ムジカノーヴァ 2015年6月号
今月号

ムジカノーヴァ 2015年6月号

子どもにちゃんと伝わる教え方―止形

在庫
【定価】¥905 (税込)
【判型】A4変
【発行】2015年5月
【商品コード】938506
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特集

 

子どもにちゃんと伝わる教え方―止形

◆再確認講座(西尾 洋)

 楽典の本に書かれていることは、もう頭に入っている・・・と思っていたけれど、生徒さんに説明する段になって、理解不足や記憶の薄れを自覚したことはありませんか? まずはこの講座で、「わかったつもりでいた」ことや「忘れた」ことはないかを確認してみてください。

◆レッスン物語
 さくらちゃん カデンツ博士になる の巻
(北村智恵)

 主人公の「さくらちゃん」は、目下、バッハ『インヴェンション』第4番を練習中。上手に弾けるようにならないと悩む「さくらちゃん」に、先生は段落ごとに分けて練習する方法を提案します。
 終止形をどう教えるかを、物語仕立てで解説していきます。

 

今月の1曲

 

ペッツォルト メヌエット ト長調 BWV Anh.114

 

今月の1曲 連動企画

 

◆音楽ミュージアム アンナ・マクダレーナの音楽帳(湯浅玲子)

 「今月の1曲」に関連する絵や写真を掲載し、作曲家の生涯や作品の時代背景など、幅広い知識を提供する「ふりがな」付き「読み物教材」。今月号には、ベルリン国立図書館が所蔵する「音楽帳」第2巻の表紙写真を掲載しました。

◆どうしてバッハからペッツォルトに変わったの?(樋口隆一)

 今年、ドイツ学術交流会より国際的な学術・文化交流に貢献した人を顕彰するテオドル・ベルヒェム賞を贈られた筆者が、かつてライプツィヒでともに研究に従事した仲間がこの真実を突き止めるまでの経緯等を、ピアノを学ぶ子どもたちに解説します。

◆誌上講座 .▲淵蝓璽
 いかに小節線を越えるか
(町田育弥)

 校訂者によって様々なアーティキュレーションが補われた複数の実用版が存在する「今月の1曲」。「どうしましょうか?」という筆者の問いかけからスタートする誌上講座で、お馴染みの曲の魅力を再発見してください。

◆誌上講座◆〇愼核
 メヌエット―その優美な魅力をアーティキュレーションから
(片山早苗)

 バロック時代に書かれた代表的な舞曲であるメヌエットの軽やかな優美さを、現代ピアノで表現するために求められるものを、タッチやアーティキュレーションに注目して考察します。

◆今月の1曲 練習課題.愁襯侫А璽献(荒尾岳児)

 「今月の1曲」の演奏をより豊かなものにするためのソルフェージュ。今回は、バロック曲によく出てくる「装飾音」に注目した課題です。

◆今月の1曲 練習課題▲┘船紂璽(根津栄子)

 「今月の1曲」を演奏する際に必要となるテクニックを身につけるためのエチュード集。技術的難所を弾きこなすためのミニエチュードを各種掲載しています。

 

特別付録

 

◆作曲家ポストカード(絵:駿高泰子)

 「作曲家ポストカードカレンダー」が好評だったイラストレーターの駿高泰子さんによる新シリーズ。隔月で付録に登場します。

 

付録

 

トピックス

 

◆オカピさん教えて! 指揮者って何してるの?(スーパーキッズ)

 巻末とじこみ楽譜「ベスのピアノ物語」でおなじみのオカピさんは指揮者。ところで、指揮者って何をしているの? そんな子どもたちの素朴な疑問に答えるべく、オカピさんにいくつか質問をしてみました。

◆Interview アントニオ・ディ・クリストファーノ(岡田敦子)

 今年、第15回を迎えたイタリアのスクリャービン国際ピアノ・コンクール。このコンクールを立ち上げたアントニオ・ディ・クリストファーノ氏へのインタビューです。氏が考える、今の音楽家に求められる2つの能力とは?

◆ヤマハマスタークラス コンサート(河原 亨)

 世界のコンクールに出場し、優秀な成績をおさめたピアニストも多く輩出している、ヤマハマスタークラス〈特別コース〉。そんなマスタークラスで学ぶ、13〜18歳までの6人によるピアノコンサートをレポートします。

◆Interview 東京国際ヴィオラコンクール 公式伴奏ピアニスト
 有吉亮治
(高坂はる香)

 日本を代表するヴィオラ奏者、今井信子さんの発案で創設されたヴィオラスペースによる、東京国際ヴィオラコンクール。そこで公式伴奏ピアニストを務めている有吉亮治さんに、留学やアンサンブルを通して学んだこと等をお話しいただきました。

◆ピティナ ムジカノーヴァ定期購読会員 第2回懇談会

 本誌連載「あんな話・こんな話」の著者、秋末直志氏をゲストオブザーバーに迎えて行われた懇談会の模様をお伝えします。

◆Report ピアノにつながる! リトミックレッスン大集合

 近年、ピアノ指導者の間でその効果が再注目されているリトミック。4月に開催された、このリトミックをテーマにしたイベント(主催:株式会社東音企画/ピティナ山手支部)の模様をレポートします。

 

連載

 

◆コレに注目!

グッズ、グルメ、楽器等々、注目のアイテムを毎号1つずつ紹介していきます。今回はOSAKA愛シングの「ピアノクッキー&マシュマロ」。

◆プロフェッサー探訪 黒川 浩(堀江昭朗)

国内外の大学で教鞭をとる教育者へのインタビューシリーズ。第9回はフェリス女学院大学教授の黒川浩さん。同校で教え始めて20年あまり。自身のピアノ歴を振り返りながら、学生たちへの思いを語ります。

写真:満田 聡

黒川浩

◆レッスン密着レポ 角 聖子(飯田有抄)

話題・注目の演奏家や指導者によるレッスンの模様を誌上で再現する隔月連載。レッスン全体の流れ、指導ポイント、効果的な練習法、先生へのインタビュー等、盛りだくさんの中身です。

写真:岡本 央

角 聖子

◆あんな話・こんな話(秋末直志)

短いコラムの中に、レッスンのヒントがぎっしり。先生の説明力アップをお手伝いします。

◆パリ レッスンpromenade(船越清佳)

パリ在住の筆者が、フランスで定評のある指導者のレッスンの中から即実践できるアイディアを紹介していく隔月連載。パリ発の最新情報をお届けします。

◆ぱすかリズム(パスカル・ドゥヴァイヨン)

ベルリン芸術大学教授の著者が、「音楽」「ピアノ」「指導」をキーワードにして、独特のユーモアを織り交ぜながらエッセイを綴ります。

◆音の歳時記(江口文子)

門下から国際的に活躍する数多くのピアニストを輩出している筆者による日本人特有の、そして音楽家ならではの感性が光るエッセイです。

◆対談 御木本澄子×酒井直隆
 ピアノ奏法とピアニストの手
(酒井直隆)

フィンガー・トレーニング研究者と音楽家専門外来医による対談。ピアノを「演奏する手」のあり方を、科学的な観点も交えながら考えていきます。

◆知っておきたい!幼児の特性(中嶋恵美子)

ピアノを習い始めて1年未満の生徒によく見られる“気になる”言動の数々。それらにどう対応したらいいのか、幼児の特性を踏まえた適切な指導法を考えていきます。

◆楽譜調査室(大崎妙子)

 「調査1」は「発表会の曲」。あらゆる年代の生徒さんが学ぶ大崎妙子先生の教室で行われた、高校生までの発表会のプログラムを見せていただきます。本番までの気持ちを高める工夫についてもうかがいました。
 「調査2」の「オントモ楽譜情報」では、半世紀以上にわたる日本人作曲の曲集『れんだん・あれこれ』について、楽譜編集担当者から収録楽曲の特徴やレベルについて教えてもらいました。

◆ピアノの先生コミュニティ訪問(武本京子)

ピアノの先生たちの活動内容やメンバーの素顔を紹介。コミュニティから寄せられた記事のリクエストにもお応えします。今回は「ピティナ熊本きなっせステーション」。リクエスト記事は、武本京子氏による「音の表情に興味を持たせるため、イメージ奏法をどのようにレッスンに取り入れるか」。

◆簡単! 便利! デジタルなレッスン(中川陽子)

ピアノ指導者の筆者がレッスンで使うオリジナル教材を作る際に重宝している、手軽に楽譜を作成できるiPadアプリをご紹介します。

◆生徒と見たい聴きたいCD&DVD(百瀬 喬)

最近リリースされた音楽ソフトからピアノ教室におススメの1枚をご紹介します。

◆ムジカ図書館(山本美芽)

ピアノ教本研究家が、指導者・学習者双方に役立つ本をご紹介します。

◆今月のプレトーク 久保田慶一(堀江昭朗)

今、もっとも注目したいアーティスト、教育者などにインタビューします。

◆ムジカ ザ スポットライト(クラウディオ・ソアレス/日本フィル夏休みコンサート)

いま話題のあの方から、「ムジカノーヴァ」読者へ向けたメッセージをお届けします。

◆演奏会批評

2015/2/26〜3/29の演奏会より(雨宮さくら、石川哲郎、加藤一郎、柴田龍一、原 明美、伴 玲児)

◆ムジカ情報館

「セミナー」(5/25〜6/30)と「コンクール&オーディションetc.」(予選・第1次選考・音源審査etc.:9/1〜9/30)

◆ムジカばーばの 突撃!となりのレッスン室(石嶺尚江、吉田しんこ)

ピアノ指導において大切なことを、ムジカばーば(ピアノの先生応援キャラクター)が日本中を旅しながら全国各地の先生方へ伝えていきます。

 

教材

 

◆ドリル

・ふよみかけっこ

 生徒さんになるべく多くの音を読んでもらえるよう、ページを横向きにして掲載したドリル。時間を計って記入する欄があるので、「速く読む」ための教材としてお使いいただけます。

◆楽譜

・ぴっぽん おはよう!(春畑セロリ)

 主人公が「わっぽん」の弟「ぴっぽん」に変わり、内容もぐっと易しくなりました。ユーモアあふれる絵と春畑セロリ先生のオリジナル曲で、想像力をめいっぱい働かせながら、ピアノを弾くために必要なことを学んでいきます。

・音の宝石箱(安倍美穂)

 子どもたちが大好きなポピュラー作品を、彼らのやる気を引き出す工夫満載のアレンジでお届けします。今月の曲は、映画「ドラえもん のび太の宇宙英雄記」より《360°》。

◆シート
 チャレンジシート20&30

 目標をクリアする度に、黒い線で囲まれたスペースをひとつずつ好きな色で塗りつぶしていきます。きれいなステンドグラスの完成が、達成感をより強めてくれるはずです。

 

巻末とじ込み

 

◆今月の楽譜
 ベスのピアノ物語 2ndシーズン
(スーパーキッズ)

 「ベスのピアノ物語」が、2ndシーズン【オカピさんの魔法の五線紙】となってスタート。誰もが知っている童謡が、素敵なピアノ曲として大変身します。今月の曲は、わらべ歌バッハ組曲《ずいずいずっころばし》《竹田の子守歌》。

◆今月の楽譜
 ブルクミュラー 連弾メドレー「くるくるミュラー」 後編
(ピアニスターHIROSHI)

 『ブルクミュラー 25の練習曲』から多くの曲を抜粋したメドレー連弾。目も耳も「くるくる」回る、「ブルクミュラー」ならぬ「くるくるミュラー」の後編をお届けします!

 

6月号で取り上げた曲一覧

 

※「今月の1曲」以外の作品(括弧内は取り上げた記事のタイトル)

ガーシュウィン:3つのプレリュード 第1曲(楽譜調査室)
兼田 敏:がちょうの行進曲(楽譜調査室)
小山清茂:かごめ変奏曲(楽譜調査室)
コンコーネ:やさしい想い出(楽譜調査室)
三枝成彰:ホットケーキになったトラ(楽譜調査室)
ショパン:マズルカ op.68-3(楽譜調査室)
ショパン:ワルツ第15番 ホ長調(楽譜調査室)
ショパン:ノクターンop.9-2(楽譜調査室)
ショパン:雨だれの前奏曲(op.28-15)(楽譜調査室)
チャイコフスキー:ナポリの歌(楽譜調査室)
チャイコフスキー:クリスマス(『四季』より)(楽譜調査室)
ドビュッシー:人形の踊り(楽譜調査室)
ドビュッシー:夢(楽譜調査室)
ドビュッシー:月の光(『ベルガマスク組曲』より)(楽譜調査室)
ドビュッシー:ベーメン風舞曲(楽譜調査室)
トンプソン:妖精の宮殿(楽譜調査室)
トンプソン:妖精のハープ(楽譜調査室)
中田喜直:エチュード・アレグロ(楽譜調査室)
日本古謡:ずいずいずっころばし(今月の楽譜 
日本民謡:竹田の子守歌(今月の楽譜 
服部公一:どうして泣いたの?(楽譜調査室)
服部公一:月夜の忍者(楽譜調査室)
服部公一:こどものタンゴ(楽譜調査室)
バダジェフスカ:乙女の祈り(楽譜調査室)
ハチャトゥリャン:ソナチネ 第1楽章(楽譜調査室)
J.S.バッハ:インヴェンション 第4番 ニ短調 BWV775
J.S.バッハ:フランス組曲 第3番 メヌエット(誌上講座∋愼核 
J.S.バッハ:フランス組曲 第4番 メヌエット(誌上講座∋愼核 
J.S.バッハ:パルティータ 第4番 メヌエット(誌上講座∋愼核 
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番(今月の楽譜 
J.S.バッハ:G線上のアリア(今月の楽譜 
パッヘルベル:パッヘルベルのカノン(レッスン密着レポ)
ブルクミュラー:25の練習曲 第2番《アラベスク》(楽譜調査室、今月の楽譜◆
ブルクミュラー:25の練習曲 第4番《小さな集会》(特集)
ブルクミュラー:25の練習曲 第6番《前進》(今月の楽譜◆
ブルクミュラー:25の練習曲 第11番《せきれい》(今月の楽譜◆
ブルクミュラー:25の練習曲 第19番《アヴェ・マリア》(特集)
ブルクミュラー:25の練習曲 第24番《つばめ》(今月の楽譜◆
ブルクミュラー:25の練習曲 第25番《貴婦人の乗馬》(特集)
ベートーヴェン:エリーゼのために(レッスン密着レポ)
ベート−ヴェン:ソナタ op.10-1 第1楽章(楽譜調査室)
miwa/Naoki-T:360°(音の宝石箱)
モーツァルト:ピアノソナタ 第10番 ハ長調 KV330/300h 第3楽章(特集)
モーツァルト:メヌエット ヘ長調 KV2(特集)
ラヴェル:ソナチネ 第1楽章(楽譜調査室)
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(楽譜調査室)
ランゲ:のばらop.72-3(楽譜調査室)

 今月号の連載『あんな話・こんな話』に、「理論というのは、あらゆるものを理解するための、基本になるもの」という一節が出てきます。音楽理論は覚えるだけでは意味がなく、どう使いこなすかが重要。今月号より、不定期で特集に登場する新シリーズ「子どもにちゃんと伝わる教え方」では、レッスン現場で、この音楽理論をどのように指導していくか、また、そこで得た知識を生徒さんが活用する力を高めていくにはどうしたらいいかを学んでいきます。第1回は「終止形」。まず「再確認講座」で終止形を文章にたとえながら復習し、「レッスン物語」でバッハ『インヴェンション』に入って間もない女の子が抱える練習に関する悩みを、終止形の知識を使って解決していく過程をみていきます。
 また、今月号では、カラーページに生徒さん向けの誌上講座を2本掲載しました。
 ひとつは「今月の1曲」、ペッツォルトの《メヌエット ト長調》の関連企画。作曲者がバッハからペッツォルトに変わった経緯を解説したこの講座では、若いバッハ研究者たちが自筆譜を読む様子なども紹介されているので、生徒さんたちに練習中の曲の写譜に挑戦してもらってもいいかもしれません。
 もうひとつは、巻末とじ込み楽譜『ベスのピアノ物語』でお馴染みの指揮者・オカピさんによる講座。この記事で指揮者の役割を学んだ後、生徒さんがレッスン中の曲を先生が演奏して、生徒さんに指揮者になったつもりで指示を出してもらっても面白そうです。
 興味のあることに関しては積極的に知識を吸収していく子どもたち。限られたレッスン時間の中でもなんとか工夫して、いろいろな出会いの場を作ってあげたいものです。そのきっかけ作りとしても、『ムジカノーヴァ』をぜひご活用ください。
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