▼特集Ⅰ
生誕200年 フランツ・リストの世界
今年生誕200年を迎えた現ハンガリー出身の音楽家、フランツ・リスト。本特集では、その破天荒な人生をたどりながら、彼が残した超絶技巧を駆使するピアノ作品、そしてそれまでになかった新しい語法を用いた管弦楽作品の魅力などを紹介致します。
（福田弥／伊熊よし子／寺西基之／真嶋雄大／道下京子／山田治生）

▼特集Ⅱ
いま、海外で活躍する日本人演奏家たち
現在海外で活躍する日本人演奏家にスポットをあてた特集。小澤征爾から萩原麻未、世界の一流メジャー・オーケストラで活躍する首席奏者まで。日本人の活躍ぶり、どのようにして日本人演奏家が世界レヴェルに到達したのかについても考えます。
（片桐卓也／寺西肇／山田真一／山田治生／横堀朱美／吉村溪）

▼カラー
［Interview］アルフレート・ブレンデルはいま（山田治生）
［海外取材］年末のウィーン、ドレスデンで喝采を浴びたネトレプコ＆シュロット（川本紹）
［海外取材］来日直前！ チョン・ミョンフン＆ソウル・フィル
第16回ショパン・コンクール、入賞者ガラ・コンサート（青澤唯夫）
［連載］ウィーンの街に楽師を訪ねて⑮（山田亜希子）
［Interview］エレーヌ・グリモー、こだわりのプログラムで来日（岡本稔）
［連載］音楽の遺蹤48ザルツカンマーグートのブラームス（木之下晃）

▼特別記事
［Special Interview］クリスティアン・ツィメルマン、ショパン・コンクールと音楽界の現在を語る（岡部真一郎）
大激論！ 「第16回ショパン国際ピアノ・コンクール」審査員たちは語る（伊熊よし子）
ニューヨークで大成功！ 小澤征爾のこれまでとこれから（寺西肇）

▼連載
ウィーン国立歌劇場すみからすみまで⑫（野村三郎）
ブル先生の日々是好日～荻窪ラプソディー(23)（畑中良輔）
オーケストラのある風景⑨（山野雄大）～仙台フィル
サイトウ・キネン・フェスティバル松本20年の軌跡⑦（山野雄大）
作曲家からみたピアノ進化論⑮（野平一郎）
ヴァイオリニストの系譜～そのDNAをたずねて⑮（真嶋雄大）
白金日記(39)（岡部真一郎）
著名人の「衝撃の音楽体験～クラシック音楽とともに……」③（宮嶋極）
このレッスンが受けたい！ 全国音楽大学探訪記～⑧相愛大学音楽学部（寺西肇）
池辺晋一郎の「ドヴォルザークの音符たち」⑫

▼People＆UNA VOCE
インゴルフ・ヴンダー（伊熊よし子）
ユベール・スダーン（山田真一）
中野振一郎（山田治生）
工藤重典（高山直也）
渡邉康雄（山田治生）／児玉麻里（山田治生）
齊藤一郎（山野雄大）／伊藤京子（小倉多美子）
田村響（山田治生）／平野花子（山田治生）
唐澤まゆ子（岸純信）／シャーリー・ブリル（山田真一）
松永勝也（山野雄大）／船橋洋介（山田治生）
ポール・ルイス（山田真一）／寺神戸亮（片桐卓也）
相曽賢一朗／イザベル・レナード（山田真一）

▼RONDO
新国立劇場に皇太子行啓／NHKニューイヤーオペラコンサート／第48回レコード・アカデミー賞授賞式／バロック音楽とダンスで楽しむクリスマス、ほか

▼Reviews
〈Concert Reviews〉2010年12月～2011年1月の演奏会批評

▼Reports
〈イヴェント・レポート〉昭和音大オペラ研究所シンポジウム「オペラ字幕のあり方を考える」（岸純信）
〈海外レポート〉
秋島百合子／吉田真澄＋前田炎／野田和哉／山崎睦／城所孝吉＋来住千保美／針ヶ谷郁

▼News&Information
スクランブル・ショット…………………………巻末2
　　　今月のシネマ（河原晶子）
　　　今月シアター（横溝幸子）
　　　今月のダンス（高橋彩子）ほか
［連載］「街の音」ふたたび！～アマチュア・オーケストラは楽しい③…巻末15
［連載］「音楽の友」で振り返る「あの時、あの人」③…巻末16
音楽の友ホールだより／
知っておきたい（得）情報………………巻末17
ディスク・セレクション…………………………巻末18
Books…………………………………………………巻末26
TV BS＆CS放送番組表……………………………巻末28
読者のページ…………………………………………巻末30
次号予告・編集部だより・編集後記・広告案内・巻末32

［別冊付録］
コンサート・ガイド＆チケット・インフォメーション
Concert Guide & Ticket Information

＊＊＊＊音友ピックアップ情報＊＊＊＊
2009年に第21回高松宮殿下記念世界文化賞の音楽部門受賞で来日したアルフレード・ブレンデル。その際に行われた記者懇親会での質疑応答の模様をお伝えします。現役ピアニストとしての活動を引退した氏の肉声を聴くことのできた貴重な機会であり、その発言の数々は、長年にわたる探求に裏打ちされた含蓄のあるものだった。（「音楽の友」3月号カラーP8-9）