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2022/5/6

【公演情報】「コンポージアム2022」で「武満徹作曲賞」審査員ファーニホウの個展が開催


イギリス出身の作曲家、ブライアン・ファーニホウ。
「コンポージアム2022」では、日本でまだ演奏機会の少ないファーニホウ作品も楽しむことができる ©Colin Still

オーケストラ作品の国際作曲コンクール 「武満徹作曲賞」本選演奏会をメインに据えた同時代音楽の祭典「コンポージアム2022」が、5月24・29日に東京オペラシティ コンサートホールで開催される。
選ばれた一人の作曲家が独自の見解で審査を行うことが特徴の「武満徹作曲賞」。今年は、イギリス出身で教育活動にも力を注ぐアメリカ在住のブライアン・ファーニホウ(1943~)が審査員を務める。

▼2022年度「武満徹作曲賞」ファイナリストたち

●オマール・エルナンデス・ラソ(メキシコ)《彼方からの冷たい痛み》
●メフメット・オズカン(トルコ/ブルガリア)「管弦楽のための間奏曲《無秩序な哀歌》」
●アンドレア・マッテヴィ(イタリア)《円の始まりと終わりの共通性》
●室元拓人(日本)《ケベス─火群の環》

※プロフィールなどの詳細は こちらから

本選演奏会を前に、5月24日には代表作《想像の牢獄Ⅰ》を含むオール・ファーニホウ・プログラムでの演奏会が行われる。演奏するのは、ファーニホウにより指名されたドイツ・フランクフルトを拠点に活動する現代音楽演奏集団「アンサンブル・モデルン」(最大編成18人)と、指揮者ブラッド・ラブマン
彼の譜面は「まるで数学の問題を解くような複雑さ」と称されるほど強烈な個性を放ち、その書法については「新しい複雑性」と呼ばれる。演奏は至難の業のため、日本で生演奏に触れる機会はまだ少ない。24日はそんなファーニホウのアンサンブル作品4作を一夜で楽しむことができる。

詳細は公式サイトも参照。

◎コンポージアム2022 ブライアン・ファーニホウを迎えて

▼ブライアン・ファーニホウの音楽
〈日時〉5月24日19時
〈会場〉東京オペラシティ コンサートホール
〈出演〉アンサンブル・モデルン、ブラッド・ラブマン(指揮)、ヤーン・ボシエール(cl)
〈曲目〉オール・ファーニホウ・プログラム:《想像の牢獄Ⅰ》(1982)、《イカロスの墜落》(1987〜88)、《コントラコールピ》(2014〜15、日本初演)、《クロノス・アイオン》(2008、日本初演)

▼2022年度武満徹作曲賞 本選演奏会
〈日時〉5月29日15時
〈会場〉東京オペラシティ コンサートホール
〈審査員〉ブライアン・ファーニホウ
〈ファイナリスト〉オマール・エルナンデス・ラソ(メキシコ)《彼方からの冷たい痛み》、メフメット・オズカン(トルコ/ブルガリア)「管弦楽のための間奏曲《無秩序な哀歌》」、アンドレア・マッテヴィ(イタリア)《円の始まりと終わりの共通性》、室元拓人(日本)《ケベス─火群の環》
〈演奏〉篠﨑靖男(指揮)、東京フィルハーモニー交響楽団

〈問合せ〉東京オペラシティチケットセンター03・5353・9999