内容紹介
プロの歌手、教師、保育士、俳優、声優、会話・発語で苦労しているビジネスマン、趣味で合唱をする人、その指導者など、「声」を使うすべての人に。著者発案の歌唱の評価法としてのボイスマップ方式をはじめ、ふんだんに写真と図版を使い分かり易い。イタリアで声楽を本格的に学んだ耳鼻咽喉科の先生(=歌う医師)だからできた、歌手の発声のメカニズムに基づく正しい解剖学、生理学、音響学、基本的な声の仕組の解説。良い声を出す習慣を身に付けるために、研究データを駆使した、発声法を科学的に見ていくための手引き。最終的に、自分の出したい声をデザインする。
目次
はじめに
この本の読み方
序章:声はどのようにして作られるだろうか
良い声とはどのような声でしょうか
基本的な声の仕組み:声はどのように作られるか
コラム① 声の文化の歴史
第1章:呼吸―息は声のみなもと、どのように息がつくられるだろうか
❶呼吸運動とは
❷呼吸運動に関わる骨格
❸呼吸運動に関わる筋肉:はじめに
❹呼吸筋 胸部の筋肉
❺呼吸筋 腹部の筋肉
❻呼吸筋 横隔膜
❼気管、気管支、肺の構造
❽呼吸運動のメカニズム
❾胸式呼吸と腹式呼吸
❿呼吸法の評価法
⓫望ましい呼吸法とは MRI画像での検証
コラム②呼吸運動と健康思想
第2章:声帯振動―息はどのようにして声になるだろうか
❶声帯はどこにあるか?
❷喉頭の枠組みを構成する軟骨
❸喉頭の枠組み内の軟骨
❹頸部の筋肉:外喉頭筋
❺声帯の診察法
❻声帯の筋肉―内喉頭筋①
❼声帯の筋肉―内喉頭筋②
❽声帯の筋肉―内喉頭筋③:まとめ
❾声帯振動とは
❿声帯はなぜ振動するか①
⓫声帯はなぜ振動するか②
⓬詳しい声帯振動の1周期EGG(Electro Glotto Gram)
⓭大きい声、小さい声、高い声、低い声
⓮地声のハイスピードカメラでの声帯振動
⓯ボーカルフライのハイスピードカメラでの声帯振動
⓰裏声のハイスピードカメラでの声帯振動
⓱ホイッスルボイスのハイスピードカメラでの声帯振動
⓲特殊な声帯振動 ささやき声など
⓳地声発声での音色の変化について
⓴吸気性発声と声帯ポリープの声帯振動
コラム③“声区”とは何か
第3章:構音、共鳴―声の響きや言葉はどのように作られるだろうか
❶構音と共鳴
❷構音と共鳴に関わる口腔の構造
❸構音と共鳴に関わる咽頭の構造
❹顎関節の構造と運動咽頭
❺声道と共鳴周波数
❻母音の声道形態と音声
❼口腔内の形と音声の関係
❽声道形態の変化と音声の変化
❾子音の生成
❿子音の音響的特徴
⓫歌など芸術での共鳴とは何か
⓬口腔での共鳴
⓭喉頭腔、下咽頭腔での共鳴
⓮中咽頭腔での共鳴
⓯上咽頭腔での共鳴
⓰鼻腔での共鳴
⓱副鼻腔での共鳴
⓲歌声の共鳴について
コラム④ 女性の歌声
第4章:調節機構―発声や発音はどのように調節されるだろうか
❶声の調節機構の基礎
❷聴覚
❸体壁運動
❹声区の考え方
❺声域と声種
❻呼気と喉頭調節:息止め
❼呼気と喉頭調節:声の出し始め(起声)
❽声帯振動が起こる条件
❾呼気、喉頭、声道調節と音声の関係
❿姿勢とバランス
⓫発声のための姿勢と支え
⓬感情表現と声
コラム⑤ 科学的な発声法
第5章:ボイスマップ―発声法を理論的に評価する方法とは
❶声をデザインするボイスマップとは何か
❷ボイスマップE-L①:呼気調節と喉頭調節
❸ボイスマップE-L②:地声⇔裏声の声帯振動様式の変換
❹ボイスマップE-L③:ボーカルフライとホイッスルボイス、息漏れ声
❺ボイスマップE-L④:実際の使用法
❻ボイスマップL-V①:喉頭調節と声道形態調節による音色の変化
❼ボイスマップL-V②:縦軸 声門閉鎖性と音色の変化
❽ボイスマップL-V③:横軸 声道形態と音色の変化
❾ボイスマップL-V④:実際の使用法
❿2つのボイスマップの使用法と聴覚印象
コラム⑥ ボイスマップの発案と発展
第6章:ボイスマップの応用―声を自由にデザインする!
❶ボイスマップで表す地声と裏声を主とする発声法
❷ボイスマップで表す裏声発声、ミックスボイスとは
❸ボイスマップで表す地声と裏声の変換の芸能
❹特殊な発声法
コラム⑦ 声の揺れ、ビブラートの科学
第7章:声の健康―声をこわさないようにする音声医学
❶声の健康 声帯の血管走行
❷声の健康 声帯の乾燥で起こるトラブル
❸声の健康 声帯振動で起こるトラブル
❹声の健康 年齢による声の変化
❺声の健康 声帯の局所的なできもの、喫煙、ホルモンの影響など
❻声の健康 神経系の異常による声のトラブル
❼声の健康 呼吸パターンと声のトラブル
コラム⑧ ものまねの科学的解析
コラム⑨ 人類はどのようにして言葉を獲得したか
あなたの声の診断手帳
終わりに
謝辞
参考文献
索引
この本の読み方
序章:声はどのようにして作られるだろうか
良い声とはどのような声でしょうか
基本的な声の仕組み:声はどのように作られるか
コラム① 声の文化の歴史
第1章:呼吸―息は声のみなもと、どのように息がつくられるだろうか
❶呼吸運動とは
❷呼吸運動に関わる骨格
❸呼吸運動に関わる筋肉:はじめに
❹呼吸筋 胸部の筋肉
❺呼吸筋 腹部の筋肉
❻呼吸筋 横隔膜
❼気管、気管支、肺の構造
❽呼吸運動のメカニズム
❾胸式呼吸と腹式呼吸
❿呼吸法の評価法
⓫望ましい呼吸法とは MRI画像での検証
コラム②呼吸運動と健康思想
第2章:声帯振動―息はどのようにして声になるだろうか
❶声帯はどこにあるか?
❷喉頭の枠組みを構成する軟骨
❸喉頭の枠組み内の軟骨
❹頸部の筋肉:外喉頭筋
❺声帯の診察法
❻声帯の筋肉―内喉頭筋①
❼声帯の筋肉―内喉頭筋②
❽声帯の筋肉―内喉頭筋③:まとめ
❾声帯振動とは
❿声帯はなぜ振動するか①
⓫声帯はなぜ振動するか②
⓬詳しい声帯振動の1周期EGG(Electro Glotto Gram)
⓭大きい声、小さい声、高い声、低い声
⓮地声のハイスピードカメラでの声帯振動
⓯ボーカルフライのハイスピードカメラでの声帯振動
⓰裏声のハイスピードカメラでの声帯振動
⓱ホイッスルボイスのハイスピードカメラでの声帯振動
⓲特殊な声帯振動 ささやき声など
⓳地声発声での音色の変化について
⓴吸気性発声と声帯ポリープの声帯振動
コラム③“声区”とは何か
第3章:構音、共鳴―声の響きや言葉はどのように作られるだろうか
❶構音と共鳴
❷構音と共鳴に関わる口腔の構造
❸構音と共鳴に関わる咽頭の構造
❹顎関節の構造と運動咽頭
❺声道と共鳴周波数
❻母音の声道形態と音声
❼口腔内の形と音声の関係
❽声道形態の変化と音声の変化
❾子音の生成
❿子音の音響的特徴
⓫歌など芸術での共鳴とは何か
⓬口腔での共鳴
⓭喉頭腔、下咽頭腔での共鳴
⓮中咽頭腔での共鳴
⓯上咽頭腔での共鳴
⓰鼻腔での共鳴
⓱副鼻腔での共鳴
⓲歌声の共鳴について
コラム④ 女性の歌声
第4章:調節機構―発声や発音はどのように調節されるだろうか
❶声の調節機構の基礎
❷聴覚
❸体壁運動
❹声区の考え方
❺声域と声種
❻呼気と喉頭調節:息止め
❼呼気と喉頭調節:声の出し始め(起声)
❽声帯振動が起こる条件
❾呼気、喉頭、声道調節と音声の関係
❿姿勢とバランス
⓫発声のための姿勢と支え
⓬感情表現と声
コラム⑤ 科学的な発声法
第5章:ボイスマップ―発声法を理論的に評価する方法とは
❶声をデザインするボイスマップとは何か
❷ボイスマップE-L①:呼気調節と喉頭調節
❸ボイスマップE-L②:地声⇔裏声の声帯振動様式の変換
❹ボイスマップE-L③:ボーカルフライとホイッスルボイス、息漏れ声
❺ボイスマップE-L④:実際の使用法
❻ボイスマップL-V①:喉頭調節と声道形態調節による音色の変化
❼ボイスマップL-V②:縦軸 声門閉鎖性と音色の変化
❽ボイスマップL-V③:横軸 声道形態と音色の変化
❾ボイスマップL-V④:実際の使用法
❿2つのボイスマップの使用法と聴覚印象
コラム⑥ ボイスマップの発案と発展
第6章:ボイスマップの応用―声を自由にデザインする!
❶ボイスマップで表す地声と裏声を主とする発声法
❷ボイスマップで表す裏声発声、ミックスボイスとは
❸ボイスマップで表す地声と裏声の変換の芸能
❹特殊な発声法
コラム⑦ 声の揺れ、ビブラートの科学
第7章:声の健康―声をこわさないようにする音声医学
❶声の健康 声帯の血管走行
❷声の健康 声帯の乾燥で起こるトラブル
❸声の健康 声帯振動で起こるトラブル
❹声の健康 年齢による声の変化
❺声の健康 声帯の局所的なできもの、喫煙、ホルモンの影響など
❻声の健康 神経系の異常による声のトラブル
❼声の健康 呼吸パターンと声のトラブル
コラム⑧ ものまねの科学的解析
コラム⑨ 人類はどのようにして言葉を獲得したか
あなたの声の診断手帳
終わりに
謝辞
参考文献
索引