ムジカノーヴァ 2014年8月号
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ムジカノーヴァ 2014年8月号

ちゃんと教えたい!「ソナチネアルバム」

在庫
【定価】¥905 (税込)
【判型】A4変
【発行】2014年7月
【商品コード】938408
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特集

 

ちゃんと教えたい!「ソナチネアルバム」

◆「分析」を実際の指導に生かすことは可能か?(中井正子)

ピアニストの筆者がクレメンティのソナチネOp36−4 ヘ長調 第1楽章を例に、分析することで演奏に生かせること、演奏を通じてしか理解できないことを整理し、指導に分析を生かすためのヒントを提示します。

◆必要なテクニックを事前に取り出して練習しましょう(永瀬まゆみ)

「ソナチネアルバム」を演奏する際、特に問題になりやすい「トリル」「スケール」「バランス」について、コンクールなどで高い指導実績を上げている筆者が、陥りやすい問題点とそれを解決するための練習法を具体的に示します。

 

とじ込み付録

 

◆解答&解説

教材コーナーの解答と解説。切り離して使えるミシン目入りです。

◆作曲家カード-3

ポストカードとしても使える作曲家カード。シリーズ△梁茖害鵑蓮◆屮轡紂璽戰襯函廚函屮哀襯螢奪函廖

 付録


 

トピックス

 

◆花火と音楽(冴木一馬)

1749年にロンドンで催された花火の宴を描いた美しい絵とともに、花火と音楽の関わりの歴史を紹介します。

◆「音楽家」として自立するために必要なこと(水原眞理)

アメリカのオクラホマ大学で音楽博士号(D.M.A.)を取得した筆者が、取得過程で出会ったピアノ教授の教えを通して、「自立した音楽家」とはどうあるべきかを考察します。

◆ピアノ教室 夏休み 推薦図書(土居安子)

密接な関係を持つ音楽と文学。必要だから読むのではなく、子どものころから外国の本に触れ、その楽しさを知ることで自然と作品を手にとるようになってほしい。そんな先生方の願いに応え、大阪国際児童文学振興財団主任専門員の筆者に、英国、ドイツ、ロシアの児童書を推薦していただきました。

 

連載

 

◆コレに注目!

グッズ、グルメ、楽器等々、注目のアイテムを毎号1つずつ紹介していきます。今回はポップアップカード。

◆コンクールetc. 課題曲レクチャー(小林五月)

各種コンクールの課題曲から毎号1曲を取り上げ、深く掘り下げて学ぶシリーズ。カラーで見やすい楽曲分析ページが自慢です。今回は、「第68回 全日本学生音楽コンクール」ピアノ部門 予選 小学校の部 課題曲 より、メンデルスゾーン作曲《5月のそよかぜ》。

◆ピアニスト探訪 宮川彬良(堀江昭朗)

テレビやラジオでもおなじみ、作編曲家・指揮者・ピアニストとしてマルチに活躍するアーティスト。ブルクミュラーなど、ピアノレッスン曲もオーケストラ・アレンジしています。その柔軟な感性の秘密に迫ります。

写真:満田 聡

宮川彬良

◆バッハへの道(北村智恵)

「バッハは苦手」「生徒に教える自信がない」という方々を、「本当は楽しいインヴェンション」に通ずる道へとお連れします。

◆レッスン密着レポ 佐々木邦雄、佐々木恵子(飯田有抄)

話題・注目の指導者によるレッスンの模様を誌上で再現する隔月連載。レッスン全体の流れ、指導ポイント、効果的な練習法、先生へのインタビュー等、盛りだくさんの中身です。

写真:岡本 央

佐々木邦雄、佐々木恵子

◆ぱすかリズム (パスカル・ドゥヴァイヨン)

著者はベルリン芸術大学教授。「音楽」「ピアノ」「指導」をキーワードにして、独特のユーモアを織り交ぜながらエッセイを綴ります。

◆【新連載】音の歳時記(江口文子)

門下から国際的に活躍する数多くのピアニストを輩出している筆者による日本人特有の、そして音楽家ならではの感性が光るエッセイです。

◆「先生力」スキルアップ講座(大場ゆかり)

「演奏技術」のほかにも、「見通す力」「促す力」等、指導者にはさまざまな「先生力」が求められます。この「先生力」を高めるために有効な行動科学や心理学の分野で用いられる考え方、心理的スキルトレーニングの技法を、具体的に紹介していきます。

◆簡単! 便利! デジタルなレッスン

自宅のグランドピアノでスタジオ並みの高音質録音ができ、録音音源をインターネット上で即時共有できる月額制サービスがヤマハから登場。その便利な使い方を紹介します。

◆ピアノの先生 コミュニティ訪問 (樹原涼子)

ピアノの先生たちの活動内容やメンバーの素顔を紹介。コミュニティから寄せられた記事のリクエストにもお応えします。今回は「おんぷの会」。リクエストは、樹原涼子氏による「楽楽子育て応援プロジェクトを通じて感じること」。

◆生徒と見たい聴きたいCD&DVD (百瀬 喬)

最近リリースされた音楽ソフトからピアノ教室におススメの1枚をご紹介します。

◆ムジカ図書館(山本美芽)

ピアノ教本研究家が、指導者・学習者双方に役立つ本をご紹介します。

◆楽譜調査室(轟 千尋、春畑セロリ)

「調査1」は「まるごと1冊調査」。今年3月号までの本誌連載に書き下ろし曲を加えた轟千尋さんの『きせつ の ものがたり』の各曲について、作曲者からのワンポイントアドバイスをお届けします。
「調査2」の「オントモ楽譜情報」では、春畑セロリ氏による『できるかな ひけるかな』シリーズのレッスン模様をご紹介します。

◆今月のプレトーク 水永牧子(堀江昭朗)

今、もっとも注目したいアーティスト、教育者などにインタビューします。

◆ムジカ ザ スポットライト(北村智恵、亀田真弓)

いま話題のあの方から、「ムジカノーヴァ」読者へ向けたメッセージをお届けします。

◆演奏会批評(雨宮さくら、大久保 賢、柴田龍一、時 幹雄、原 明美、伴 玲児、道下京子、横原千史、吉田裕子)

◆あんな話・こんな話 (秋末直志)

短いコラムの中に、レッスンのヒントがぎっしり。先生の説明力アップをお手伝いします。

◆ムジカ情報館

「セミナー」(7/25〜8/31)と「コンクール&オーディションetc.」(予選・第1次選考・音源審査etc.:11/1〜11/30)

 

教材

 

◆想像しよう!考えよう! 音楽図鑑(佐野真澄)

イラストや写真を見て、質問に答え、想像を膨らませる。そして、思い描いたイメージを音楽表現に生かす。そんなレッスンを提案する教材です。今月は『山の魔王の宮殿にて』。

◆ムジカノーヴァ 子ども音楽塾(湯浅玲子)

生徒さんの「なぜ」「どうして」に答える不定期連載。「ピアノが描いた世界を巡ろう」シリーズの「その2」は、「生き物の音楽」。

◆ムジカばーばの 突撃!となりのレッスン室(石嶺尚江、吉田しんこ)

ピアノ指導において大切なことを、ムジカばーば(ピアノの先生応援キャラクター)が日本中を旅しながら全国各地の先生方へ伝えていきます。

◆トレーニング タイム

・譜読み編 (松下恵子)
 習い始めの“超初心者”にオススメの譜読みトレーニングです。
・リズム編 (松下恵子)
 音やメロディーを思い浮かべながら取り組めるリズム課題です。
・初見編 (高橋千佳子)
 楽譜の「予見」をするためのヒントが満載の内容です。

◆講座

・音を感じる新曲視唱 (高橋千佳子)
 長年ソルフェージュ教育に携わる筆者による、音の機能を感じるための新曲視唱課題。レッスン曲の演奏でも活かされる歌心を育てます。
・耳を開く聴きとり術講座 コード編 (樹原涼子)
 正確に聴きとるだけでなく、音楽が心に働きかける元に興味を持ってもらうための聴音。「曲の中のドミナントモーション」を聴きとります。
・うどんの鍵盤にさわらない わくわく譜読み大作戦! (佐久間あすか)
 音楽が大好きなイヌの「うどん」とネコの「フヨ美先生」。彼らと一緒に譜読みの方法を楽しく身につけます。
・三要素の城2 (伊東光介)
 さまざまなジャンルの実作品を使って音楽の基礎を学ぶ、ストーリー仕立ての楽しい教材です。
・楽譜に隠されたヒントを探せ! (轟 千尋)
 どんなふうに弾いたらいいかのヒントを与えてくれる“大切な音や和音”等を、「ひんとくん」と「おんぷちゃん」と一緒に発見していきます。

◆楽譜

・ぴっぽん おはよう!(春畑セロリ)
 主人公が「わっぽん」の弟「ぴっぽん」に変わり、内容もぐっと易しくなりました。ユーモアあふれる絵と春畑セロリ先生のオリジナル曲で、想像力をめいっぱい働かせながら、ピアノを弾くために必要なことを学んでいきます。
・ゆめの くにの ものがたり(轟 千尋)
 お話付きピアノ曲(ソロ&連弾)。お話の主人公は教材を使う生徒さん。主人公が何か出来事に遭遇するたびに、曲の主題がさまざまな雰囲気に変化していきます。
・音の宝石箱 (安倍美穂)
 子どもたちが大好きなポピュラー作品を、彼らのやる気を引き出す工夫満載のアレンジでお届けします。
 今月の曲は、《ようかい体操第一》。
・コンサートサロン (後藤ミカ)
 名曲連弾シリーズ。今月の曲は《メリーさんの四季》(原曲:メリーさんのひつじ(アメリカ民謡))。

◆ドリル

・ゴールをめざして
 音符・休符の拍に関するクイズ式の迷路です。男の子・女の子両方の生徒さんにお楽しみいただけるよう、サッカーW杯にちなんだイラストにてお届けします。

 

8月号で取り上げた曲一覧

 

※括弧内は取り上げた記事のタイトル

アメリカ民謡:メリーさんのひつじ(コンサートサロン)
菊谷知樹:ようかい体操第一(音の宝石箱)
樹原涼子:Little Fantasy(『ピアノランドァ戮茲蝓法兵を開く聴きとり術講座)
樹原涼子:ビッグ・サマー(『ピアノランドコンサート中』より)(耳を開く聴きとり術講座)
ギロック:『抒情小曲集』より《とんぼ》(ムジカノーヴァ 子ども音楽塾)
クーラウ:ソナチネop.20-1 第1楽章(特集)
クーラウ:ソナチネop.20-1 第3楽章(特集)
グリーグ:山の魔王の宮殿にて(想像しよう!考えよう! 音楽図鑑)
クレメンティ:ソナチネop.36-3 第1楽章(特集)
クレメンティ:ソナチネop.36-3 第2楽章(特集)
クレメンティ:ソナチネop.36-4 第1楽章(特集)
シューマン:蝶々op.2(ムジカノーヴァ 子ども音楽塾)
シューマン:『森の情景』より《予言の鳥》(ムジカノーヴァ 子ども音楽塾)
ショパン:小犬のワルツ(ムジカノーヴァ 子ども音楽塾)
チェルニー30番より第12番(わくわく譜読み大作戦)
轟 千尋:きせつ の ものがたり〜プレリュード/1月 夢/2月 雪/3月 目覚め/インテルメッツォ――春/4月 ひなたで/5月 鳥たちの庭/6月 雨/インテルメッツォ――夏/7月 海の上を吹く風/8月 祭り/9月 祈り/インテルメッツォ――秋/10月 ハロウィンのいたずら/11月 いちょうの木/12月 クリスマス/ポストリュード――冬(楽譜調査室)
ドビュッシー:『映像』第2集より《金色の魚》(ムジカノーヴァ 子ども音楽塾)
バッハ:『イギリス組曲』第5番BWV810よりパスピエ(バッハへの道)
バッハ:『インヴェンション』第1番 ハ長調 BWV772(三要素の城2)
春畑セロリ:すこし はなれて キャッチボール(楽譜調査室)
ブルクミュラー:『25の練習曲集』より第10番《やさしい花》(レッスン密着レポ)
ブルクミュラー:『25の練習曲集』より第11番《せきれい》(レッスン密着レポ)
ブルクミュラー:『25の練習曲集』より第16番《ちょっぴり不満》(楽譜に隠されたヒントを探せ!)
ブルクミュラー:『25の練習曲』より第24番《つばめ》(ムジカノーヴァ 子ども音楽塾)
ブルクミュラー:『25の練習曲集』より第25番《貴婦人の乗馬》(ムジカノーヴァ 子ども音楽塾)
ヘンデル:パスピエ(バッハへの道)
メンデルスゾーン:『無言歌集』より《5月のそよかぜ》(コンクールetc.課題曲Lecture)
ラヴェル:『鏡』より《蛾》(ムジカノーヴァ 子ども音楽塾)
ラヴェル:『鏡』より《悲しい鳥たち》(ムジカノーヴァ 子ども音楽塾)

 指導現場で役立つ実用的な記事作りを心がけている『ムジカノーヴァ』ですが、雑誌の真骨頂とも言える問題提起を含んだ記事も多数掲載しています。例えば今月号でも、「ピアノ指導においては、理論的である以上に実践的な分析が必要〜特集(中井正子)」「クラシックだけを勉強している人にも、もっと『ノリ』を研究してほしい〜ピアニスト探訪(宮川彬良)」「指の訓練に明け暮れて技術としてのピアノを学んだだけでは、『芸術』にはならない〜『音楽家』として自立するために必要なこと(水原眞理)」等々、今のピアノ指導法を問い直すいくつもの言葉に出会うことができます。
 同時に、これらの問いかけに対し、ご自分なりの答えを導き出すヒントとなる教材(指導例)や記事も掲載しています。実践的な分析に欠かせないソルフェージュの教材としては、「トレーニング タイム」「音を感じる新曲視唱」「耳を開く聴きとり術講座 コード編」等が、“ノリ”について研究する記事としては、「楽譜調査室」の「報告2」が参考になるかと思います。
 予期せぬ出会い、偶発的な学びの機会が得られる“雑誌”ならではの良さを、ぜひ実感ください。
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