• ムジカノーヴァ 2013年9月号

雑誌 ムジカノーヴァ

ピアノを教える人、学ぶ人の雑誌

ムジカノーヴァ 2013年9月号

  • 教材を活かしきる《アラベスク》1曲でこれだけ教えられる!
定価
922円 (本体838円+税)
判型・頁数
A4変
発行年月
2013年8月
商品コード
181309

完売のため、お取り扱いできません。
ご了承ください。

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内容紹介

[特集]
教材を活かしきる《アラベスク》1曲でこれだけ教えられる!

●アプローチ法1:生徒の得意不得意に応じた“5分間ソルフェージュ”(佐怒賀悦子)
 身体を動かし心で感じながら楽しくソルフェージュ能力を身につける方法を長年培ってきた著者が、ブルクミュラーの《アラベスク》のレッスンで取り入れられる方法を紹介します。
●アプローチ法2:演奏における呼吸法を考える―秘密の1拍・魔法の息―(若林千春)
 いきなり弾き始める子どもの“急襲攻撃”によく遭ってきた筆者が、ブルクミュラーの《アラベスク》を例にして、自然な表現を生み出すための呼吸法について考察します。
●アプローチ法3:タイトルから表現を探る(秋末直志) 
 まるで「行進曲」のように演奏する子どもが多いブルクミュラーのこの曲。“アラベスク”らしく、“スケルツァンド”らしく弾くためには、どうしたらいいのか? スタッカートの和音の弾き方にポイントを置いた指導例を紹介します。

[とじ込み付録]
◆解答&解説
 教材コーナーの解答と解説。切り離して使えるミシン目入りです。
◆楽典カード⑥
 ポストカードとしても使える楽典カード。第6回は、スフォルツァンドとディミヌエンド(dim.)。

[カラー]
◆伝記 ブルクミュラー(飯田有抄)
 特集連動企画①。筆者がこの7月にヨーロッパを訪ね、入念な取材と資料収集に基づいて執筆した伝記です。
◆ムジカノーヴァ 子ども音楽塾(湯浅玲子)
 特集連動企画②。模様、宮殿、音楽、バレエ、絵画、彫刻。さまざまな“アラベスク”を紹介します。

[トピックス]
◆いわきフレンズ体験工房
 福島県いわき市で開催される、コンサートを交えた音楽とダンスのワークショップの紹介。オルガン、チェンバロ、クラヴィコードといった古楽器のレッスンを受講できます。
◆2人の人気ピアニスト 演奏曲目を語る(及川浩治、外山啓介)
 リサイタルでベートーヴェン《エリーゼのために》を弾く及川さん、ショパン《子犬のワルツ》《ワルツ作品64-2》を弾く外山さんから、それぞれの演奏曲目について、学習者へのワンポイント・アドバイスです
◆イリヤ・イーティン マスタークラス公開レッスン(佐野真澄)
 6月に行われたマスタークラスの誌上再現レポート。どうしたら手が疲れなくなるのか? 『チェルニー30番』の第4番を使って詳しく解説していきます。
◆第5回 仙台国際音楽コンクール ピアノ部門 審査委員によるマスタークラス(高坂はる香)
 エヴァ・ポブウォツカ氏(ベートーヴェン:ピアノソナタ第31番)とヨヘヴェド・カプリンスキー氏(ショパン:スケルツォ第3番)のレッスンを、抜粋でお届けします。
◆HJリム 小学校で教育プログラムを実施
 注目の若手ピアニストHJリムさんが東京の小学校で行った教育プログラム「ベートーヴェンと鳥」の模様をレポート。あわせて、そのプログラムを内容はそのままに、ピアノ教室用教材としてアレンジして掲載しました。

[連載]
◆コンクールetc.課題曲レクチャー(志賀真美)
 各種コンクールの課題曲から毎号1曲を取り上げ、深く掘り下げて学ぶシリーズ。カラーで見やすい楽曲分析ページが自慢です! 第11回は、「日本ピアノ教育連盟 第30回 ピアノ・オーディション」課題曲より、J.S.バッハ(作曲者不詳)メヌエット ハ短調 BWV Anh.121。
◆楽譜調査室(押元保恵、小原 孝)
 「調査1」は「発表会の曲」。大人の生徒向けのポピュラー曲について、名古屋市の押元保恵先生が教えてくださいました。「調査2」の「オントモ楽譜情報」は、《ボレロ》を編曲した小原孝先生からのアドバイス。
◆レッスン密着レポ 藤井一興(飯田有抄)
 話題・注目の指導者によるレッスンの模様を誌上で再現する隔月連載。レッスン全体の流れ、指導ポイント、効果的な練習法、先生へのインタビュー等、盛りだくさんの中身です。
◆続 時間がくれたもの(江口文子)
 多くのピアニストを育てた江口文子先生。2008年に本誌で連載し、好評だったエッセイの続編です。
◆ピアニストの名言 マルタ・アルゲリッチ
 創刊以来、「ムジカノーヴァ」のインタビューに登場したさまざまなピアニスト。その言葉を厳選し、紹介します。
◆ピアニスト探訪 上杉春雄(堀江昭朗)
 今年デビュー25周年、神経内科の専門医でもあるピアニスト。医学と音楽をどう両立してきたのか。その軌跡を語ります。
◆Dr.DとR助手のピアノクリニック(パスカル・ドゥヴァイヨン)
 ベルリン芸術大学教授の筆者が、学生のレッスン中に触れた問題点とその解決策を、独特のユーモアを交えて語ります。
◆作曲家の音楽スタイルと言語を探る旅(イヴ・アンリ)
 パリ国立高等音楽院教授で、作曲家としても活躍するピアニストが、ムジカノーヴァのために特別に書きおろした曲を用いて、過去の作曲家たちの音楽スタイルをわかりやすく伝授。効率的な練習メソッドも紹介しています。
◆ピアノの先生 コミュニティ訪問(佐々木恵子)
 ピアノの先生たちの活動内容やメンバーの素顔を紹介。コミュニティから寄せられた記事のリクエストにもお応えします。今回は「ピティナ松山ハーモニーステーション」。リクエストは「教材研究会の効果的な進め方」について。
◆バッハへの道(北村智恵)
 「バッハは苦手」「生徒に教える自信がない」という方々を、「本当は楽しいインヴェンション」に通ずる道へとお連れします。
◆レッスンに笑顔を運ぶメンタルトレーニング(大場ゆかり)
 レッスンにまつわる様々な問題を解決へと導く、メンタルトレーニング等の技法を用いた指導例をご紹介します。
◆先生の愛情レッスングッズ(世古由美子)
 手作りのものから市販のものまで、レッスンで効果を実感した先生自慢のグッズを、毎号紹介していきます。
◆簡単! 便利! デジタルなレッスン(笹田優美)
 電子ピアノで自宅練習する生徒さんが少なくない昨今。そうした生徒さんに指導者はどう対応すべきか、各地でセミナーを行っている筆者からのアドバイスをお届けします。
◆今月のプレトーク 山本美芽(堀江昭朗)
 今、もっとも注目したいアーティスト、教育者などにインタビューします。
◆ムジカ ザ スポットライト トリトン・アーツ・ネットワーク/青島広志
 いま話題のあの方から、「ムジカノーヴァ」読者へ向けたメッセージをお届けします。
◆生徒と見たい聴きたいCD&DVD(百瀬 喬)
 最近リリースされた音楽ソフトからピアノ教室におススメの1枚を紹介。
◆ムジカ図書館(山本美芽)
 ピアノ教本研究家が、指導者・学習者双方に役立つ本を紹介します。
◆演奏会批評6/2~7/3(壱岐邦雄、大久保賢、河原 亨、柴田龍一、時 幹雄、野平多美、早川立大、原 明美、伴 玲児、道下京子)
◆あんな話・こんな話(秋末直志)
 短いコラムの中に、レッスンのヒントがぎっしり。先生の説明力アップをお手伝いします。

[教材]
◆ムジカばーばの 突撃!となりのレッスン室 (石嶺尚江、吉田しんご)
 ピアノ指導において大切なことを、ムジカばーば(ピアノの先生応援キャラクター)が日本中を旅しながら全国各地の先生方へ伝えていきます。
◆トレーニング タイム
・譜読み編(松下恵子)
 習い始めの“超初心者”にオススメの譜読みトレーニングです。
・リズム編(松下恵子)
 音やメロディーを思い浮かべながら取り組めるリズム課題です。
・初見編(高橋千佳子)
 楽譜の「予見」をするためのヒントが満載の内容です。
◆ドリル
・譜読み検定(佐野由美子)
 先生の助けなしでもできるドリル。レッスンの待ち時間用にぴったりです。
・ならべかえクイズ
 レッスンの合間に独習できる便利なワークシートです。
◆講座
・音を感じる新曲視唱(高橋千佳子)
 長年ソルフェージュ教育に携わる筆者による、音の機能を感じるための新曲視唱課題。レッスン曲の演奏でも活かされる歌心を育てます。
・耳を開く聴きとり術講座 コード編(樹原涼子)
 正確に聴きとるだけでなく、音楽が心に働きかける元に興味を持ってもらうための聴音。「コード編」の2年目では、「ドミナントモーション」を聴きとります。
・うどんの鍵盤にさわらない わくわく譜読み大作戦!(松本あすか)
 音楽が大好きなイヌの「うどん」とネコの「フヨ美先生」。彼らと一緒に譜読みの方法を楽しく身につけます。
・三要素の城2(伊東光介)
 リズム、メロディー、ハーモニー、それぞれの視点から、さまざまなジャンルの実作品を時代別に見ていく、ストーリー仕立ての楽しい教材です。
・楽譜に隠されたヒントを探せ!(轟 千尋)
 どんなふうに弾いたらいいかのヒントを与えてくれる“大切な音や和音”等を、「ひんとくん」と「おんぷちゃん」と一緒に発見していきます。
◆楽譜
・わっぽん だいぼうけん(春畑セロリ)
 ユーモアあふれる絵と春畑セロリ先生のオリジナル曲で、想像力をめいっぱい働かせながらさまざまなテクニックを学んでいきます。
・音の宝石箱(安倍美穂)
 子どもたちが大好きなポピュラー作品を、彼らのやる気を引き出す工夫満載のアレンジでお届けします。今月は、《大きな古時計》。
・コンサートサロン(後藤ミカ)
 Cポジションで弾ける名曲連弾シリーズ。今月の曲は《きらきら星のカノン》(原曲:パッヘルベルのカノン/きらきら星)
・きせつのものがたり(轟 千尋)
 4月から3月まで1年間、毎月1曲ずつ、作曲家から生徒さんへ素敵な曲のプレゼント!
・ベスのピアノ物語(スーパーキッズ)
 『音楽の絵本』コンサートで人気の弦楽四重奏「弦うさぎ」の三女ベスが、ピアノを通して成長していく物語と、そのお話の心情や情景に合わせたピアノ曲がセットになった教材です。


〔9月号で取り上げた曲一覧〕※括弧内は取り上げた記事のタイトル
ウィンストン:Longing/Love(楽譜調査室)
大島ミチル:風笛「あすか」より(楽譜調査室)
岡野貞一:朧月夜(楽譜調査室)
カーペンター/ベティス:イエスタデイ・ワンス・モア(楽譜調査室)
カーペンター/ベティス/ハモンド:青春の輝き(楽譜調査室)
CAGNET:Close to You ~セナのピアノⅠ(楽譜調査室)
コリア/ロドリーゴ:スペイン(楽譜調査室)
坂本龍一:美貌の青空(楽譜調査室)
シューマン:アラベスク op.18(ムジカノーヴァ 子ども音楽塾) 
ショパン:エチュード 変イ長調 op.10-10(レッスン密着レポ)
ショパン:スケルツォ 第3番 op.39(仙台国際音楽コンクール 審査委員によるマスタークラス)
ショパン:ワルツ op.64-1《子犬》(2人の人気ピアニスト 演奏曲目を語る)
ショパン:ワルツ op.64-2(2人の人気ピアニスト 演奏曲目を語る)
チェルニー:30番 第4番(イリヤ・イーティン マスタークラス公開レッスン)
中田章:早春賦(楽譜調査室)
中山晋平:雨降りお月(楽譜調査室)
バッハ(作曲者不詳):メヌエット ハ短調 BWV Anh.121(コンクールetc.課題曲レクチャー)
浜口庫之助:夜霧よ今夜もありがとう(楽譜調査室)
ハーライン:星に願いを(楽譜調査室)
久石 譲:ORIENTAL WIND(楽譜調査室)
久石 譲:君をのせて(楽譜調査室)
ブルクミュラー:アラベスク(特集、子ども音楽塾)
ブルクミュラー:素直(わくわく譜読み大作戦!)
ブルクミュラー:澄みきった流れ(楽譜に隠されたヒントを探せ!)
ブルクミュラー:前進(特集)
ブルクミュラー:バラード(特集)
ブルクミュラー:舟歌(特集)
ブルクミュラー:牧歌(特集)
ベートーヴェン:エリーゼのために(2人の人気ピアニスト 演奏曲目を語る)
ベートーヴェン:交響曲 第6番《田園》
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第3番 第1楽章(レッスン密着レポ)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第25番 第1楽章(HJリム 小学校で教育プログラムを実施)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番 第1楽章(仙台国際音楽コンクール 審査委員によるマスタークラス)
マンシーニ:ムーンリバー(楽譜調査室)
L.モーツァルト:アントレ(バッハへの道)
モリコーネ:ニュー・シネマ・パラダイス(楽譜調査室)
モリコーネ:愛を奏でて(楽譜調査室)
山本直純:男はつらいよ(楽譜調査室)
吉田拓郎:アン・ドゥ・トロワ(楽譜調査室)
ラヴェル(小原孝編曲):ボレロ(楽譜調査室)
ワーク:大きな古時計(音の宝石箱)