月刊誌音楽の友
雑誌 音楽の友
音楽の友 2024年5月号
- 追悼 マウリツィオ・ポリーニ ― 孤高のピアニズム
- 郷愁と革新――チェコ&ハンガリー 黄金の名曲たち
- 特別定価
- 1,210円 (本体1,100円+税)
- 判型・頁数
- A4変
- 発行年月
- 2024年4月
- JANコード
- 4910021290549
- 商品コード
- 032405
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今月号の内容
特集Ⅰ
●追悼 マウリツィオ・ポリーニ ― 孤高のピアニズム
(マルタ・アルゲリッチ/真嶋雄大/道下京子/岡部真一郎/伊熊よし子/青澤隆明)
3月23日、現代を代表するピアニスト、マウリツィオ・ポリーニが82歳で亡くなりました。18歳で第6回ショパン国際ピアノ・コンクールを制覇、8年間の雌伏を経て、演奏活動を本格的に始動。以後、圧倒的なテクニックのキレ、明朗な歌に満ちたサウンドをもって、数々の名演を聴かせてくれました。巨匠の逝去を悼み、追悼特集を捧げます。
特集Ⅱ
●生誕200年スメタナ/没後120年ドヴォルジャーク/生誕170年ヤナーチェク
郷愁と革新―チェコ&ハンガリー黄金の名曲たち
(伊東信宏/山崎浩太郎/増田良介/相場ひろ/渡辺和彦/後藤博亮/満津岡信育/西村 祐/青澤隆明/國土潤一/伊藤制子)
ノスタルジーを喚起する名旋律から、新たな語法に立脚した前衛的な響きまで、数多くの大作曲家、傑作を生みだしたチェコとハンガリー。複雑な歴史をたどってきたこの両国を軸に、ドイツ、フランス、イタリアといった「西欧」とは異なる音楽の歩みと、そのはかり知れない魅力をご紹介します。
特別企画
●若き逸材たち―最前線レポート Vol.1
(岸 純信/池田卓夫/中村孝義/加藤浩子/那須田 務/渡辺和彦/嶋田邦雄)
カラー
●[Interview]Starring Artist 小林研一郎(指揮) ブダペスト国際指揮者コンクール優勝から半世紀 (伊熊よし子/泉 瑛梨)
●開館20周年 ミューザ川崎シンフォニーホールの歩み(長谷川京介)
●[Report]ファビオ・ビオンディのJ.S.バッハ無伴奏(伊藤制子)
●[Report]東京芸術劇場《美しきエレーヌ》(山崎浩太郎)
●[Report]バッハ・コレギウム・ジャパン《魔笛》(加藤浩子)
●[Report]18世紀オーケストラ― 二つのショパン・コンクール入賞者と来日(那須田 務)
●[新連載]島と海と音楽と(1)犬島(岡山県)から― プロローグ~問いかけ(石渡美奈/渋谷ゆう子)
●[新連載]髙木竜馬のガイドで登る 名峰ブルックナー(髙木竜馬/小室敬幸)
●[連載]山田和樹「指揮者のココロ得」(24)(最終回)(山田和樹)
●[連載]宮田 大 Dai-alogue~音楽を語ろう(24) ゲスト:山本 修(cb)、山本 大(vc)(山崎浩太郎)
●[連載]和音の本音(45)― プロコフィエフの焦点Ⅳ(清水和音/青澤隆明)
●[連載]小林愛実ストーリー(15)(小林愛実/高坂はる香)
●[連載]マリアージュなこの1本~お酒と音楽の美味しいおはなし(46)〈ゲスト〉樫本大進(vn)(伊熊よし子)
●[Report]小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトXX《コジ・ファン・トゥッテ》(岸 純信)
特別記事
●[Interview]ウェールズ弦楽四重奏団―サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン「ベートーヴェン・サイクル」(山崎浩太郎)
●[Interview]ヴァン・カイック弦楽四重奏団が来日(編集部)
Artists Lounge ~今月のインタビュー
●フレッシュ・アーティスト・ファイル Vol.59 水野斗希(cb)
●マルク・ミンコフスキ(指揮)(山﨑浩太郎)
●岡本誠司(vn )(池田卓夫)
●バンジャマン・ベルナイム(T )(井内美香)
●酒井健治(作曲)(伊藤制子)
●大嶺未来(p )(上田弘子)/小林武史(vn )(片桐卓也)
●豊田弓乃(vn )(小倉多美子)/森下幸路(vn )(小倉多美子)
●海野幹雄(vc )(伊熊よし子)/岡本拓也(g )(高山直也)
隔月連載
●耳鼻科医から見たアーティストと演奏(23) ゲスト:山﨑わかな(S)(竹田数章/道下京子)
連載
●池辺晋一郎エッセイ 先人の影を踏みなおす(50) ―流 政之(池辺晋一郎)
●オペラ MenuとRecipe(12)―プッチーニ(山田治生)
●猪居亜美のGuitar’s CROSS ROAD(14)KISS(猪居亜美)
●いまどきのクラシックの聴きかた(20)〜もっとステキにいい音で(生形三郎/飯田有抄)
●音楽家の本棚(14) 仲道郁代(p)(後藤菜穂子)
Reviews & Reports
●Concert Reviews 演奏会批評
●〈海外レポート〉
今月の注目公演 Oper! Awards 2024(来住千保美)
イギリス(秋島百合子)/フランス(三光 洋)/イタリア(野田和哉)/オーストリア(平野玲音)/ドイツ(1)(中村真人)/ドイツ(2)(来住千保美)/スイス(中 東生)/ロシア(浅松啓介)/アメリカ(小林伸太郎)
●〈イヴェント・レポート〉プロジェクトQ 第21章(片桐卓也)
●〈イヴェント・レポート〉パリで3人の指揮者によるショスタコーヴィチ(三光 洋)
●〈イヴェント・レポート〉新国立劇場《トリスタンとイゾルデ》(萩谷由喜子)
DISC SPACE
●今月の「友」印―注目ディスク紹介(野平多美/青澤隆明)
●SPECIAL TOPICS/ワーナー・ミュージック×タワーレコードDefinition Series Vol.60(相場ひろ)
●今月の新譜レヴュー(岡部真一郎/広瀬大介/真嶋雄大/満津岡信育)
●「観る」クラシック―映像作品紹介(山崎浩太郎)
●新譜一覧
PR
●富士山マガジン・キャンペーン
https://www.ongakunotomo.co.jp/information/detail.php?id=3301
News & Information
●スクランブル・ショット・エクストラ
第4回樹原涼子を弾きたい(長井進之介)/ラヴェル《最期の日々》(池田卓夫)/小川典子「孤独と情熱」(長井進之介)/昭和音楽大学 アートマネジメントコース主催公演/しらかわホールのラスト公演(長谷川京介)/ 日本製鉄音楽賞贈呈式/Appleのイヴェント「Today at Apple」に角野隼斗が登場!/反田恭平&JNO 池辺晋一郎の新曲を演奏(片桐卓也)/JNO活動報告&演奏会
●スクランブル・ショット+音楽の友ホールだより
●アート・スペース(1)(映画:中村千晶/舞台:横溝幸子/展覧会:花田志織)
●アート・スペース(2)(書籍:小沼純一/山崎浩太郎)
●クラシック音楽番組表
●読者のページ
●編集部だより(次号予告/編集後記/広告案内)
表紙の人
“炎のコバケン”の愛称で親しまれる日本を代表する指揮者。東京藝術大学作曲科、および指揮科の両科を卒業。1974年第1回ブタペスト国際指揮者コンクール第1位、および特別賞を受賞。2002年プラハの春音楽祭では東洋人初のオープニング《わが祖国》を指揮して万雷の拍手を浴びた。これまでに国内外の名だたるオーケストラと共演を重ね、数多くのポジションを歴任。ハンガリー政府からハンガリー国大十字功労勲章(同国で最高位)等、国内では旭日中綬章、文化庁長官表彰、恩賜賞・日本芸術院賞等を受賞。2005年、社会貢献を目的としたオーケストラ「コバケンとその仲間たちオーケストラ」を設立、以来全国にて活動を続けている。
別冊付録
コンサート・ガイド & チケット・インフォメーション
●観どころ聴きどころ(戸部 亮&室田尚子)
●2024年7月号コンサート・ガイド 応募用紙(締切:5月6日必着)
編集後記
連獅子といえば河竹黙阿弥がつくった歌舞伎を代表する演目で獅子の精が長い髪をぐるぐる振り回すシーンが有名だが、レッチリといえば現代地球を代表するロックバンド(レッド・ホット・チリペッパーズ)で、ライヴに来た観客の首を縦にぶんぶん振り回させるグルーヴが印象的だ。どちらも翌日ムチ打ち状態になるくらいしか共通点がなさそうだが、テクニカルかつ知的な作業からアウトプットされたものが「脳筋」に思えるその美しさにおいて、拮抗すると思う。歌舞伎の観客も獅子と一緒に首を振り回すまでになれば、もっと最高。(岩永)
作曲家の望月京さんと久しぶりにお会いしました。以前、『音楽の友』でも連載を担当していましたので、覚えていらっしゃる読者も多いのでは。今号から始まる連載「島と海と音楽と」は、今号の初回(犬島編)では筆者の石渡美奈さんお一人によるプロローグですが、第2 回目の次号6 月号(小豆島編)から毎月、音楽家のゲストが入り、石渡さんと対談します。その最初のゲストが望月さんなのです。じつは望月さん、2 月に行われた取材に同行予定だったものの、直前に高熱を発して参加を断念、対談は東京で行うことになった次第です。(真田)
交差点(神楽坂上)まで徒歩4分、そこからさらに飯田橋駅前の交差点(神楽坂下)まで6 分。冬場は寒いなと思いながら歩いていた会社から飯田橋駅方面への道のりも、春の温かさが感じられるようになってきました。3月末の昼休み、桜が咲いていないかなと思いながら外堀通りまで歩いてみるも、例年のようには開花していない模様。でも子供のころは、これくらいの時期はまだ桜が咲いていないのが普通だったなぁとも思ったのでした。(熊野)
響きわたるハイトーンが刺激的なロック・オペラでミュージカル《ジーザス・クライスト・スーパースター》。先日念願の初鑑賞が実現し、パワーあふれる音楽、物語をめいっぱい身体に沁み込ませてきました。終演後の観客席では世代によって感じかたに変化がある様子も見受けられ、その様子が新鮮でした。信心深い作曲家として知られるブルックナーですが、今月から彼の生誕200年を記念した新連載がスタートします。ピアニストの髙木竜馬さんが語るブルックナー愛、ぜひお楽しみください! (掛川)
詩から始まる編集後記は、2カ月ぶり。この短期間で同じ漢字になることを想像していませんでした。3月号の「年末風物詩」と5月号の「連作交響詩」。まさか5文字で詩が最後にくる言葉がこんなにもあるなんて驚きました。ほかには「口語自由詩」がありますが、この言葉は音楽には関係なさそうなので、お題にはならないとよいですが。私は、詩的センスがまったくないため、しばらく編集後記に「詩」が登場しなければよいなと思います。(安野)
次号予告
雑誌 音楽の友
音楽の友 2024年6月号
5月17日発売
- 「音友アーティスト・ファイル」シリーズVol.1 井上道義/編集部の「推し!」 今月のおすすめコンサート
- 別冊付録:コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
- 定価
- 1,100円 (本体1,000円+税)
- 判型・頁数
- A4変
- 発行年月
- 2024年5月
- JANコード
- 4910021290648
- 商品コード
- 032406
上記リンクの他、書店、楽器店、他ネットショップにてご購入いただけます。
内容紹介
●特集
「音友アーティスト・ファイル」シリーズVol.1 井上道義
●公演紹介
編集部の「推し!」 今月のおすすめコンサート
●カラー
石渡美奈「島と海と音楽と」(小豆島編)
髙木竜馬のガイドで登る 名峰ブルックナー
小林愛実ストーリー
他
●連載
池辺晋一郎「先人の影を踏みなおす」
いまどきのクラシックの聴きかた
音楽家の本棚
他
●別冊付録
コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
※記事や付録のタイトル、内容は変わることがあります。ご了承ください。
バックナンバー
- 音楽の友 2024年4月号
- 特別定価1,430円 (本体1,300円+税)
-
追悼 小澤征爾 Memorial Maestro SEIJI OZAWA
新シーズンまるわかり!
全国のホール& 劇場ガイド2024 - A4変 / 発行:2024年3月 / JAN:4910021290440 / 商品コード:032404
- 音楽の友 2024年3月号
- 定価1,100円 (本体1,000円+税)
-
初演200年記念 聴いて・知って・歌って味わう《第九》のこころ
別冊付録:コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
- A4変 / 発行:2024年2月 / JAN:4910021290341 / 商品コード:032403
- 音楽の友 2024年2月号
- 定価1,100円 (本体1,000円+税)
-
コンサート・ベストテン&ベスト・アーティスト 2023
別冊付録:コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
- A4変 / 発行:2024年1月 / JAN:4910021290242 / 商品コード:032402
- 音楽の友 2024年1月号
- 特別定価1,210円 (本体1,100円+税)
-
トレンド大予想! 日本のクラシック2024年/今年はじめよう Myオーケストラと過ごす
別冊付録:コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
- A4変 / 発行:2023年12月 / JAN:4910021290143 / 商品コード:032401
- 音楽の友 2023年12月号
- 特別定価1,540円 (本体1,400円+税)
-
バッハ&ヘンデルバロックの双璧を知る
特別付録:Music Calendar 2024―「ピアノ男子~躍進する日本人ピアニスト~」
- A4変 / 発行:2023年11月 / JAN:4910021291232 / 商品コード:032312
- 音楽の友 2023年11月号
- 定価1,100円 (本体1,000円+税)
-
来日直前 ベルリン・フィル「いま」を紐解く
別冊付録:コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
- A4変 / 発行:2023年10月 / JAN:4910021291133 / 商品コード:032311
- 音楽の友 2023年10月号
- 特別定価1,210円 (本体1,100円+税)
-
飯守泰次郎― その生涯と芸術
別冊付録:コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
- A4変 / 発行:2023年9月 / JAN:4910021291034 / 商品コード:032310
- 音楽の友 2023年9月号
- 定価1,100円 (本体1,000円+税)
-
ショパンと暮らす―自宅で愉しむ「ピアノの詩人」の世界/来日演奏家速報2024
別冊付録:コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
- A4変 / 発行:2023年8月 / JAN:4910021290938 / 商品コード:032309
- 音楽の友 2023年8月号
- 定価1,100円 (本体1,000円+税)
-
ジョン・ウィリアムズ考 ―ハリウッド音楽からひもとく「音の匠」
別冊付録:コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
- A4変 / 発行:2023年7月 / JAN:4910021290839 / 商品コード:032308
- 音楽の友 2023年7月号
- 特別定価1,210円 (本体1,100円+税)
-
家族みんなで CLASSIC!/全国夏秋の音楽祭ガイド2023
別冊付録:コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
- A4変 / 発行:2023年6月 / JAN:4910021290730 / 商品コード:032307
- 音楽の友 2023年6月号
- 定価1,100円 (本体1,000円+税)
-
生誕150年/没後80年記念 ピアニストたちが語る ラフマニノフ LOVE
別冊付録:コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
- A4変 / 発行:2023年5月 / JAN:4910021290631 / 商品コード:032306
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