内容紹介
故小泉文夫の代表的な著作、『日本伝統音楽の研究1・2』の復刊。日本民謡の美学的分析、日本音楽のリズム論について収めた画期的研究書。
目次
●総目次:本書の編集について
日本伝統音楽の研究1 民謡研究の方法と音階の基本構造(目次 *下記参照)
日本伝統音楽の研究2 リズム(目次 *下記参照)
解題(金城 厚)
日本伝統音楽の研究1の索引(人名/事項/譜例/資料)
日本伝統音楽の研究2の索引(人名/事項/譜例/資料)
●「日本伝統音楽の研究1 民謡研究の方法と音階の基本構造」の目次
まえがき
再版の序
第1章 方法論の序説
まえがき
1.対象の範囲
2.認識のし方(メルスマンの美学に対する批判)
3.体験としての音楽
4.民族性と音楽
第2章 民謡の研究方法
1.欧米における民謡研究の概観
2.日本における研究
3.民謡の概念(付 わらべうた)
4.民謡の実態――一般的性格
5.研究対象としての民謡
6.唄の採集
7.補助的記録
8.採譜についての問題
9.採譜の実際と記譜法の試み
10.比較観察の意味
11.比較観察の方法
12.分類
13.2つの様式
14.共同社会の歴史的変遷
第3章 比較音楽学的方法による――音階の研究
まえがき
1.旋律中の音程関係
2.わらべ唄と民謡の終止音
3.核音(Nuclear note, Kerton)
4.核音の比較音楽学的意味
5.核音による旋律構造の種類
6.基本的4度構造(テトラコルド型とプラガル旋法型)
7.基本的4度構造のつづき
8.4度構造の比較音楽的意味
9.テトラコルドの分割
10.テトラコルドの積み重ね(第1種と第4種)
11.テトラコルドの積み重ね(第2種と第3種)
第4章 音階についての諸問題
1.5音音階と7音音階(日本の雅楽における五声と七声)
2.全音的(無半音)の5音音階
3.半音的5音音階(都節音階)
4.中国の民謡とその音階
5.朝鮮の民謡とその音階
6.インドネシアの音階に関する覚え書き
7.結論(その1)(その2)(その3)
●「日本伝統音楽の研究2 リズム」の目次
編者まえがき
序文
第1章 方法論の序説
第1節 日本のリズムに関する従来の研究
第2節 リズム研究の方法
1.リズム研究の困難さ
2.困難の克服/民謡研究を主体とする方法
3.可能性の限界
第3節 リズム研究の比較音楽学的方法
1.リズムの基本原理に関する説
2.比較音楽学的方法の限界
第4節 リズムの諸要素
1.音現象の断続的要素
2.体験としてのリズムの諸要素
第2章 日本語とリズム
第1節 セリフ、呼び声のリズム
第2節 わらべ唄の基本的リズム
1.言葉と拍節法
2.言葉のアクセントとリズム
3.アウフタクト(弱起)
4.付点音符(はねるリズム)
5.拍の配分法/歌詞の字数の割り方
a 8字(8拍の言葉)の配分 b 7字の配分 c 6字の配分 d 5字の配分 e 4字の配分 f 3字以下の配分
6.原則によらない配分法とリズム
a 原則によらない拍節法 b カケ声によるアウフタクト c 終止形のリズム d その他の場合
7.楽式への発展
a 2拍子と4拍子 b 誤った拍節法による採譜 c 重複した拍節 d 2小節から4小節へ e まとまったフレーズのリズム f フレーズの結合/倍化の法則
第3章 リズムの基本的表現様式
第1節 民謡のリズム
a わらべ唄と大人の民謡 b 民謡の基本的表現様式
第2節 追分様式のリズム
a 民謡の「歌い出し」 b 追分様式の自由リズム c 追分的リズムの3要素 d 追分様式における拍節
第3節 八木節様式のリズム
a 「雨だれ拍子」の拍 b わらべ唄に近い民謡 c 労働のリズム d 3拍子 e 典型的な八木節様式
第4節 八木節様式の発展
a メリスマ b 拍節の拡大と縮小
第5節 歌詞の副次的要素
a 副次的要素の種類と意味 b 産み字と接尾字 c 接頭字と歌い出し d カケ声とハヤシ言葉、合の手
第6節 器楽と器楽伴奏による唄のリズム
a 笛のリズム的表現様式 b 打楽器のリズム的表現様式 c 三味線のリズム的表現様式 d 民俗的諸要素の総合
第4章 リズムの芸術的表現
第1節 民俗音楽から芸術音楽へ
a 研究方法 b 民俗音楽の内部での発展 c 芸術的表現の諸層
第2節 拍と拍節法
a 芸術音楽における有拍と無拍 b 拍節法の基礎 c 中間的表現の歌に見られる拍節的要素
第5章 日本のリズムの特徴(覚え書きと採譜)
「第5章 日本のリズムの特徴」に関する覚え書きと採譜について
あとがきに代えて
日本伝統音楽の研究1 民謡研究の方法と音階の基本構造(目次 *下記参照)
日本伝統音楽の研究2 リズム(目次 *下記参照)
解題(金城 厚)
日本伝統音楽の研究1の索引(人名/事項/譜例/資料)
日本伝統音楽の研究2の索引(人名/事項/譜例/資料)
●「日本伝統音楽の研究1 民謡研究の方法と音階の基本構造」の目次
まえがき
再版の序
第1章 方法論の序説
まえがき
1.対象の範囲
2.認識のし方(メルスマンの美学に対する批判)
3.体験としての音楽
4.民族性と音楽
第2章 民謡の研究方法
1.欧米における民謡研究の概観
2.日本における研究
3.民謡の概念(付 わらべうた)
4.民謡の実態――一般的性格
5.研究対象としての民謡
6.唄の採集
7.補助的記録
8.採譜についての問題
9.採譜の実際と記譜法の試み
10.比較観察の意味
11.比較観察の方法
12.分類
13.2つの様式
14.共同社会の歴史的変遷
第3章 比較音楽学的方法による――音階の研究
まえがき
1.旋律中の音程関係
2.わらべ唄と民謡の終止音
3.核音(Nuclear note, Kerton)
4.核音の比較音楽学的意味
5.核音による旋律構造の種類
6.基本的4度構造(テトラコルド型とプラガル旋法型)
7.基本的4度構造のつづき
8.4度構造の比較音楽的意味
9.テトラコルドの分割
10.テトラコルドの積み重ね(第1種と第4種)
11.テトラコルドの積み重ね(第2種と第3種)
第4章 音階についての諸問題
1.5音音階と7音音階(日本の雅楽における五声と七声)
2.全音的(無半音)の5音音階
3.半音的5音音階(都節音階)
4.中国の民謡とその音階
5.朝鮮の民謡とその音階
6.インドネシアの音階に関する覚え書き
7.結論(その1)(その2)(その3)
●「日本伝統音楽の研究2 リズム」の目次
編者まえがき
序文
第1章 方法論の序説
第1節 日本のリズムに関する従来の研究
第2節 リズム研究の方法
1.リズム研究の困難さ
2.困難の克服/民謡研究を主体とする方法
3.可能性の限界
第3節 リズム研究の比較音楽学的方法
1.リズムの基本原理に関する説
2.比較音楽学的方法の限界
第4節 リズムの諸要素
1.音現象の断続的要素
2.体験としてのリズムの諸要素
第2章 日本語とリズム
第1節 セリフ、呼び声のリズム
第2節 わらべ唄の基本的リズム
1.言葉と拍節法
2.言葉のアクセントとリズム
3.アウフタクト(弱起)
4.付点音符(はねるリズム)
5.拍の配分法/歌詞の字数の割り方
a 8字(8拍の言葉)の配分 b 7字の配分 c 6字の配分 d 5字の配分 e 4字の配分 f 3字以下の配分
6.原則によらない配分法とリズム
a 原則によらない拍節法 b カケ声によるアウフタクト c 終止形のリズム d その他の場合
7.楽式への発展
a 2拍子と4拍子 b 誤った拍節法による採譜 c 重複した拍節 d 2小節から4小節へ e まとまったフレーズのリズム f フレーズの結合/倍化の法則
第3章 リズムの基本的表現様式
第1節 民謡のリズム
a わらべ唄と大人の民謡 b 民謡の基本的表現様式
第2節 追分様式のリズム
a 民謡の「歌い出し」 b 追分様式の自由リズム c 追分的リズムの3要素 d 追分様式における拍節
第3節 八木節様式のリズム
a 「雨だれ拍子」の拍 b わらべ唄に近い民謡 c 労働のリズム d 3拍子 e 典型的な八木節様式
第4節 八木節様式の発展
a メリスマ b 拍節の拡大と縮小
第5節 歌詞の副次的要素
a 副次的要素の種類と意味 b 産み字と接尾字 c 接頭字と歌い出し d カケ声とハヤシ言葉、合の手
第6節 器楽と器楽伴奏による唄のリズム
a 笛のリズム的表現様式 b 打楽器のリズム的表現様式 c 三味線のリズム的表現様式 d 民俗的諸要素の総合
第4章 リズムの芸術的表現
第1節 民俗音楽から芸術音楽へ
a 研究方法 b 民俗音楽の内部での発展 c 芸術的表現の諸層
第2節 拍と拍節法
a 芸術音楽における有拍と無拍 b 拍節法の基礎 c 中間的表現の歌に見られる拍節的要素
第5章 日本のリズムの特徴(覚え書きと採譜)
「第5章 日本のリズムの特徴」に関する覚え書きと採譜について
あとがきに代えて