• ハイドンの音符たち

書籍 評論・読み物

ハイドンの音符たち

池辺晋一郎の「新ハイドン考」

池辺晋一郎

定価
2,860円 (本体2,600円+税)
判型・頁数
A5・184頁
発行年月
2017年2月
ISBNコード
9784276200692
商品コード
200690

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内容紹介

バッハ、モーツァルト、ブラームス…と続く大人気“音符たち”シリーズの第9弾。
700曲を超えるとも言われる膨大な作品のなかから、現代の作曲家・池辺晋一郎が独自視点で64曲を厳選。小難しそうな分析(アナリーゼ)や学者的なアプローチは一切なし! 各曲の聴きどころを、実際の語り口そのままの軽妙洒脱な筆致で、初心者にもわかりやすく、しかも面白く解説。「交響曲の父」「弦楽四重奏の父」「ピアノ・ソナタの父」であるハイドンの“やりたい放題の怖いものなし”とも言える自由闊達な作曲技法、そして音楽の魅力を伝える。
*『音楽の友』誌上の連載(2014年4月~2016年3月)に加筆訂正し、まとめたもの。

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目次

はじめに

第1章:早くも貫かれた個性!──弦楽四重奏曲 作品1
第2章:工夫に満ちた晩年の傑作──トランペット協奏曲
第3章:ユニークなフレーズの構築──協奏交響曲 変ロ長調
第4章:1人で3つの家の父!──クラヴィーア・ソナタ集
第5章:規則が何だ! 私が規則です──交響曲 その1
第6章:シンフォニックで気宇壮大──ミサを3曲
第7章:「4大」のうちの2つ!──2つのチェロ協奏曲
第8章:当時の人気を想ってみます──歌曲いくつか
第9章:揺り籠の中のスケルツォ──弦楽四重奏曲 作品33
第10章:ヘンデルに負けじ!──オラトリオ《四季》
第11章:作曲は嵐の夜のごとし……──交響曲《朝》《昼》《晩》
第12章:どんな時も真摯な創作姿勢──ロンドン・トリオ
第13章:喜劇への大真面目なアプローチ──オペラ《月の世界》
第14章:作曲しつつほくそ笑んだかな?──協奏曲3つ
第15章:やりたい放題、怖いものなし──交響曲第76、90番
第16章:幻想?奇想?どちらでも……──「幻想曲」クラヴィーアのための
第17章:ホルンの完成を先取り──ホルン協奏曲
第18章:時代と時代とに橋をかけた作曲家──クラヴィーア・トリオ
第19章:時代を超えたユニークさ──弦楽四重奏曲《ひばり》ほか
第20章:充実の主題作り──《V字》と《オックスフォード》
第21章:すべてのページに自信があふれ……──《十字架上のキリストの最後の7つの言葉》
第22章:晩年。だが進取の心──ザロモン・セット第1期から
第23章:200年を隔てて今も刺激的!──ザロモン・セット第2期
第24章:音楽史上稀有な作曲家──オラトリオ《天地創造》