お知らせ

2014.11.15

第5回 付録スピーカーユニットで競い合う! Stereo自作スピーカーコンテスト 各賞決定!!

2014年11月15日(土)本誌恒例の自作スピーカーコンテスト作品作品展示会・授賞式が音楽の友ホールで開催されました。
夏の工作号の付録スピーカーユニットで競い合う自作スピーカーコンテストも、2014年で節目の5回目となります。今回のテーマは、付録のトゥイーターとウーファーを必ず使用しマルチウェイシステムにチャレンジしなければならないという、これまで以上にハードルの高さを感じさせるものでした。しかしなんと、作品応募総数は合計267通を記録!
第一次審査は悩みに悩むものとなりました。そしてまず「一般部門」で17作品、「匠部門」で9作品を選出。すべての作品で試聴と書類による最終審査を行ない、以下の9作品の授賞が決定いたしました。詳細は Stereo2015年1月号をご覧ください。

※当初、募集部門として設けておりました「家族共作部門」につきましては応募数が少なかったため、今回は取りやめとさせていただきました。ご応募いただきました作品はすべて「一般部門」の扱いとして審査しています。

【審査員(敬称略)】石田善之、須藤一郎、小澤隆久、佐藤勇治(フォステクス カンパニー)、岩出和美(Stereo編集長)

■匠部門 テクニカルマスター賞


平野光さん作
「TRAPEZOID」
「台形断面のダブルバスレフ。シルバーでスタイリッシュなデザインに目を奪われ、音場感も良くワイドレンジな音が魅力的でした」(佐藤)


■匠部門 テクニカルマスター賞


鈴木清一郎さん作
「無共振コンクリート7角柱スピーカー」
「重量級無共振7角柱箱は余分な響きが無く見通しも良い。オーケストラのダイナミックレンジも申し分なく、隙のない音づくりは減点のしようがありませんでした」(小澤)

■一般部門 第1位


佐藤宏美さん作
「ノラ」
「経木を用い側面に丸みをもたせ丁寧に造りこまれたエンクロージュアが適度に響き、バランスが良く自然な音が非常に好評価でした」(佐藤)


■一般部門 第2位


杉本知広さん・杉本清秋さん作
「音左右衛門」
「ダブルバスレフが効果的に働き、低音が充実していたのでオーケストラも良い音で聴くことができました」(小澤)


■一般部門 第3位


佐藤将貴さん作
「スエード貼りスピーカー」
「コンパクトなスリットバスレフにまとめ、低音不足も感じさせずクロスもスムーズにつながる。スエード仕上げの緻密さは見事だ」(石田)


■敢闘賞


砺波浩二さん作
「爆苦労どほ~ん」
「ドーナツ形にカットした合板を100枚以上も貼り合わせた労作。木口の縞模様が浮き立ったきれいな仕上がりと、サックスの音色が印象的でした」(小澤)


■審査員特別賞


佐藤愛弥さん作
「tiimalasi」
「細かいところもシッカリとつくり込み、アイデアがいっぱい詰まっている作品。審査時よりも残響の多い授賞式会場での音ほうが、より高音質に感じました」(小澤)


■審査員特別賞


堀江保也さん作
「奏楽筒」
「大小の丸棒を貼り合わせて筒状に仕上げた外観が印象的。無指向性ならではの音の広がりが感じられ、上手に音づくりがなされていました」(小澤)


■Stereo賞


町田雅志さん作
「コーナー型フロント・リアローディングホーンシステム」
「ウーファーの音をフロントとリア両方のホーンから放出するシステム。巨大ホーンに圧倒され、期待を裏切らない高能率に感服です」(佐藤)

(以上撮影:高橋慎一)

●第一次審査通過作品

■匠部門

石田健一さん作

「木彫~トロフィー~」


岩田昌史さん作

「RF303 アーバンビュー」


沖野直毅さん作

「クリアミント」


加納 淳さん作

「ちぐら」


河野雅幸さん作

「K-75 Formula A5」


前川宗賢さん作

「ウッドチップ・ボール」


山口能弘さん作

「土の音・tamoの音」

■一般部門

小黒明治さん作

「L型バックロードホーンスピーカー」


小田嶋 輝さん作

「A.L.S.S.」


塩沢潤一さん作

「PW80 PT20 14L ZWBR」


鈴木秀史さん作

「トーンゾイレ36スピーカー」


高見友和さん作

「JBL Project EVEREST DD65000/66000/67000ミニモデル」


塚田郁男さん作

「大谷石スピーカー 目玉おやじ」


西川佳則さん作

「エスカルゴ」


番野木章宏さん作

「CHIMNEYs@3D face」


藤澤弘和さん作

「SP-05」


八杉幸浩さん作

「LEGO Speaker No.43」