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【公演情報】江口玲がホロヴィッツの愛した2台のスタインウェイを奏でる
ソリスト、室内楽奏者、チェンバロ奏者、教育者など、マルチな活動を展開する江口玲(p)
© kunihisa kobayashi
巨匠ウラディミール・ホロヴィッツが最も愛したというピアノ「スタインウェイ『CD75』」(1912年製)。その楽器が製作されて100年経った記念年・2012年6月から江口玲とタカギクラヴィアによりメモリアル・コンサートが開催されている。
今年6月19日には、長年にわたりホロヴィッツのピアノを支え、髙木裕氏(タカギクラヴィア代表)とも親交の深かったピアノ技術師フランツ・モア氏(2022年3月27日死去)への追悼の意を込めて行われる。
登場するピアノは、上記「CD75」と「ローズウッド」(1887年製)というホロヴィッツが愛奏した2台のスタインウェイ。
江口玲のソロ演奏によって一夜でその音色を堪能できる。
また、髙木氏が登場するトーク・コーナーも設けられており、モア氏との思い出がある2002年カーネギーホールでのレコーディング裏話などが語られる予定。
♪「CD75」と1887年製の「ローズウッド」の詳細については、書籍『ホロヴィッツ・ピアノの秘密 調律師がピアノをプロデュースする』(髙木裕・著/音楽之友社)もご覧ください
公演の詳細は下記のとおり。
◎ホロヴィッツとフランツ・モアに捧げる
2台のヴィンテージスタインウェイ
江口 玲 ピアノリサイタル
〈日時〉6月19日19時
〈会場〉第一生命ホール
〈曲目〉パデレフスキー「メロディ」、ホフマン「ノクターン“モクセイソウ”」から、チェルカスキー《悲愴前奏曲》、モーツァルト「ピアノ・ソナタ第10番」、リスト(ホロヴィッツ編)《ハンガリアン狂詩曲第2番》、リスト「バラード第2番」、ラフマニノフ《幻想小曲集》.op.3
〈問合せ〉タカギクラヴィア03・3770・9611