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2020/12/15

声楽・合唱・オペラの項目などが改定された「感染拡大予防ガイドライン」

新型コロナウイルスの影響から「クラシック公演に特化した公演の再開にむけたガイドラインとロードマップを策定し、クラシック音楽公演を開催する関係者に普及していくこと」を目的に2020年5月に発足した「クラシック音楽公演運営推進協議会」
一般社団法人日本クラシック音楽事業協会、公益社団法人日本オーケストラ連盟、公益社団法人日本演奏連盟などで構成されている。
同協議会は、「来場者」と「出演者・スタッフ」に分けて主催者が講じるべき具体的な感染防止対策を掲げた「クラシック音楽公演における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を公表しているが、9月25~27日にかけて 「コロナ下の音楽文化を前に進めるプロジェクト 声楽・合唱における飛沫感染リスク検証実験」を実施、その結果をもとに、同ガイドラインの声楽・合唱・オペラ公演などの項目に追記、12月1日付で改訂を発表した。
当面2021年2月末までの取り扱いとなっている。

改訂されたガイドラインでは、例えば「合唱が出演する公演」で、おおむね60名以下の人数で原則同一方向を向いて歌うことや、歌手間の具体的な距離などが示されている。また、「オペラなどの総合舞台芸術」については、歌手間の距離、装置や衣装といった「演出上の工夫」や「舞台上の換気の確保」など、複数の手法を組み合わせて総合的な対策を講じるとされている。
また今回、同ガイドラインでは主にプロフェッショナルを対象としていることが追記された。

なお、同ガイドライン(声楽・合唱・オペラ公演など)改訂のベースとなった「コロナ下の音楽文化を前に進めるプロジェクト 声楽・合唱における飛沫感染リスク検証実験」の報告書は、12月11日に発表された。詳細はこちらから見ることができる。