ムジカノーヴァ 2015年8月号
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ムジカノーヴァ 2015年8月号

息つぎ、忘れていませんか?ピアノにおける呼吸法

在庫
【定価】¥905 (税込)
【判型】A4変
【発行】2015年7月
【商品コード】938508
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特集

 

息つぎ、忘れていませんか?ピアノにおける呼吸法

◆Dr.Dに聞いてみよう!(パスカル・ドゥヴァイヨン)

 「どうして演奏に呼吸が必要なの?」「良い呼吸って何?」
 そんなピアノにおける呼吸に関する疑問に、ベルリン芸術大学教授である筆者が、独特なユーモアを交えながらわかりやすくお答えします。

◆連弾を通じて ピアノでの呼吸法を身につける方法(佐久間あすか)

 ソロ・ピアニストのほかに、連弾ユニット「piaNA」でも活動中の筆者が、子どもの連弾のレッスンにおける呼吸に焦点を当て、「シンクロブレス法」や「フーフー譜読み」といった指導アイディアをご紹介します。

◆Interview 鍵盤ハーモニカ奏者・ピアニスト 吉田絵奈
 鍵盤ハーモニカをレッスンに取り入れて、呼吸を意識させよう!
(高坂はる香)

 ピアノの先生方の間で、演奏時の呼吸指導におけるその効果に注目が集まる楽器、鍵盤ハーモニカ。その具体的なレッスン活用法について、鍵盤ハーモニカ演奏の第一人者であり、ピアニスト、ピアノ指導者としても活躍する吉田絵奈さんにお話をうかがいました。

 

今月の1曲

 

シューマン 子守歌 Op.124-6

 

今月の1曲 連動企画

 

◆音楽ミュージアム シューマンと子どもたち(湯浅玲子)

 「今月の1曲」に関連する絵や写真を掲載し、作曲家の生涯や作品の時代背景など、幅広い知識を提供する「ふりがな」付き「読み物教材」。今月号では、シューマン夫妻の絵とその子どもたちの写真を掲載しています。

◆シューマンが《子守歌》(作品124-6)に込めた祈り(西原 稔)

 著書『シューマン 全ピアノ作品の研究 上・下』でもお馴染みの音楽学者の筆者が、「今月の1曲」と、そのほかの数々の「子守歌」に込めたシューマンの思いを探ります。

◆誌上講座 .▲淵蝓璽
 ひびきのかたち・いろ・そして“耳「触」り”
(若林千春)

 ロマン派の表現で大切なポイントとなる和音の変化と、そこに仕組まれた感情のデリケートな起伏の表現について、作品から数か所を取り出しながら解説していきます。

◆誌上講座◆〇愼核
 ポエジーこそがシューマンの魅力であり演奏の難しさでもある
(赤松林太郎)

 クララ・シューマン国際コンクールなど数々の国際コンクールで入賞し、門下生からも多くの受賞者を輩出している筆者。シューマンらしく弾くための着目点や、有効な練習法について、さまざまな具体的な曲例を挙げながら解説します。

◆今月の1曲 練習課題.愁襯侫А璽献(今村央子)

 「今月の1曲」の演奏をより豊かなものにするためのソルフェージュ。今回は、メロディを滑らかに歌い、和音の響きやつながりを感じるための課題です。

◆今月の1曲 練習課題▲┘船紂璽(横山真子)

 「今月の1曲」を演奏する際に必要となるテクニックを身につけるためのエチュード集。技術的難所を弾きこなすためのミニエチュードを各種掲載しています。

 

付録

 

◆作曲家ポストカード(絵:駿高泰子)

 「作曲家ポストカードカレンダー」が好評だったイラストレーターの駿高泰子さんによる新シリーズの第2回。

 

付録

 

トピックス

 

◆色とりどりの鍵盤ハーモニカ

 今月号の特集でも触れたように、注目度の上がっている鍵盤ハーモニカ。そのいろいろな音域・デザインの楽器を取り上げ、鍵盤ハーモニカを使ったピアノ指導者の活動も紹介します。

◆アンサンブルを華やかに彩る小物楽器

 レッスン現場や発表会など、さまざまな場面で重宝しそうな小物楽器。数ある中から、いくつかピックアップしてみました。

◆樹原涼子と名器を巡る旅 第2回(工藤啓子)

 メソッド『ピアノランド』の刊行25周年に先立って展開されているシリーズ。各ピアノメーカーの最高機種の響きを体感し、演奏や指導に活かしていくというねらいです。その第2回の模様をレポートします。今回の「名器」はカワイの「Shigeru Kawai」。

◆日本ソルフェージュ研究協議会 第8回講演会(船越理恵)

 5月17日、東京藝術大学にて行われた山田武彦氏を講師に迎えての実演付き講演会の模様の一部を、誌上にて再現しました。

◆日本ピアノ教育連盟 第31回 全国研究大会
 清水和音 公開レッスン
(佐野真澄)

 東京音楽大学で開催された日本ピアノ教育連盟主催「第31回 全国研究大会」より、3月30日の行われた清水和音氏の公開レッスンの模様を、前号に引き続きお届けします。

 

連載

 

◆コレに注目!

 グッズ、グルメ、楽器等々、注目のアイテムを毎号1つずつ紹介していきます。今回はドイツの伝統工芸品、錫製の壁飾りとペンダントです。

◆プロフェッサー探訪 角野 裕(堀江昭朗)

国内外の大学で教鞭をとる教育者へのインタビューシリーズ。第11回は東京藝術大学教授の角野裕さん。ピアノデュオでの演奏活動や、楽譜の校訂・編曲などに取り組まれています。今回はピアノデュオを演奏する際のアドバイスもいただきました。

写真:満田 聡

角野 裕

◆レッスン密着レポ Nコン課題曲 合唱指揮者・大門康彦(飯田有抄)

話題・注目の演奏家や指導者によるレッスンの模様を誌上で再現する隔月連載。レッスン全体の流れ、指導ポイント、効果的な練習法、先生へのインタビュー等、盛りだくさんの中身です。今回はこの連載初の、合唱伴奏のレッスンです。

写真:岡本 央

大門康彦

◆あんな話・こんな話(秋末直志)

短いコラムの中に、レッスンのヒントがぎっしり。先生の説明力アップをお手伝いします。

◆パリ レッスン promenade(船越清佳)

パリ在住の筆者が、フランスで定評のある指導者のレッスンの中から即実践できるアイディアを紹介していく隔月連載。パリ発の最新情報をお届けします。

◆ムジカをめぐる旅(江口文子)

門下から国際的に活躍する数多くのピアニストを輩出している筆者による、新感覚の“読んで旅する”西洋音楽の歴史。読み手の想像力を刺激する語り口です。

◆対談 御木本澄子×酒井直隆
 ピアノ奏法とピアニストの手
(酒井直隆)

フィンガー・トレーニング研究者と音楽家専門外来医による対談。ピアノを「演奏する手」のあり方を、科学的な観点も交えながら考えていきます。

◆知っておきたい!幼児の特性(中嶋恵美子)

ピアノを習い始めて1年未満の生徒によく見られる“気になる”言動の数々。それらにどう対応したらいいのか、幼児の特性を踏まえた適切な指導法を考えていきます。

◆【短期連載】本番で「自分の音楽」を奏でるための
 心理的スキルトレーニング
(大場ゆかり)

本番で「自分の音楽を奏でる」ためには、演奏面のみならず、心理面での準備も必要です。今回は、本番までの練習段階における準備と取り組み方について、具体的に紹介します。

◆簡単! 便利! デジタルなレッスン(山本美芽)

特に個人のピアノ指導者が各地の指導者とつながりを作るツールとして有効なフェイスブック。始めたいけれどデジタル機器に苦手意識のあるというピアノの先生向けに、手順を易しく解説します。

◆楽譜調査室(二本柳奈津子、春畑セロリ)

 「調査1」は「発表会の曲」。コンクールとは別のスタンスで取り組んでいるという二本柳奈津子先生の教室での、工夫を凝らした企画についてうかがい、幼児から中学1年生までのプログラムをご紹介します。
 「調査2」の「オントモ楽譜情報」では『ダンシング連弾パーティー』を取り上げ、編著者である春畑セロリ先生に楽譜の活用法とともにおすすめの曲をご紹介いただきました。

◆ピアノの先生コミュニティ訪問(福留真循)

ピアノの先生たちの活動内容やメンバーの素顔を紹介。コミュニティから寄せられた記事のリクエストにもお応えします。今回は「ピティナ富士ステーション」。リクエスト記事は、福留真循氏による「ピアノ以外の楽器とアンサンブルする際に有効な練習法」。

◆今月のプレトーク 藤 拓弘(堀江昭朗)

今、もっとも注目したいアーティスト、教育者などにインタビューします。

◆ムジカ ザ スポットライト(神保洋子/みんなのブルグミュラー2015)

いま話題のあの方から、「ムジカノーヴァ」読者へ向けたメッセージをお届けします。

◆生徒と見たい聴きたいCD&DVD(百瀬 喬)

最近リリースされた音楽ソフトからピアノ教室におススメの1枚をご紹介します。

◆ムジカ図書館(山本美芽)

ピアノ教本研究家が、指導者・学習者双方に役立つ本をご紹介します。

◆演奏会批評

2015/5/2〜5/30の演奏会より(雨宮さくら、壱岐邦雄、石川哲郎、大久保 賢、柴田龍一、白石知雄、時 幹雄、野平多美、原 明美、伴 玲児、道下京子、横原千史、吉田裕子)

◆ムジカ情報館

「セミナー」(7/25〜8/31)と「コンクール&オーディションetc.」(予選・第1次選考・音源審査etc.:11/1〜11/30)

◆ムジカばーばの 突撃!となりのレッスン室(石嶺尚江、吉田しんこ)

ピアノ指導において大切なことを、ムジカばーば(ピアノの先生応援キャラクター)が日本中を旅しながら全国各地の先生方へ伝えていきます。

 

教材

 

◆楽譜

・ぴっぽん おはよう!(春畑セロリ)

 主人公が「わっぽん」の弟「ぴっぽん」に変わり、内容もぐっと易しくなりました。ユーモアあふれる絵と春畑セロリ先生のオリジナル曲で、想像力をめいっぱい働かせながら、ピアノを弾くために必要なことを学んでいきます。

・リズムあそび 王様の歌(伊東光介)

 リズムと言葉を連動させた物語仕立ての教材です。「リズムが同じでも言葉が違ったり音符の順序が逆になったりすると、表現に違いが生じる」ということを、生徒さんが楽しみながら味わえる内容です。

・音の宝石箱(安倍美穂)

 子どもたちが大好きなポピュラー作品を、彼らのやる気を引き出す工夫満載のアレンジでお届けします。今月の曲は、《少年時代》。

 

巻末とじ込み

 

◆今月の楽譜
 ベスのピアノ物語 2ndシーズン
(スーパーキッズ)

 「ベスのピアノ物語」が、2ndシーズン【オカピさんの魔法の五線紙】となってスタート。誰もが知っている童謡が、素敵なピアノ曲として大変身します。今月の曲は、《ロンドンデリー・エオリアンハープ》。。

◆今月の楽譜
 ショパン様、はじめまして!
(安倍美穂)

 ピアノを始めて間もない生徒さんでも、憧れのショパンの曲を楽しく体験できるアレンジの第2弾。今月は大人向けアレンジでお届けします! 伴奏パートもついているので、連弾での演奏も可能です。原曲は《ノクターン Op.9-2》。

 

8月号で取り上げた曲一覧

 

※「今月の1曲」以外の作品(括弧内は取り上げた記事のタイトル)

アイルランド民謡:ロンドンデリーの歌(今月の楽譜 
井上陽水:少年時代(音の宝石箱)
エステン:お人形の夢と目覚め(楽譜調査室)
カバレフスキー:ウクライナ民謡による陽気な7つの変奏曲(楽譜調査室)
ギロック:ウィーンのロンド(楽譜調査室)
ギロック:グレーの小さなロバ(楽譜調査室)
ギロック:ソナチネ第1番 第2・3楽章(楽譜調査室)
ギロック:ブルー・ムード(楽譜調査室)
クレメンティ:ソナチネ op.36-3 第1楽章(楽譜調査室)
シャミナード:牧神(楽譜調査室)
シューマン:『アルバムの綴り』より《苦痛の予感》(誌上講座∋愼核 
シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17 第1楽章(清水和音 公開レッスン)
シューマン:『幻想小曲集』より《夜に》(誌上講座∋愼核 
シューマン:『こどもの情景』より《見知らぬ国々と人々》(誌上講座∋愼核 
シューマン:『こどもの情景』より《トロイメライ》(誌上講座∋愼核 
シューマン:『こどものためのアルバム』より《メロディ》(誌上講座∋愼核 
シューマン:『こどものためのアルバム』より《小さな民謡》(誌上講座∋愼核 
シューマン:『こどものためのアルバム』より《シチリアのおどり》(楽譜調査室)
シューマン:詩人の恋 Op.48 第1曲《美しい五月に》(山田武彦 講演会)
ショパン:練習曲 作品25-1「エオリアンハープ」(今月の楽譜 
ショパン:ノクターン Op.9-2(今月の楽譜◆∋鐓綛嶌足∋愼核 
ショパン:ポロネーズ 遺作(楽譜調査室)
ショパン:マズルカOp.67-2(楽譜調査室)
ショパン:華麗なる大円舞曲(楽譜調査室)
ショパン:ワルツOp.69-1(楽譜調査室)
ショパン:幻想即興曲(楽譜調査室)
ショパン:即興曲第1番(楽譜調査室)
ショパン:スケルツォ第1番(楽譜調査室)
チマローザ:ソナタ第27番(楽譜調査室)
ドビュッシー:雨の庭(楽譜調査室)
ドビュッシー:小さな黒人(楽譜調査室)
Nakajin&Saori(SEKAI NO OWARI):プレゼント(レッスン密着レポ)
バスティン:学校へ行こう!(楽譜調査室)
バスティン:中国のメリーゴーランド(楽譜調査室)
バスティン:メキシコの祭り(楽譜調査室)
J.S.バッハ:シンフォニア第2番(楽譜調査室)
J.S.バッハ:メヌエット(楽譜調査室)
春畑セロリ:大スザンナ、小スザンナ(楽譜調査室)
春畑セロリ:タランテラ・ジーグ(楽譜調査室)
春畑セロリ:チャイコス大好きぃ・リミックス(楽譜調査室)
平吉毅州:秋の光に落ち葉が舞って(楽譜調査室)
平吉毅州:踊り明かそう祭りの夜は(楽譜調査室)
平吉毅州:真夜中の火祭り(楽譜調査室)
平吉毅州:南の風(楽譜調査室)
J.フィールド:ノクターン第5番(楽譜調査室)
ブルクミュラー:うちあけ話(楽譜調査室)
ブルクミュラー:ボヘミアン(楽譜調査室)
フンパーディング:ヘンゼルとグレーテル(楽譜調査室)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 Op.24《春》第1楽章(山田武彦 講演会)
ヘンデル:サラバンド(楽譜調査室)
ヘンデル:メヌエット イ短調(パリ レッスン promenade)
三善 晃:波のアラベスク(楽譜調査室)
メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ(楽譜調査室)
モーツァルト:ロンド ニ長調 K.485(楽譜調査室)

 「音符カードは読めるのに」「楽譜を見ながら歌えるのに」・・・なぜ、弾けないの? ピアノの先生方からお聞きする指導にまつわる悩みのダントツ1位は、これでしょうか。この不思議に思える現象の原因を解明し、適切な指導の在り方を紹介しているのが、人気連載『知っておきたい! 幼児の特性』です。
 そして、読譜をマスターした生徒さんが、繰り返し先生から注意されることのひとつが、「もっと歌って!」になるでしょうか。これを実現するには、実際にメロディーを歌ってみたり(連載『ソルフェージュ』ほか)、生徒さんにリズムを体感してもらったり(教材 『リズムあそび 王様の歌』ほか)、教育効果が高く、かつ生徒さんが意欲的に取り組んでくれる作品を選んだり(連載『楽譜調査室』)、曲の構造等を分析できる能力を育んだり(連載『アナリーゼ』ほか)、呼吸を意識してもらったり(特集『ピアノにおける呼吸法』ほか)、必要な技術の習得を目指したり(連載『ピアノ奏法とピアニストの手』ほか)・・・等々、先生方がやりたい、やらなければいけないと思っていらっしゃることは山積みでしょう。
 どの段階の、どんな課題を抱えた生徒さんの指導にも役立つ“何か”を『ムジカノーヴァ』から発見いただけるように、今月号でも豪華執筆陣が幅広い知識や教材を提供してくださっています。中でも今回は、連弾をはじめ、ヴァイオリンや合唱の伴奏など、アンサンブル指導に役立つ記事が多数掲載されています。ご興味のある方は、要チェックです!
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