
評論家として、そして指揮者としてクラシック音楽業界にセンセーションを巻き起こし、2016年6月10日に惜しくもこの世を去った宇野功芳。その音楽人生と“人としての魅力”を1冊のムックに凝縮。
宇野功芳の86年はどのようなものだったのか。ご本人が音楽之友社だけに語った様々な人生エピソードと、深く関わってきた方々が宇野功芳の為人を語るという2部構成で、音楽に限らずあらゆる視点から、その生涯と軌跡を辿っていく。
また今回は、合唱指揮の映像や、今までの著書の取材映像の一部を収めたDVDを付録。文章を読むだけでは感じることの出来ない“本来の宇野功芳の姿”も垣間見ることが出来るようになっており、宇野功芳ファンの皆様にはぜひとも手に取っていただきたい1冊。

はじめに 宇野 功芳
第1章 「功芳」が語る
生い立ちから家族のこと
合唱、指揮、評論について
「功芳」LIFE&WORK年表
付録DVDの仕様書
「功芳」の思い出
特別編
〈同級生対談〉 宇野 功芳×池田 温
第2章 「功芳」を語る
〈対談〉 宇野 功芳×平井 宏
〈インタビュー〉 宮下 恵美
〈インタビュー〉 増田 光一
〈インタビュー〉 羅 辰雄
宇野功芳を愛して下さったみなさまへ 宇野 由美子
永遠への恐怖 宇野 功芳
(『新潮45』2011年3月号 特集「私の死生観」より)
あとがき 板倉 重雄
■付録DVD:「功芳」の姿