• ラヴェル 生涯と作品

書籍 理論・専門書

ラヴェル 生涯と作品

オレンシュタイン 著/井上さつき

定価
5,940円 (本体5,400円+税)
判型・頁数
A5・320頁
発行年月
2006年12月
ISBNコード
9784276131552
商品コード
131550

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内容紹介

原著はもともと1975年のラヴェル生誕100年記念としてコロンビア大学出版局からハードカヴァーとして刊行され、ラヴェル研究文献の決定版として欧米で長期にわたり高い評価を得てきたもので、邦訳の登場が待たれていた。本書においては、1990年に原著の作品目録部分に多くの新情報を追加し、改訂版として刊行されたペーパーバック版(ドーバー社版)を底本としている。
 第Ⅰ部では、その生涯を6つの時代に分けて、挫折と栄光、音楽家としての成長、さまざまな作品の創作時エピソードなどをつぶさに追っている。また第Ⅱ部ではこの天才作曲家の創作の秘密に迫る。比較的寡作の作曲家ながら、第8章の全作品解説は圧巻である。写真や自筆譜など、貴重な図版も多数収載。巻末の作品目録は、自筆譜情報、出版、初演等に関するデータが詳しい。作曲家モーリス・ラヴェルの全貌を知るに十分な、内容充実の1冊である。

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目次

序章

第Ⅰ部 伝記と文化的背景
第1章 1875年~1889年 幼年期と少年期
第2章 1889年~1905年 パリ音楽院での青春と成熟
第3章 1905年~1914年 ソナチネから三重奏曲へ
第4章 1914年~1921年 戦争とその直後
第5章 1921年~1928年 1920年代の新しい潮流
第6章 1928年~1937年 晩年
エピローグ 人物ポートレート

第Ⅱ部 モーリス・ラヴェルの芸術
第7章 音楽美学
第8章 ラヴェルの音楽語法
愛に死せる女王のためのバラード/グロテスクなセレナード/暗く果てない眠り/古風なメヌエット/耳で聴く風景/聖女/ヴァイオリンとピアノのためのソナタ/紡ぎ車の歌/何と打ち沈んだ!/《シェエラザード》序曲/クレマン・マロの墓碑銘/亡き王女のためのパヴァーヌ/ローマ賞のための作品/水の戯れ/四重奏曲/花のマント/シェエラザード/ソナチネ/鏡/5つのギリシア民謡/おもちゃのクリスマス/序奏とアレグロ/博物誌/ハバネラ形式のヴォカリーズ・エチュード/大風は海から/草の上で/スペイン狂詩曲/スペインの時/夜のガスパール/マ・メール・ロワ/ハイドンの名によるメヌエット/トリパトス/民謡集/高雅で感傷的なワルツ/ダフニスとクロエ/ステファヌ・マラルメの3つの詩/前奏曲/……風に/2つのヘブライの歌/三重奏曲/3つの歌/クープランの墓/口絵/ラ・ヴァルス/ヴァイオリンとチェロのためのソナタ/ガブリエル・フォーレの名による子守歌/ロンサールここに眠る/ツィガーヌ/子供と魔法/マダガスカル先住民の歌/夢/ヴァイオリンとピアノのためのソナタ/ファンファーレ/ボレロ/左手のための協奏曲/ピアノと管弦楽のための協奏曲/ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ
第9章 創作過程

作品目録

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