内容紹介
《どうぶつのうた?》《さよなら、ロレンス》に続く森山至貴3作目となる出版。本作は早稲田大学混声合唱団の委嘱により作曲され、同団の第56回定期演奏会にて初演された。混沌とした現代社会を生きる若者たちが、確かな共感をもって表現し得る言葉を求めて牟礼慶子の詩作から4篇が選ばれた。「見えない季節」「不在の論理」「挑戦状」「沈黙のありか」の全4曲からなる混声合唱とピアノのための組曲。世界と自己とを正しく拮抗させようともがき苦しむ〈私〉が、やがて世界との和解の道筋、希望を見出すに至る葛藤が歌われていく。詩句と真摯に向き合い紡がれた音楽は、揺れ動く心のありようをリアリティをもって訴えかけてくる。のびのびとした美しい旋律や新鮮なハーモニーの詰まった「歌」の喜びに溢れた作品でもある。
[難易度]中級~上級 [対象]高校生・一般合唱団
●参考演奏『沈黙のありか』(指揮:今井祐之/ピアノ:黒澤幸子/合唱:早稲田大学混声合唱団)はこちら
全曲続けての視聴(Youtube再生リスト)はこちら
[難易度]中級~上級 [対象]高校生・一般合唱団
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曲目
- 1 見えない季節(ca.3'40") 【混声4部合唱/伴奏:ピアノ】 作詞:牟礼慶子 / 作曲:森山至貴
- 2 不在の論理(ca.4'00") 【混声4部合唱/伴奏:ピアノ】 作詞:牟礼慶子 / 作曲:森山至貴
- 3 挑戦状(ca.4'20") 【混声4部合唱/伴奏:ピアノ】 作詞:牟礼慶子 / 作曲:森山至貴
- 4 沈黙のありか(ca.6'10") 【混声4部合唱/伴奏:ピアノ】 作詞:牟礼慶子 / 作曲:森山至貴