『バンドジャーナル』2022年1月号・2月号の付録楽譜として書かれた。
正解を求めるよりも自分たちならではの答えを探ってほしい、という願いを託すものとして「結ぶ」という言葉が選ばれ、それに楽器経験が短く表現することに慣れない方にとっての「初め」、表現することに慣れ楽しんでいる方にとっての「染め」をかけて『結びぞめ』と付けられた。
「なにか大切なものを感じ伝える・伝えたくなる曲、その楽しさこそが演奏する楽しさだと体感できる曲、というのを強く意識して書きました。小編成ですので、豊かな響きに包まれる楽しさという面ではやや難しい。それだけに、音符の先の豊かさをより心掛けました。楽譜を音にするだけではなくて、そこから先の世界をぜひ楽しんでほしいと思います。この曲が、みなさんと音楽の奥深い世界とを結びつける一助となりますように」

[編成]
Flute 1, 2
Oboe（Option）
Bassoon（Option）
B ♭ Clarinet 1, 2
B ♭ Bass Clarinet
E ♭ Alto Saxophone 1, 2
B ♭ Tenor Saxophone
E ♭ Baritone Saxophone（Option）
B ♭ Trumpet 1, 2
Horn in F 1, 2
Trombone 1, 2
Euphonium
Tuba
Contrabass（Option）
Percussion 1 〔Timpani〕
Percussion 2
〔Suspended Cymbal ／ Snare Drum ／ 4 Toms ／Wind Chime ／ Sizzle Cymbal ／ Tam-tam〕
Percussion 3
〔Glockenspiel ／ Vibraphone ／ Suspended Cymbal ／Tubular bells ／ Snare Drum〕

[演奏時間]
約6分30秒