• 青風徒然草

書籍 評論・読み物

青風徒然草

ブルーアイランド博物誌

青島広志

定価
2,750円 (本体2,500円+税)
判型・頁数
A5・192頁
発行年月
2004年7月
ISBNコード
9784276212565
商品コード
212560

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内容紹介

「教育音楽 小学版」1976年1月号から2004年3月号まで連載された「青島広志の私的音楽塾 青風徒然草」の原稿およびイラストをまとめた全88段からなるエッセイ集。テーマは日本の音楽界(音楽史、音楽家、音楽会、学校や社会における音楽教育ほか)をはじめ、西洋音楽の歴史や特徴、さらには美術にまで話は及び、音楽を中心とする人間の文化的営みについて薀蓄を傾ける。

目次

序段


自営古典音樂家と云ふ物に就いて/藝古典音樂家と云ふ物に就いて/男子の化粧に就いて/樂士の値段に就いて/鍵盤楽器演奏の難しさ/鋼琴演奏女の孤独/完全なる音樂家の傍で/稽古指南と云ふべきもの/應募品評會に就いて/當世合はせ唄事情/ア・カペラと云ふこと 其の壱/ア・カペラと云ふこと 其の弐/ア・カペラと云ふこと その參/譯詩体験之記/第九番交響樂参加顚末之記/日の本初の洋樂作曲家殿は/日本歌曲の繫累/池袋の女又ハ妹の力/背戸に來るもの/猫寫こそ愛ぐし術なれ/歌えない歌、聞けない音樂/季節物、とくに降誕節御用達について


フェルマータと云ふもの/重變侶音の咄から/速度標語こそ物苦ほしけれ/參連符の解釋に就いて/装飾音に就いて/樂典珍答の事/和聲學と對位法に就いて/合唱指南書の用ひ方/移調と云ふ事に就いて/編曲心構へを問ふ/鋼琴用編曲の手引/叙唱と云ふ物に就いて/語り物に就いて/聲の張りに就いて/超高音日記 其の壱/超高音日記 其の弐/始め樂しく、終わり悲しい角笛の音/ドローン低音はゐなかの響き/自動演奏小函に就いて


音樂鑑賞教室と云ふべきもの/小學校音樂の極意/教諭方々に問ふ/余が專任を辞めた譯/手傳或ハ家來ノ頃/この比の言の葉は/新電信電話・考/音樂の誉め方/音樂を織らない人々/寫譜こそ樂の音の基なれ/或る浄書屋の死/校正と云ふ事 其の壱/校正と云ふ事 其の弐/當世樂譜事情/台本のことなど/テレヴィジョンと私 其の壱/テレヴィジョンと私 その弐/音樂家が出來る節約法/我嫌フ電化製品ヲ/音樂家の身分證明に就いて/企画制作司の御事/腰痛又ハ仕事の終焉に就いて
 

溜息さまざま/古典派のグロテスク/例へば浪漫派の初めは/譚詩または浪漫派優男の鋼琴物語歌に就いて/女子の曲を作りたる事/曲の引用に就いて/負ふた児に途を教はるる事/魔法の横笛に就いて/優雅な男装に就いて/死に至る病の詠/歌劇に於ける異国趣味 其の壱/歌劇に於ける異国趣味 其の弐/歌劇における異国趣味 その參/ティレジアスと云ふ御仁に就いて/演出の権利或イハ「薔薇武士」/小姓に就いて/ヴィリア幻想/人魚の聲/伎藝天に就いて/漆黒聖母巡礼之巻/天使之領分/骸骨舞又ハ死の舞踏/余羽ノ黙示録附聖安塔尼ノ誘惑/獨逸の謝肉祭/獨逸降誕祭見物記

結段