楽器編成のお話」。
◆レッスンに笑顔を運ぶメンタルトレーニング(大場ゆかり)
 レッスンにまつわる様々な問題を解決へと導く、メンタルトレーニング等の技法を用いた指導例をご紹介します。
◆先生の愛情レッスングッズ(市木嵜みゆき)
 手作りのものから市販のものまで、レッスンで効果を実感した先生自慢のグッズを、毎号紹介していきます。
◆簡単! 便利! デジタルなレッスン(熊谷麻里)
 動画の閲覧や投稿が手軽にできるYouTube。レッスンや発表会で積極的に活用している筆者が、具体的な活用例や、動画のアップロードのしかたを解説します。
◆今月のプレトーク 藤 拓弘(堀江昭朗)
 今、もっとも注目したいアーティスト、教育者などにインタビューします。
◆ムジカ ザ スポットライト 辻井伸行/イヴ・アンリ
 いま話題のあの方から、「ムジカノーヴァ」読者へ向けたメッセージをお届けします。
◆生徒と見たい聴きたいCD&DVD(百瀬 喬)
 最近リリースされた音楽ソフトからピアノ教室におススメの1枚を紹介。
◆ムジカ図書館(山本美芽)
 ピアノ教本研究家が、指導者・学習者双方に役立つ本を紹介します。
◆演奏会批評8/24~8/31(雨宮さくら、壱岐邦雄、石川哲郎、原 明美、道下京子)
◆あんな話・こんな話(秋末直志)
 短いコラムの中に、レッスンのヒントがぎっしり。先生の説明力アップをお手伝いします。

[教材]
◆ムジカばーばの 突撃!となりのレッスン室(石嶺尚江、吉田しんご)
 ピアノ指導において大切なことを、ムジカばーば(ピアノの先生応援キャラクター)が日本中を旅しながら全国各地の先生方へ伝えていきます。
◆トレーニング タイム
・譜読み編(松下恵子)
 習い始めの“超初心者”にオススメの譜読みトレーニングです。
・リズム編(松下恵子)
 音やメロディーを思い浮かべながら取り組めるリズム課題です。
・初見編(高橋千佳子)
 楽譜の「予見」をするためのヒントが満載の内容です。
◆ドリル
・オーケストラ クイズ(佐伯茂樹)
 特集連動企画。解答欄から正解を探す選択式なので、レッスンだけでなく、各種イベントでもご活用ください。
◆講座
・音を感じる新曲視唱(高橋千佳子)
 長年ソルフェージュ教育に携わる筆者による、音の機能を感じるための新曲視唱課題。レッスン曲の演奏でも活かされる歌心を育てます。
・耳を開く聴きとり術講座 コード編(樹原涼子)
 正確に聴きとるだけでなく、音楽が心に働きかける元に興味を持ってもらうための聴音。「コード編」の2年目では、「ドミナントモーション」を聴きとります。
・うどんの鍵盤にさわらない わくわく譜読み大作戦!(松本あすか)
 音楽が大好きなイヌの「うどん」とネコの「フヨ美先生」。彼らと一緒に譜読みの方法を楽しく身につけます。
・三要素の城2(伊東光介)
 リズム、メロディー、ハーモニー、それぞれの視点から、さまざまなジャンルの実作品を時代別に見ていく、ストーリー仕立ての楽しい教材です。
・楽譜に隠されたヒントを探せ!(轟 千尋)
 どんなふうに弾いたらいいかのヒントを与えてくれる“大切な音や和音”等を、「ひんとくん」と「おんぷちゃん」と一緒に発見していきます。
◆楽譜
・わっぽん だいぼうけん(春畑セロリ)
 ユーモアあふれる絵と春畑セロリ先生のオリジナル曲で、想像力をめいっぱい働かせながらさまざまなテクニックを学んでいきます。
・音の宝石箱(安倍美穂)
 子どもたちが大好きなポピュラー作品を、彼らのやる気を引き出す工夫満載のアレンジでお届けします。今月は、《ひこうき雲》。
・コンサートサロン(後藤ミカ)
 Cポジションで弾ける名曲連弾シリーズ。今月の曲は《おひるねしよう 木の下で》(原曲:大きな栗の 木の下で)
・きせつのものがたり(轟 千尋)
 4月から3月まで1年間、毎月1曲ずつ、作曲家から生徒さんへ素敵な曲のプレゼント!
・ベスのピアノ物語(スーパーキッズ)
 『音楽の絵本』コンサートで人気の弦楽四重奏「弦うさぎ」の三女ベスが、ピアノを通して成長していく物語と、そのお話の心情や情景に合わせたピアノ曲がセットになった教材です。

〔11月号で取り上げた曲一覧〕※括弧内は取り上げた記事のタイトル
荒井由実:ひこうき雲(音の宝石箱)
イギリス民謡:大きな栗の 木の下で(コンサートサロン)
ギロック:サマータイムポルカ(楽譜調査室)
ギロック:パリの花売り少女(楽譜調査室)
ギロック:ガラスのくつ(楽譜調査室)
クーラウ:ソナチネOp.20-1第1楽章(特集)
シューマン:『こどもの情景』より《見知らぬ国々と人々》(三要素の城2)
ショパン:バラード第1番ト短調Op.23(特集&レッスン密着レポ)
ショパン:ピアノソナタOp.35第3楽章《葬送行進曲》(Dr.DとR助手のピアノクリニック)
橋本晃一:ピアノ・オン・ザ・ロック(楽譜調査室)
橋本晃一:あやしいやつを追いかけろ(楽譜調査室)
橋本晃一:オールド・トレイン・ブギ(楽譜調査室)
橋本晃一:サイクリング・ラグ(楽譜調査室)
橋本晃一:ブラック・キャット・ブルース(楽譜調査室)
橋本晃一:勇気とやさしさと(楽譜調査室)
バッハ:イタリア協奏曲(特集)
ブルクミュラー:『18の練習曲』より《うちあけ話》(楽譜調査室)
ブルクミュラー:『18の練習曲』より《おてんば》(楽譜調査室)
ブルクミュラー:『18の練習曲』より《夜明けの祈りの鐘》(楽譜調査室)
ブルクミュラー:『25の練習曲』より《優雅な人》(楽譜に隠されたヒントを探せ!)
ブルクミュラー:『25の練習曲』より《狩》(特集)
ブルクミュラー:『25の練習曲』より《アヴェ・マリア》(わくわく譜読み大作戦!)
ベートーヴェン:ピアノソナタOp.14-1第1楽章(特集)
ベートーヴェン:ピアノソナタOp.49-2第2楽章(特集)
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67《運命》第3楽章(特集)
ベートーヴェン:ピアノソナタOp.10-3第1楽章(Dr.DとR助手のピアノクリニック)
ベートーヴェン:ピアノソナタOp.26第3楽章(Dr.DとR助手のピアノクリニック)
ペッツォルト(バッハ伝):メヌエット BWV Anh.115(バッハへの道)
三善晃:『海の日記帳』より《浜百合の恋》(コンクールetc.課題曲レクチャー)
モーツァルト:ピアノソナタKV.545第1楽章(特集)
モーツァルト:アリアKV.88《はげしい息切れとときめきのうちに》(特集)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番第3楽章(特集)
モーツァルト:オペラ《フィガロの結婚》より序曲(特集)
モーツァルト:ピアノソナタKV.331第3楽章《トルコ行進曲》(特集)
リスト:《愛の夢》第3番(特集)
ローデ:あやつり人形(音楽図鑑)
キャサリン・ロリン:サマーの夢(楽譜調査室)
キャサリン・ロリン:サマーのノクターン(楽譜調査室)