• ムジカノーヴァ 2021年9月号

雑誌 ムジカノーヴァ

ピアノを学ぶ・教える・楽しむ人の雑誌

ムジカノーヴァ 2021年9月号

  • スムーズな導入にはコツがある!バッハ《インヴェンション》のはじめ方
  • 今月の課題曲:モシュコフスキー《16の技術練習曲》Op.97より第2番
特別定価
990円 (本体900円+税)
判型・頁数
A4変
発行年月
2021年8月
JANコード
4910085190915
商品コード
182109

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内容紹介

[特集]
スムーズな導入にはコツがある!バッハ《インヴェンション》のはじめ方

◆レッスン物語
すみれちゃん インヴェンションに出会う!の巻(北村智恵)
 初めて《インヴェンション》に出会う「すみれちゃん」。「強弱記号がない!」「テンポの表示もない!」「どうやって弾いたらいいんだろう?」と次から次へと素朴な疑問が浮かんできます。 
そんなすみれちゃんの疑問に対して、先生が丁寧に答えていきます。「インヴェンションって楽しそう!」と思わせるような、先生の伝え方にも注目です。

◆インヴェンションを教える前に
 これだけは押さえておきたい! バッハの音楽用語集(西尾 洋)
 《インヴェンション》に対して、譜読みが難しいと感じている生徒さんも多いのではないでしょうか。その原因は、《インヴェンション》で出会う様々な作曲技法にあるかもしれません。そこで、これだけは押さえておきたい作曲技法に関する音楽用語を厳選! 譜例付きで分かりやすく解説していきます。音楽用語を通してバッハの知性に近付くことで、譜読みや演奏がぐっと楽しくなることでしょう。

◆教材としてのインヴェンション~バッハのレッスン・カリキュラム(小野亮祐)
ドイツの音楽教育家・レーラインの鍵盤楽器教本の研究で博士号を取得し、外国人客員研究員としてライプツィヒ大学音楽学研究所で研究に従事するなど、ドイツの音楽教育史に詳しい小野亮祐さんに、同時代の教本と比較したインヴェンションの特徴や、バッハが実際にどのようなレッスンをしていたか等を解説していただきました。

◆小さな子どもにどう教えたらいい?~インヴェンションを楽しく弾く4つの約束事(樋口紀美子)
ベルリン教会音楽大学などの講師を歴任し、日本バッハコンクールなどで審査員を務め、CD『インヴェンションとシンフォニア』が『レコード芸術』誌の特選盤に選ばれている樋口紀美子さんに、子どもたちにインヴェンションの演奏法を伝えるためのポイントを教えていただきました。

[今月の課題曲]
モシュコフスキー《16の技術練習曲》Op.97より第2番
(2021年7月号~10月号選曲者:齊藤浩子)

[トピックス]
◆特別対談 小渕優子×福田成康(大内孝夫)
 新しくピティナ副会長に就任された、衆議院議員の小渕優子さんと、ピティナ専務理事の福田成康さんによる特別対談です。

◆interview 阪田知樹(堀江昭朗)
5月に開催されたエリザベート王妃国際音楽コンクールで第4位に入賞し、10月に凱旋公演ともなるリサイタルを開催する阪田知樹さんにインタビューを行いました。

◆「お話と音楽のきらめくバトン」完結記念 鼎談 樹原涼子・春畑セロリ・轟千尋(堀江昭朗)
 2020年8月号から12回にわたって連載された「お話と音楽のきらめくバトン」が好評のうちに完結。10月に曲集として出版されることが決まり、3人に連載中のエピソードや曲集への思いをお話しいただきました。

◆【告知】ムジカノーヴァ オンラインスクール第2弾~ピアノ指導者・学習者が今抑えておきたい 5つのトレンド講座
 各分野の専門家として精力的に活躍する講師陣をお迎えしてお贈りする、特別講座のシリーズ第2弾がスタートします! アカデミックな内容を含め、容易にアクセスできない貴重なお話が聞けるチャンスです。
 今回のシリーズでは、「ピアノ演奏と脳」「ショパンのマズルカ」「リトミック」「音楽史」「バッハ・インヴェンション」といった、『ムジカノーヴァ』でも特に人気の高いテーマを、誌面と連動してお届けします。
 もっと指導力を高めたい、もっと学びを深めたいという方に必ずお役に立つ内容です。多くのピアノの先生、学習者、愛好家の方のご参加をお待ちしております!
 詳しくはコチラ

◆浜松国際ピアノ・フェスティバル2021
 今年開かれる予定だった浜松国際ピアノコンクールの第11回が、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための厳しい渡航制限が継続されていることなどから開催中止となり、次回は2024年の開催が予定されています。そんな残念なニュースを吹き飛ばす、豪華なイヴェントが11月に開催されることになりました。その内容についてご紹介します。

◆特別付録 大型ポスター『ヴィジュアル音楽史』 監修にあたって(湯浅玲子)/解説 第1回 古代・中世・ルネサンス(音楽史:湯浅玲子、西洋史:広瀬大介)
 ポスターに載っている項目の理解を深めるための、音楽史と西洋史の解説。今月号から
時代別にお届けしていきます。

◆Report「フォルテピアノ・アカデミーSACLA」~小・中学生のためのワークショップ」
フォルテピアノ奏者の小倉貴久子さんがプロデュースする「フォルテピアノ・アカデミーSACLA」の第3回が7月17~19日に開催されました。その一環として開催された「小・中学生のためのワークショップ」の模様をレポートします。

◆新連載『アーニャの冒険』~作者からのメッセージ
今月号から、約2年にわたる新連載『アーニャの冒険』がスタートします。国際的に活躍される作曲家の田中カレンさんがお話と音楽を、イギリス人イラストレーターのティファニー・ビークさんがイラストを担当される大型企画で、お話とイラストを巻頭カラーに、楽譜と作曲者による演奏アドバイスを巻末とじ込みにて掲載していきます。連載開始にあたり、お二人からメッセージをいただきました。

[連載]
学ぶ
◆コンクール課題曲にチャレンジ!(楠原祥子)
 人気のコンクールの課題曲の中から毎号1曲を取り上げ、その演奏・指導法を詳しく解説していきます。見ながら演奏できる、書き込み楽譜付き。今月は、モシュコフスキ 《16の技術練習曲》Op.97より第2番。
◆【新連載】イタリア語のニュアンスで理解する きほんの音楽用語(関 孝弘/ラーゴ・マリアンジェラ)
 「音楽用語」と呼ばれている単語は、イタリアでは日常会話で使われている言葉です。生活の場面ではどんなときに使うか、本来はどんなニュアンスがあるのかが分かると、音楽用語が身近に感じられ、より生き生きとした演奏になるのではないでしょうか。連載では、初級の楽曲によく出てくる音楽用語を中心にご紹介します。
 今月のテーマは、「『音楽用語』の不思議」です。
◆【隔月連載】私的ベートーヴェン演奏論(仲道郁代)
 ピアニストの仲道郁代さんが、ベートーヴェンの楽譜から何をどのように捉え、推理し、音にしていくのか、実際の作品をもとに独自の演奏論を紹介する連載。
 今回は、「ピアノ・ソナタ第13番」の第1楽章を取り上げます。
◆脳神経内科医のピアニストが解説 知っておきたい ピアノ演奏における脳と身体のしくみ(上杉春雄)
 ピアノを弾く人・教える人の間で常に関心の高いテーマの一つである「脳とピアノ演奏の関係」。ピアニストで脳神経内科医の上杉春雄さんに、脳科学の最前線の話題やピアノ演奏に役立つアドバイスなどを、読みやすいエッセイの形で連載いただきます。 
 第9回は「暗譜についての提案〈その2〉まず“チャンク”を作ってみよう」。
◆ピアノテーマパーク~バロックから近現代のやさしい名曲の背景をたどる~(江口文子)
「つながる音切れる音」「両手の対話」「リズムと踊り」「色と形と構成」の4つのテーマごとに、4期の名曲を集めた楽譜『4期のピアノテーマパーク』(江口文子先生監修)と連動した連載です。「自由な気持ちが音楽のはじまり」「心に浮かんだイメージを大切に育ててほしい」という、江口先生の思いが詰まったページです。創作漫画ユニット・留守keyさんによるイラストも魅力。
 第17回は、「シューベルトの《ワルツ》」です。
◆世界史から読み解く 音楽史(広瀬大介)
 18世紀から20世紀に至る世界史の大事件と、それを描いた、あるいはそれに影響を受けた音楽作品にスポットを当てることで、音楽をより深く愉しめるようになる連載。同時代の日本の状況にも目を向け、毎回ミニミニ年表で整理していきます。
 今回は、「帝室と関わりを持たぬ時代の作曲家~1820年代、シューベルトの場合」。
◆はじめての ドホナーニ教則本(鈴木啓資)
 ハンガリー生まれの音楽家であり、卓越した技術を持ったピアニストとして世界中で活躍したドホナーニ・エルネーは、多忙な演奏活動の傍ら、若い頃から教育にも力を入れていました。ドホナーニが残した教則本「確かなピアノテクニック習得のための必須の教則本」は、「指の独立と強化」を効率よく習得できるものとして知られており、日本人唯一のドホナーニ直系の流れをくむ研究者が、研究に基づいた解説および練習法を全6回にわたりお伝えします。
 第2回は、「第2~6番の練習法」。

教える
◆生徒を変身させる 24のキーワード(根津栄子)
 「こどものスケール・アルペジオ」の著者としても知られる根津栄子先生に、テクニック・表現・ステージマナーの3分野にわたり、生徒を無理なく上達させるコツを分かりやすいキーワードの形でご紹介いただきます。
 今月のキーワードは、「弾く前に深呼吸とテンポ」。
◆導入期のピアノレッスン 練習しない子のための 教材選び(山本美芽)
 保護者の協力のもと、家庭で練習をしてくるのが当たり前だった昭和のピアノのレッスン風景は、令和の現代において様変わりしています。子どもも大人も忙しく、ピアノの開始年齢が多様化し、進み具合が年齢ではくくれない時代に。この連載では全12回にわたり、入会から「両手奏」までを一つのゴールとして、現代のピアノ指導者に欠かせない力=「生徒さん一人ひとりに合わせた教材選び」のノウハウをお伝えします。 
 第2回は「ピアノ演奏に必要な3つのスキル~『音感・リズム感』『譜読み』『テクニック』」。「ムジカノーヴァYouTubeチャンネル」に筆者による動画の補足解説をアップしています。こちらもぜひご参照ください。

「ムジカノーヴァYouTubeチャンネル」

◆私の小さな「フォルマシオン・ミュジカル」(津覇えりな)
 フランスで生まれた総合的音楽基礎教育「フォルマシオン・ミュジカル」は、時代、特定の作曲家やジャンル、楽器編成等に偏ることなく様々な楽曲を用いながら、音楽家に必要とされる音楽基礎能力をバランスよく育てる指導法です。レッスン内容は読譜、リズム、視唱、聴音、楽典、鑑賞、アナリーゼ、音楽史と幅広く、子どもたちの年齢・学習レベルに合わせた様々なアプローチによる学習が行われますが、指導内容が豊かであるがゆえに、「取り入れたいけれど何から手を付けたらよいのか……」と悩まれる方も少なくないようです。そこで、日本のピアノ指導者がもっと気軽にフォルマシオン・ミュジカルを個人レッスンやグループレッスンに取り入られるように、初級~中級レベルのピアノ作品を用いて、他の楽曲にも応用できるフォルマシオン・ミュジカル的視点によるアプローチをお届けします。著者は、フランスの公立音楽学校でフォルマシオン・ミュジカルを指導されている、津覇えりなさんです。
 第2回は、「【リズム書き取り】【楽典】【音楽史】アプローチ~ベートーヴェン《エリーゼのために》を用いて」。
◆保護者と良好な関係を築くための 伝え方講座(古内奈津子)
 保護者との間でよくある問題を例に、良好な関係性を保ちながらスムーズに教室を運営していくための「指導者としての考え方」や「保護者への具体的な伝え方」をお伝えしていきます。
 今回は、「生徒の『苦手』を保護者に伝えるには」です。
◆自己解決能力が高まる ばばっち先生のしつもんプログラム~ワーク付(馬場一峰)
 しつもんに答えることで、レッスンの悩みを自己解決できるようになる、馬場一峰先生のプログラムです。
 今回のテーマは、「あなたらしい発表会を、あなたらしく作るために」です。
◆【新連載】御木本メソッドのテクニック指導 幼少期からピアニストの手を育てる(藤田 尚)
 生徒さんの手や姿勢に関する悩みを解決する方法を、御木本メソッドの講師である藤田奈緒先生に紹介していただきます。よく分かる解説動画付き。
 今月のテーマは、「健全なテクニックを身につける学習手順」。
◆バッハ《インヴェンション》が楽しくなるレッスン(福田ひかり)
 バッハの《インヴェンション》を実際のレッスンでどのように指導したらよいのか、悩まれる先生は少なくないのではないでしょうか?生徒の目を輝かせるためには……そこでご提案、子どもが大好きな「謎解き」をレッスンに取り入れてみるのはいかがでしょうか?謎が詰まった《インヴェンション》は、うってつけとも言えます。曲のしくみや歌い方を生徒さんと一緒に探しながら、楽しく創造的なレッスンを目指してみませんか?
 今月は、「第9番 へ短調」の後編をお届けします。「ムジカノーヴァYouTubeチャンネル」に筆者による動画の補足解説をアップしています。こちらもぜひご参照ください。
◆ポピュラー音楽指導塾~リズム力をつけよう!~(佐土原知子)
 34年ほど前からポピュラー曲を積極的にレッスンに取り入れてきた著者が、明日のレッスンに使える様々な手法や情報をご紹介する連載。ポピュラーを4つのリズム区分に分け、ジャンル別に「演奏と指導のポイント」をお伝えしていきます。
 今回は「バラード系①8ビート・バラード」。オンラインレッスンなどでも活用できるよう、リズム音源のQRコード付きでお届けします!
◆3世代で楽しく日本を歌い継ごう わらべうたdeソルフェージュ(井上史枝)
 「日本人の四季を大切にする気持ちを伝えていきたい」。そんな想いから、ピアノ教室でわらべうたをソルフェージュとして取り入れている筆者。「音数が少ない」「どの音からでも歌える」「言葉や節が楽しい」など、わらべうたにはソルフェージュ教材としてのメリットが多くあり、さらに3世代で楽しむことができます。この連載では、毎月季節に合ったわらべうたを取り上げ、レッスンメニューを伴奏譜付きでお届けします。
 今月のテーマは、「秋のわらべうた〜つきかくもか/はたはたギッチョン/とんぼさん」。

楽しむ
◆【新連載】『アーニャの冒険』1.アーニャと森のともだち(田中カレン/ティファニー・ビーク)
 今月号から、約2年にわたる新連載『アーニャの冒険』がスタートします。国際的に活躍される作曲家の田中カレンさんがお話と音楽を、イギリス人イラストレーターのティファニー・ビークさんがイラストを担当される大型企画で、お話とイラストを巻頭カラーに、楽譜と作曲者による演奏アドバイスを巻末とじ込みにて掲載していきます。
◆広げよう音楽の輪 ストリートピアノを弾きに行こう!
 全国で広がり続けている「ストリートピアノ」。開放感のある場所で弾けること、見知らぬ人に聴いてもらえるなど、自宅での練習やレッスンでは味わえない魅力がそこにはあります。そんな各地のストリートピアノを、演奏者の声やエピソードとともにご紹介。実際に弾きに行きたいと思ったときに役立つアクセスマップ付きです。
 今回は「空港ピアノ『ひこうピ』(愛知県・常滑市)」。
◆反田恭平の 新時代のクラシック(反田恭平)
 ピアニストとしての活動に留まらず、レーベルの立ち上げ、オーケストラのための会社の設立など、新しいことを次々に実現している反田恭平さん。その活動内容や信念、これからのクラシック業界について思うことを、様々な視点から綴っていただきます。
 第2回は、「クラシック音楽×オンラインサロン」。
◆フランス音楽を旅する(堀江真理子)
 フランス音楽を得意とし、フォーレのピアノ曲、室内楽全曲演奏会を成功させたピアニストの堀江真理子さんが、「フランス音楽ってよく分からない」というあなたと一緒にフランス的なるものを探す旅へ。フランスの歴史や多様な風土、文化をとおしてフランス音楽の流れを辿り、演奏のヒントを見つけます。
 第7回は「 サン=サーンスがフランス音楽界の重鎮になるまで」。
◆ピアノをめぐる情景(青澤隆明)
 音楽評論家として活躍する著者が、『ムジカノーヴァ』読者に向けて厳選したディスク、ピアニスト、コンサート等について綴ります。読後はピアノについてもっともっと知りたくなるエッセイです。
◆今月の逸品~第3回 ベヒシュタイン W.ホフマン Vision V2
 ピアノメーカーの最新情報をお伝えする連載第3回は、バウハウスから触発されたスタイリッシュなデザインと高パフォーマンスを誇る、画期的なアップライトピアノ「ベヒシュタイン W.ホフマンVision V2」をご紹介します。
◆CD&BOOK(長井進之介)
 ピアニストであり、音楽ライターである長井進之介さんに、レッスンに役立つCDや書籍の解説をしていただきます。
◆【最終回】スギテツ presents ザッツ・エンタメ・ピアノの発表会(杉浦哲郎)
 「クラシックで笑顔を創る」をモットーに活動する、ピアノとヴァイオリンのデュオ・スギテツ。ピアノ&編曲を担当する杉浦哲郎さんに、来場者みんなが笑顔になれる、ピアノ発表会の演出方法やアンサンブル楽譜をご提案いただきます。
 今回のテーマは、「おんがく紙芝居『桃太郎』第3幕」です。ピアノ教室の生徒さんたちによる、実演動画もぜひご覧ください。
◆ふたりで弾きたい! ピアノ映えJ-POP連弾(壺井一歩)
 子どもにも大人にも人気のJ-POPを、最新曲から王道の曲まで、弾きやすく、かつ「映え」る連弾アレンジでお届けします。レベルは、プリモ・セコンドともにブルクミュラー程度。先生と生徒さん、お友達同士、兄弟姉妹、親子でお楽しみください。
 第6回は、Official髭男dismの《Pretender》です。

[巻末とじ込み]
◆楽譜
田中カレン『アーニャの冒険』~1.アーニャと森のともだち
 
◆付録 
Piano作曲家カード⑥
 ピアノのレッスンによく登場する作曲家を、「バロック」「古典派」「ロマン派」「近現代」のカードも含め、生誕年順に毎月4枚ずつ掲載していきます。裏面には、作曲家の生涯がすぐに分かる「ミニミニ年譜」や、レッスンの小ネタとして使える「Lesson Memo」も掲載。ぜひ、コレクションしてご活用ください。
 第6回は、「ジョン・フィールド、クーラウ、ウェーバー、シューベルト」。

◆特別付録
大型ポスター ヴィジュアル音楽史(湯浅玲子)
 音楽史を軸に、西洋史や日本史まで一望でき、視覚的にも楽しめるポスターです。音楽史を古代・中世・ルネサンス・バロック・古典派・ロマン派・近現代という7つの時代に分け、それを左から右へ進む年表の形ではなく、かたつむりのようにいらせん状に配置してしまうという画期的なアイディアにより、レッスン室の壁に飾ることが可能なポスターに!
 音楽史は各時代の楽派、ジャンル・様式、作曲家、楽器が一目で分かるようになっています。西洋史は歴史上の重要項目や、音楽家と交流があったり影響を与えた文化人、その当時の文化の象徴的な出来事や事象を掲載しています。日本史は小中学校の歴史の教科書で触れる重要人物やできごと、文化について掲載しました。「そのとき日本はどうなっていたのか」が確認できます。
 バッハが活躍した時代には、ほかにどのような作曲家が活躍して、どのような形式の作品が書かれていたのか、どのような出来事が起きていたのか……。一つの項目から次々に関心を広げていけるポスターです。
 藤田美菜子さんによる、心温まる色調のイラストもふんだんに使用し、インテリアにも映えるデザインとなっています。

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