• ムジカノーヴァ 2018年7月号

雑誌 ムジカノーヴァ

ピアノを教える人、学ぶ人の雑誌

ムジカノーヴァ 2018年7月号

  • 生徒のやる気がみるみるUP!練習・宿題の出し方
  • 今月の1曲:バダジェフスカ 乙女の祈り
定価
922円 (本体838円+税)
判型・頁数
A4変
発行年月
2018年6月
JANコード
4910085190786
商品コード
181807

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内容紹介

[特集]
生徒のやる気がみるみるUP!
練習・宿題の出し方

◆生徒の“弾きたい”気持ちを引き出すレッスン&宿題の出し方(岩瀬洋子)
 長年ピアノ教育の指導にあたり、常に今の時代に応えた新しいレッスンをめざし研究を続けている岩瀬洋子先生。生徒の好奇心を刺激するレッスン、保護者への協力の促し方、友達や兄弟と切磋琢磨しながら練習できる方法など、ベテランならではのアイディアを教えていただきました。

◆効果的な練習と誤った練習~ブルクミュラー25番練習曲を用いて(深谷直仁)
 自身15才からピアノを始め、練習に関する独自の方法論を持つ深谷直仁先生。ブルクミュラーを題材に、効果的な練習方法を教えていただきました。

◆目標設定→練習計画→達成感のサイクルで 生徒のやる気を倍増させよう(根津栄子)
 生徒さんが宿題をやって来なくて困るどころか、1回のレッスンで見きれないほど練習してくるという根津栄子先生。その秘訣は「練習スケジュール表」にあるようです。生徒が自覚的に練習するようになる練習計画の立て方や、基礎練習を楽しく行う工夫について教えていただきました。

◆モチベーションがアップし自ら練習したくなる!生徒のやる気を引き出す「教えない♪レッスン」(山田和子)
 練習してこない生徒にこれまで色々な対策をしてきたという山田和子先生は、先生目線から生徒目線へ移して「教えないレッスン」をするようになってから、これまで抱えてきた悩みがなくなってきたといいます。その具体的な進め方や声かけの仕方について、ご紹介いただきました。

[今月の1曲]
(2018年7月号~10月号選曲者:馬場一峰)
バダジェフスカ《乙女の祈り》

[今月の1曲 連動企画]
◆誌上講座① アナリーゼ
シンプルな構成の中に隠された、多くの人を惹き付ける意外な秘密(壺井一歩)
 繰り返しが多く、ごくシンプルな構成の《乙女の祈り》。それなのに、なぜこの曲はこれほど人気が高いのでしょうか?架空の作曲家とのユーモラスな会話形式で、曲の仕組みの意外な秘密に迫ります。
 
◆誌上講座② 演奏・指導法
少女の純粋さとサロンの優雅な様子をイメージしながら、華やかに演奏しましょう(三舩優子)
 ピアノを習い始めた子どもにとって憧れの曲の一つである《乙女の祈り》。作曲された背景や、オクターヴをスムーズに弾くコツ、前打音や装飾音の入れ方、乙女らしく弾くためのヒントなど、第一線のピアニストとして活躍されている三舩優子さんが具体的に解説します!

◆今月の1曲 豆知識
今月の1曲にまつわる豆知識を、譜例を用いながら解説します。

◆練習課題① ソルフェージュ(伊東光介)
「今月の1曲」の演奏をより豊かなものにするためのソルフェージュ。今回は、和音とリズムの課題を掲載しました。

◆練習課題② エチュード(永瀬礼佳)
 「今月の1曲」を演奏する際に必要となるテクニックを身につけるためのエチュード集。
右手のオクターヴ連打やアルペッジョ、トリル、左手の跳躍などの練習法を、様々なグッズを使うアイディアとともに掲載します。

[トピックス]
◆世界最大級のクラシック音楽祭ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018で CELVIANO Grand Hybrid が示した存在感(長井進之介)
 ゴールデンウィーク中に開催されたラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018では、カシオのデジタルピアノ「CELVIANO Grand Hybrid」を第一線のピアニストが演奏、来場者は試弾もでき、さらに野外コンサートやコンサート開始音の制作に使われたりと、この楽器が大きな存在感を示しました。その模様を、赤松林太郎氏のステージを中心にお届けします。

◆Interview レ・フレール斎藤守也(山本美芽)
 今月号より連載をスタートする、人気ピアノ・デュオ「レ・フレール」の兄・斎藤守也さん。「左手の伴奏形」をエチュードとして取り上げる意図について語っていただきました。

◆Report ヤマハマスタークラス「PIANO CONCERT」(道下京子)
 ヤマハ音楽教室の中でも、特に優秀な生徒が在籍するヤマハマスタークラス。その「ピアノ特別コース」に在籍する生徒の中から8名が出演した「PIANO CONCERT」の様子をレポートします。

◆Report 古屋晋一「ピアノを習う子どもの保護者のための勉強会」
 ピアノの上達において、幼少期に何をするべきか、何をするべきでないか、気鋭の音楽演奏科学者の古屋晋一氏がセミナーを開催。その内容の一部をレポートします。

[連載]
◆楽器ミュージアム(湯浅玲子)
 毎月一つずつ、美しいイラストでオーケストラの楽器をご紹介しています。各部分の名称と役割・材質・大きさ・音域・調弦といったデータと、楽器の歴史と音色、名曲を掲載。今月の楽器は「オーボエ&イングリッシュ・ホルン」です。
◆作曲家☆誕生日占い(前島美保)
 この世に生まれし誰もが持つ誕生日。作曲家の誕生日からは意外な素顔が見え隠れします。おなじみの作曲家に、毎月、少しスピリチュアルに迫ります。今月は、かに座のギロックです。
◆【新連載】『愛は風にのって』~作曲者による楽曲ガイド(田中カレン)
 今月号から、昨年12月刊行の田中カレン氏書き下ろし曲集『愛は風にのって』全21曲を、作曲者自身が解説する新連載が始まります。自作のアナリーゼと演奏のアドバイスに、恩師三善晃先生の教えも交えた特別企画です。第1回の曲は《1. 戯れる春の光》。
◆Mentor Interview~師の教え、師を語る
アンドレ・ラプラント(堀江昭朗)
 名ピアノ指導者の指導理念に迫るインタビューシリーズ。ご本人や師事したピアニストにお話をうかがっていきます。第21回はアンドレ・ラプラントさん。2015年のショパン国際ピアノ・コンクール第2位入賞のシャルル=リシャール・アムランの師としても知られています。今回は、表現力を身に付けるためのコツについてお話しいただきました。
◆【最終回】パスカル・ドゥヴァイヨンのドビュッシー《前奏曲集》にチャレンジ!(パスカル・ドゥヴァイヨン)
 パスカル・ドゥヴァイヨン教授による、ドビュッシー『前奏曲集』の具体的な演奏方法についての誌上講座。ペダルの使い方やタッチの仕方など、丁寧に解説していきます。最終回は、《花火》。カワイ音楽振興会との連動講座です。
◆【新連載】ばばっち先生の連続講座 ピアノレッスンに心理学を活かそう!(馬場一峰)
 少し考え方を変えるだけで、レッスンがずっと楽に、楽しくなります。ピアノレッスンに活かせる心理学を、毎月一つずつ馬場一峰先生に紹介していただきます。
◆憧れの「即興演奏」の扉を開こう!~あなたにもアド・リブができる~(樹原涼子)
 レッスンに役立つだけでなく、よりピアノを弾くことが楽しくなる即興演奏。難しいと思われがちですが、実は誰でもできるようになるのです。『ピアノランド』シリーズの著者・樹原涼子先生が、毎月異なるテーマで即興演奏をマスターする方法をご紹介します。
◆バッハ《インヴェンション》のすべて(村上 隆)
 バッハ《インヴェンション》を毎月1曲ずつ、第1番から順番に取り上げて、書き込み楽譜の形で演奏・指導法をご紹介していく連載。
今月は、トリルとモルデントの学習が主な目的とされた「第11番」を取り上げます。
◆デュエットゥ かなえ&ゆかり 連弾相談室(デュエットゥ)
 人気のピアノ・デュオ、デュエットゥが、連弾に興味がある!ぜひ取り組んでみたい!けれど実際にどうやったら連弾って楽しく、そしてクオリティも高いものになるの?と思っていらっしゃる先生方の相談に答える連載。第4回は、「連弾の基本的なテクニック②」として、ペダリングのポイント等を教えていただきます。
◆ピアノ講師の旬の「お悩み」を解決!教室 改善プロジェクト(山本美芽)
 全国のピアノ講師が集うフェイスブックグループ、山本美芽ライティング研究会では、日々お悩みの情報交換が行われています。その中から特に話題になった旬の「お悩み」をピックアップし、問題解決をこころみます。第6回のお悩みは、「高齢で病気を抱えた生徒さん」。
◆ピアノをめぐる情景(青澤隆明)
 音楽評論家として活躍する著者が、「ムジカノーヴァ」読者に向けて厳選したディスク、ピアニスト、コンサート等について綴ります。読後はピアノについてもっともっと知りたくなるエッセイです。
◆プロ意識を持ったピアノ指導者になろう!~教室運営からレッスン実践まで(益子祥子)
 人気のピアノ指導者、ますこ先生がこれまで全国のピアノ指導者と一緒に考えてきた「ピアノ教室運営」と「レッスンの実践」について、たくさんの提案と具体例をお伝えしていきます。レッスン実践編第7回は、「ウォーミングアップレッスンについて」。
◆音のパレット(江口文子)
 ある町のピアノ教室で月に1度開催されるグループセッション。老若男女問わず、様々な生徒がピアノや音楽について語ります。門下から国際的に活躍する数多くのピアニストを輩出する江口文子先生による、ピアノレッスンのヒントが散りばめられた物語です。
◆【新連載】ピアノの先生のiPad活用術(足立由起子)
 レッスンに役立つiPadの活用法を、足立由起子先生に解説していただきます。第1回はタブレットの種類と選び方です。
◆生徒と見たい聴きたいCD&DVD(百瀬 喬)
 最近リリースされた音楽ソフトからピアノ教室におススメの1枚をご紹介します。
◆ムジカ図書館(山本美芽)
 ピアノ教本研究家が、指導者・学習者双方に役立つ本をご紹介します。
◆ムジカ ザ スポットライト(第10回浜松国際ピアノコンクール/ARKクラシックス)
 今話題のイベント情報をお届けします。
◆演奏会批評
 2018/3/24~4/28の演奏会より(雨宮さくら、加藤一郎、柴田龍一、時 幹雄、原 明美、伴 玲児、道下京子)
◆楽器店カリスマ マネージャーが、ピアノ教室を“優しく♪”斬る!(星野真之)
 数百名に及ぶピアノの先生のお悩みを解決し続けてきた楽器店のカリスマ・マネージャーが、読んだらすぐに実行できる教室運営のアドバイスをお届けします。
◆ムジカ情報館
 「セミナー」(2018/6/25~7/31)

[教材]
◆【新連載】レ・フレール 斎藤守也の 左手のための伴奏形エチュード(斎藤守也/解説:山本美芽)
 人気の兄弟デュオ「レ・フレール」の兄・斎藤守也さんがこれまでに生み出し練習してきた左手のオリジナル伴奏形を、『ムジカノーヴァ』のために特別公開! 童謡・民謡の伴奏形として楽しいエチュードにしてくださいました。様々な曲に応用できる左手の伴奏パターンを習得することで、左手を強化し、容易に伴奏付けができるようにもなります。

◆聴いて、味わって、1ランクUPの演奏をめざそう! おもしろ楽典講座(高橋千佳子)
 退屈と思われがちな楽典も、アプローチ次第で子どもの瞳に好奇心をみなぎらせる起爆剤に大変身! 日頃のレッスンですぐに取り入れられる課題形式でお届けします。第3回は「ドリア旋法」と「フリギア旋法」を取り上げます。

◆楽譜
ピアノひよっこちゃんの たのしい歌あそび(後藤ミカ)
 ピアノを習い始めたばかりの小さな生徒を対象とした、かわいらしい歌あそび楽譜。歌って手あそびをしながら、楽しく指のトレーニングやリズム練習をすることができます。今月の歌は《おんがくきごうのうた》。

[巻末とじ込み]
◆今月の楽譜
【新連載】ピアノ名曲フォーユー 日本を奏でる~やさしい連弾~《たなばたさま》(小原孝)
 2018年は童謡誕生100周年記念の年。そこで、子どもたちに日本の名曲をきちんと伝えたいという思いから、今月号よりアレンジ楽譜を掲載することになりました。レベルは、親子でも楽しめる導入・初級程度。歌の内容も分かるよう、縦書きの歌詞付きでお届けします。今月の曲は、《たなばたさま》。

◆付録
おんぷすごろく(蔵谷雅子)
ト音記号の形をしたすごろく付録。アイディア次第でいく通りもの音楽要素を学ぶことができます。個人やグループレッスンにお役立てください。

7月号で取り上げた曲一覧
※「今月の1曲」以外の作品(括弧内は取り上げた記事のタイトル)
イギリス民謡/斎藤守也編曲:ロンドン橋(左手のための伴奏形エチュード)
イングランド民謡:グリーンスリーブス(聴いて、味わって、1ランクUPの演奏をめざそう! おもしろ楽典講座)
エルメンライヒ:紡ぎ歌(音のパレット)
サン=サーンス:《動物の謝肉祭》より「ライオンの行進」(聴いて、味わって、1ランクUPの演奏をめざそう! おもしろ楽典講座)
下総皖一:たなばたさま(ピアノ名曲フォーユー 日本を奏でる~やさしい連弾~)
田中カレン:戯れる春の光(『愛は風にのって』~作曲者による楽曲ガイド)
ドビュッシー《小組曲》~「小舟にて」(連弾相談室)
J.S.バッハ:インヴェンション第11番(バッハ《インヴェンション》のすべて)
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番(連弾相談室)
ブルクミュラー:素直(特集/効果的な練習と誤った練習)
ブルクミュラー:せきれい(特集/効果的な練習と誤った練習)
ブルクミュラー:バラード(特集/効果的な練習と誤った練習)
リムスキー=コルサコフ:《シェエラザード》より「若い王子と王女」(聴いて、味わって、1ランクUPの演奏をめざそう! おもしろ楽典講座)