ムジカノーヴァ 2016年10月号
今月号

ムジカノーヴァ 2016年10月号

多動/無気力/反抗期etc…

先生が知っておきたい 子どもの発達

在庫
【定価】¥905 (税込)
【判型】A4変
【発行】2016年9月
【商品コード】938610
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特集

 

多動/無気力/反抗期etc…
先生が知っておきたい
子どもの発達

中嶋恵美子先生のレッスンから

中嶋恵美子先生のレッスンから
写真:各務あゆみ

中嶋恵美子先生のレッスンに密着!(芹澤一美)
 幼児の発達に詳しい中嶋恵美子先生は、生徒をよく観察し、子どもの発達の段階に合わせたレッスンを行っています。その詳細を、充実した写真付きレポートでお届けします。

先生のお悩み別・指導例
・Case1 子どもの意欲を刺激する! 理解度チェック&「ご褒美」大作戦(福田りえ)
・Case2 子どもの「つまずき」4つの要因を知る(二俣 泉)
・Case3 反抗しても大丈夫! 鍵を握るのはコミュニケーション(保科陽子)
先生が指導に迷いがちな生徒の指導例を、ケース別にご紹介します。

ピアノ教室は希望の光 知ってほしい「グレーゾーン」の生徒のこと(平岡あや子)
 「ピアノ教室の役割は、音楽を教えるだけではない」と臨床心理士の小野田誠先生は言います。発達障害に近い行動をとる、いわゆる「グレーゾーン」の生徒にとって、家庭や学校とも違った第三の居場所ともなるようです。発達障害児の指導経験が豊富な小野田先生、ピアノ教師の平岡あや子先生に対談形式でお話を伺いました。

Interview 根岸由香
「落ち着きがない子」も夢中に! 子どもを惹きつけるレッスン法
(芹澤一美)
 ピアノの前に座ってくれなかったり、レッスン中に動き回ったり。そんな「落ち着きのない子」も、音楽で誘うことでレッスンに夢中になってくれることもあります。その秘訣を、特別支援学校教諭の根岸由香先生に、お話しいただきました。

 

今月の1曲

 

シューベルト 即興曲第4番 D899,Op.90(2016年7月号〜10月号選曲者:佐野真澄)

フランツ・シューベルト

フランツ・シューベルト

 

今月の1曲 連動企画

 

◆音楽ミュージアム 即興曲は即興で作った作品?〜「即興曲」であるメリットとは〜(湯浅玲子)

 「今月の1曲」に関連する絵や写真を掲載し、作曲家の生涯や作品の時代背景など、幅広い知識を提供する「ふりがな」付き「読み物教材」。今月号は、ウィーンのサロンにおけるシューベルトの夕べでピアノに向かうシューベルトの油彩画を掲載しています。「即興曲」というジャンルにはどのような時代背景があり、どのようにして作られたものなのか、一緒に考えてみましょう。

◆誌上講座 .▲淵蝓璽
●音楽が何を言おうとしているのか。歌曲が大きな手がかりになります
(堀 朋平)

 シューベルトの作品を演奏するとき、生涯にわたり器楽と並行して書き続けたジャンルである歌曲が大きな手がかりになります。即興曲の4年前に書かれた《水の上で歌う》(D 774)と、19歳で書かれた歌曲《さすらい人》(D 489)に注目して、この曲に秘められたストーリーを探っていきます。

◆誌上講座◆ ̄藾奸指導法
●雄弁な和声と魅力的な旋律を湛えたシューベルト作品
(佐藤卓史)

 2014年からシューベルトのピアノ曲全曲演奏プロジェクト「佐藤卓史シューベルトツィクルス」を展開し、最新の研究成果に基づく新しい解釈を発表している筆者。シューベルトならではの独特の音楽世界を表現するための着目点、演奏上の注意点等について、作品を追いながら解説します。

◆練習課題 .愁襯侫А璽献(今村央子)

 「今月の1曲」の演奏をより豊かなものにするためのソルフェージュ。今回は、「転調」「異名同音」「和音」に注目した課題を掲載しました。

◆練習課題◆.┘船紂璽(山口雅敏)

 「今月の1曲」を演奏する際に必要となるテクニックを身につけるためのエチュード集。
 この即興曲を印象づける右手の分散和音を粒立ちよく弾く練習法を紹介するとともに、左右対称の動きを利用した練習法で、指の動きを指令する脳を鍛え、左右の手を平等に上達させましょう。

◆ペーパークラフト シューベルト

色を塗って切り抜き、1ヵ所のり付けするだけで完成する簡単なペーパーラフトの第10弾です。

ペーパークラフト シューベルト

ペーパークラフト シューベルト

 

トピックス

 

◆音楽の神様に愛されたあなたへ(江口文子)

門下から国際的に活躍する数多くのピアニストを輩出している江口文子先生。ある少女(故中村紘子氏)との思い出を、手紙形式で綴ったエッセイでお届けします。

◆Report 日本ピアノ教育連盟・ピアノ指導法セミナー
「ソアレス流! 一人一人の個性を伸ばすレッスン」
(上田弘子)

 「最もレッスンを受けたい先生」と大人気のクラウディオ・ソアレス先生による、小学生と中学生の公開レッスンの模様をお届けします。生徒の音楽を目覚めさせる「ソアレス・マジック」を追体験してください。

ソアレス先生の公開レッスンから

ソアレス先生の公開レッスンから

◆ムジカノーヴァ ピアノの先生 応援セミナー 連動企画
「ブルクミュラーをリストの超絶技巧から読み解く!」 第2回
(関野直樹)

 「ムジカノーヴァ ピアノの先生応援セミナー(On-Demand)」連動企画。日本で大人気のブルクミュラーの練習曲を、同世代の作曲家で献呈曲もあるリストの楽曲と比較分析。演奏に必要な身体の使い方や技法を解説します。第2回(後編)では、ポジション移動に加えて、連打やトリルの要素を考えていきます。

◆ムジカノーヴァ ピアノの先生 応援セミナー 連動企画「デジタルなピアノレッスン」(福田りえ)

 「ムジカノーヴァ ピアノの先生応援セミナー(On-Demand)」連動企画。デジタルツールをレッスンに取り入れることで、さらに効果的なレッスンを行うことができます。便利なアプリ等具体的なツールの紹介と、活用法をご提案します。

◆Report 2016カワイ音楽コンクール ピアノ部門 ソロの部 Sコース(上田弘子)

 半世紀にわたり中学生以下を対象に開催されてきたカワイ音楽コンクールが、昨年より高2以上〜満26歳以下を対象とした「ピアノ部門Sコース」を新設。その今年の模様をレポートします。

2016カワイ音楽コンクール ピアノ部門 ソロの部 Sコース 大賞受賞のガン・チャイキッティワッタナー

2016カワイ音楽コンクール ピアノ部門 ソロの部 Sコース 大賞受賞のガン・チャイキッティワッタナー

◆Report 第10回東邦音楽大学「東邦ピアノセミナー」

 ピアノ指導者を対象に毎年夏に開催され、東邦音楽大学のピアノ専攻教授らが多種多様なテーマで開講する「東邦ピアノセミナー」。今年の3つの講座の内容をお届けします。

 

連載

 

◆バッハが面白くなるヒミツを解明! イリヤ・イーティンからみたバッハ(イリヤ・イーティン)

バッハを弾くことが面白くなった、バッハを教える上で大きな手がかりとなった、と出席者の間で評判となった公開講座の内容を、より詳しく掘り下げる形で読者の皆様にお届けしていきます。連載第3回は、装飾音とダンスの弾き方について。

◆パリ レッスン promenade(船越清佳)

パリ在住の筆者が、フランスで定評のある指導者のレッスンの中から即実践できるアイディアを紹介していく隔月連載。今回は、ピアノから心が離れがちな思春期の生徒をグループ・レッスンにより、憧れの名曲を使って指導するレッスンをレポートします。

「パリ・レッスンpromenade」のセシル・ヴィーニャ先生

「パリ・レッスンpromenade」のセシル・ヴィーニャ先生

◆レッスン密着レポ 丹内真弓(飯田有抄)

話題・注目の演奏家や指導者によるレッスンの模様を誌上で再現する隔月連載。今回の講師は本誌「大人のピアノ〜音の宝石箱」のアレンジ作品でお馴染みの丹内真弓先生。クラシック音楽の基礎力を活かしながら、ポピュラーやジャズの要素が入った音楽をどう演奏し、指導していくか、たくさんのヒントを楽しく紹介していただきました。

◆【最終回】対談 御木本澄子×酒井直隆
 ピアノ奏法とピアニストの手
(酒井直隆)

フィンガー・トレーニング研究者と音楽家専門外来医による対談。ピアノを「演奏する手」のあり方を、科学的な観点も交えながら考えていきます。

◆「グランフィール」連載第5回
 Interview 加藤正人
(堀江昭朗)

アップライトピアノに搭載することでグランドピアノのタッチと響きが実現する「グランフィール」。連載第5回は、ドイツ国家資格「ピアノ製作マイスター」の資格をもつユーロピアノ副社長・加藤正人さんへインタビュー。アップライトの表現力を豊かにするグランフィール機構の真の実力について語っていただきました。

◆楽譜調査室(轟 千尋/町田育弥)

「調査1」は「まるごと1冊調査」。全作品書き下ろしのピアノ曲集を出版した轟千尋先生に、全28曲を解説していただきました。
「調査2」の「オントモ楽譜情報」では、町田育弥先生の『ピアノのレシピ』を取り上げ、曲集の制作に至った背景や、全体の内容を教えていただきました。

◆今月のプレトーク 比石妃佐子(堀江昭朗)

今、もっとも注目したいアーティスト、教育者などにインタビューします。

◆ムジカ ザ スポットライト(村上 隆/日本バッハコンクール)

今話題のイベント主催者から、「ムジカノーヴァ」読者へ向けたメッセージをお届けします。

◆生徒と見たい聴きたいCD&DVD(百瀬 喬)

最近リリースされた音楽ソフトからピアノ教室におススメの1枚をご紹介します。

◆ムジカ図書館(山本美芽)

ピアノ教本研究家が、指導者・学習者双方に役立つ本をご紹介します。

◆あんな話・こんな話(秋末直志)

短いコラムの中に、レッスンのヒントがぎっしり。先生の説明力アップをお手伝いします。

◆演奏会批評

2016/6/29〜7/24の演奏会より(雨宮さくら、石川哲郎、柴田龍一、原 明美、伴 玲児、道下京子)

◆明日のレッスンに使える おもしろ音楽史(萩谷由喜子/吉田しんこ)

エッ?と驚く音楽史の知られざるエピソードに、楽しい4コマ漫画を添えてお届けします。レッスンの話題にぜひご活用ください。

◆ 【新連載】音を感じるリズム唱(高橋千佳子)

長年ソルフェージュ教育に携わる著者による、リズム教材。ただ音符の長さを覚えるのでなく、より表情豊かな演奏に繋げるための「リズム読み」の方法を伝授します。

◆ムジカ情報館

「セミナー」(9/30〜10/31)と「コンクール&オーディションetc.」(予選・第1次選考・音源審査etc.:2017/1/1〜1/31)

 

教材

 

◆楽譜
 音の宝石箱 for kids
(安倍美穂)

 子どもたちが大好きなポピュラー作品を、彼らのやる気を引き出す工夫満載のアレンジでお届けします。今月の曲は、「AU KDDI」のCMソング、《みんながみんな英雄》。

 

巻末とじ込み

 

◆今月の楽譜[ピアノ+鍵盤ハーモニカ・アンサンブル]

ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》(壺井一歩)

 ベートーヴェンの交響曲の中でも最も有名な《歓喜の歌》の部分を、ピアノ+鍵盤ハーモニカ、カスタネットのアンサンブルで楽しめる楽譜。易しいアレンジなので、アンサンブル初挑戦の生徒さんにもおすすめです。発表会、クリスマス会等でぜひお役立てください。

◆特別付録

 音楽地図3 ドイツ

 

10月号で取り上げた曲一覧

 

※「今月の1曲」以外の作品(括弧内は取り上げた記事のタイトル)
アメリカ民謡:茶色の小びん(レッスン密着レポ)
カルダーラ:たとえつれなくても(楽譜調査室)
クンツ:「200の二声のカノン」より第95番(楽譜調査室)
シューベルト:緑のリボン(楽譜調査室)
ショパン:24の前奏曲より第6、13番(パリ・レッスンpromenade)
ショパン:ポロネーズ第1番(ソアレス流!一人一人の個性を伸ばすレッスン)
TRADITIONAL:みんながみんな英雄(音の宝石箱)
バイエル:「バイエル・ピアノ教則本」より第49番(音を感じるリズム唱)
ハイドン:交響曲第94番第2楽章より《びっくりシンフォニー》(音を感じるリズム唱)
J.S.バッハ:アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳より第8番「ガヴォット」(イリヤ・イーティンからみたバッハ)
J.S.バッハ:アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳より第15番「ポロネーズ」(イリヤ・イーティンからみたバッハ)
J.S.バッハ:アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳より第19番「マーチ」(イリヤ・イーティンからみたバッハ)
J.S.バッハ:アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳より第25番「ミュゼット」(イリヤ・イーティンからみたバッハ)
J.S.バッハ:わたしがいつかこの世を去るときに(楽譜調査室)
バルトーク:ポジションチェンジ(楽譜調査室)
バレ:キルンベルガー(楽譜調査室)
ピュイグ=ロジェ:おもちゃをかたづけなさい(楽譜調査室)
ブルクミュラー:「25の練習曲」より第1番《素直》(ブルクミュラーをリストの超絶技巧から読み解く!)
ブルクミュラー:「25の練習曲」より第4番《小さな集会》(ブルクミュラーをリストの超絶技巧から読み解く!)
ブルクミュラー:「25の練習曲」より第7番《澄みきった流れ》(ブルクミュラーをリストの超絶技巧から読み解く!)
ブルクミュラー:「25の練習曲」より第9番《狩》(ブルクミュラーをリストの超絶技巧から読み解く!)
ブルクミュラー:「25の練習曲」より第13番《なぐさめ》(ブルクミュラーをリストの超絶技巧から読み解く!)
ブルクミュラー:「25の練習曲」より第16番《ちょっぴり不満》(ブルクミュラーをリストの超絶技巧から読み解く!)
ブルクミュラー:「25の練習曲」より第23番《帰郷》(ブルクミュラーをリストの超絶技巧から読み解く!)
ブルクミュラー:「25の練習曲」より第25番《貴婦人の乗馬》(ブルクミュラーをリストの超絶技巧から読み解く!)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第5番第3楽章(ソアレス流!一人一人の個性を伸ばすレッスン)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」第3楽章(楽譜調査室)
ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》(今月の楽譜)
マンチャ:そばにいることは(楽譜調査室)
本居長世:七つの子(レッスン密着レポ)
リスト:ラ・カンパネッラ(ブルクミュラーをリストの超絶技巧から読み解く!)

 今月は、ピアノ指導者の間で今もっとも関心の高いテーマの一つである、発達障害に近い行動をとる、いわゆる「グレーゾーン」の生徒への指導の仕方、および、同じく指導に迷いがちな落ち着きのない生徒や、反抗期の生徒への指導例を特集します。
 発達障害児の指導経験が豊富なピアノ指導者や特別支援学校教諭、臨床心理士の方々にご登場いただき、レッスン・レポートや対談、ケース別指導例等、幅広く掲載しました。
 取材を進める中で、これからの社会において、ピアノ教室の役割がますます重要になっていくとの思いを強くしました。適切な対応の仕方を学び、子どもたちの第三の居場所ともなる教室づくりにどうぞお役立てください。
 隔月連載「パリ・レッスンpromenade」でも、ピアノから心が離れがちな思春期の生徒の心を引き留めるレッスンをレポートしていますので、こちらも参考になさってください。

今月の1曲はシューベルト《即興曲第4番》D899,Op.90です。名曲なだけに、アナリーゼも演奏・指導法も力の入った内容です。多くの歌曲を残した作曲家でもあるので、歌曲に目を向けることで、シューベルトがこの曲で表現したかったことが見えてきます。現役演奏家による即演奏に生かせるアナリーゼも、必読です。

 今月の巻末とじ込み楽譜は、ベートーヴェンの「交響曲第9番」より《歓喜の歌》を、ピアノ+鍵盤ハーモニカ、カスタネットのアンサンブルでお届けします。クリスマス会にうってつけ!易しいアレンジなので、アンサンブル初挑戦の生徒さんにもおすすめです。
 
「レッスン密着レポ」は丹内真弓先生による大人のポピュラーピアノのレッスン。ポピュラー音楽を弾きたいと思う生徒さんが増える中、クラシック音楽の基礎力を活かしながら、どのように指導していくかのヒントが詰まっています。

 ムジカノーヴァ ピアノの先生応援セミナー「関野直樹 ブルクミュラーをリストの超絶技巧から読み解く!」が、9月30日10:30〜12:30、10月28日10:30〜12:30に伊藤楽器イトウミュージックサロン船橋内メンバールーム(TEL:047-431-0111)で開催されます。本誌9月号と10月号(9月20日発売)の記事がテキストとなります。
 同じくテキストを掲載した「福田りえ デジタルなピアノ・レッスン」は10月19日10:30〜12:30にカワイ横浜 イベントサロン「プラージュ」(TEL 045-650-2351)で開催されます。
 どちらも記事としても大変充実した内容になっていますので、レッスンでぜひご活用ください。

 以上、今月号も、充実の特集とレッスンに役立つ記事の数々、旬の話題を詰め込んでお届けいたします!
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