お知らせ

2011.07.01

みんなで歌って東日本にエールをおくろう!

つぶてソングみんなで歌って
東日本にエールをおくろう!

「つぶてソング」

つぶてソング

 2011年の7月2,3,4日、石釜、気仙沼、志津川漁港、そして飯館村を回ってきました。まさしく未曾有の大惨事でした。瓦礫の下には幾千、幾万の生命と、その悲鳴が埋まっている。そう思うと言葉もありませんでした。また放射能の降り続ける飯館村では、その静かな恐怖を身を持って体験しました。「無念の死を受け入れたたくさんの私たち」(和合亮一)のために、鎮魂の祈りと、これから生きていく人たち、私たち自信へのエール、そして東日本へのエールを「つぶてソング」を皆で歌うことによって伝え合いたいのです。

                    新実徳英

つぶてソング

●≪つぶてソング≫とは?
 東日本大震災で被災した福島在住の詩人・和合亮一氏が震災の6日後からtwitterで詩句の発信を続け大きな話題となった(『詩の礫』)。『福島市制施行100周年記念讃歌』の歌づくりをきっかけに親交のあった作曲家の新実徳英氏が「これこそ歌にしなければ…」と思い立ち、すぐさま歌の連作をはじめ、全12曲が完成した。自ら歌いYou Tubeで発表…「つぶてソング」が誕生した。

※内容の一部を、webで立ち読みできます。

つぶてソング

●混声版
  混声合唱とピアノのための つぶてソング 第1集
  混声合唱とピアノのための つぶてソング 第2集

作曲者自身が混声合唱に編曲した合唱曲集。歌も伴奏も易しく歌いやすいソング版と同様に、合唱版も誰にでも歌いやすい。中学生から一般合唱団まで幅広い世代にお届けし、多くの人々に歌っていただき、被災地にエールをおくりたい。

つぶてソング

●女声版
  女声合唱とピアノのための つぶてソング 第1集
  女声合唱とピアノのための つぶてソング 第2集

作曲者自身が女声合唱に編曲した合唱曲集。歌も伴奏も易しく歌いやすいソング版と同様に、合唱版も誰にでも歌いやすい。小学生から一般合唱団まで幅広い世代にお届けし、多くの人々に歌っていただき、被災地にエールをおくりたい。

つぶてソング

●男声版
  男声合唱とピアノのための つぶてソング 第1集
  男声合唱とピアノのための つぶてソング 第2集

作曲者自身が男声合唱に編曲した合唱曲集。歌も伴奏も易しく歌いやすいソング版と同様に、合唱版も誰にでも歌いやすい。中学生から一般合唱団まで幅広い世代にお届けし、多くの人々に歌っていただき、被災地にエールをおくりたい。

●プロフィール

和合亮一(わごう・りょういち)
1968年福島生まれ。福島県立福島高等学校、福島大学教育学部卒業。同大学院修了。詩人。高等学校教諭。1999年第一詩集『AFTER』で第4回中原中也賞、2006年第4詩集『地球頭脳詩篇』で第47回晩翠賞を受賞。東日本大震災の翌週からTwitterで発信し続けた「詩の礫」が『詩の黙礼』新潮社、『詩の礫』徳間書店、『詩の邂逅』朝日新聞出版として相次いで出版された。

新実徳英(にいみ・とくひで)
1947年名古屋生まれ。東京大学工学部卒業。東京藝術大学、同大学院修了。1977年「アンラサージュ:混声合唱と管弦楽のために』で第8回ジュネーヴ国際バレエ音楽作曲コンクールにてグランプリ、及びジュネーヴ市賞受賞。2000年、第18回中島健蔵音楽賞受賞。2007年、「協奏的交響曲ーエラン・ヴィタール」で第55回尾高賞受賞。現在、桐朋学園大学院大学教授、東京音楽大学客員教授。