バイエルの謎 日本文化になったピアノ教則本

「バイエル」は、日本のピアノ文化にもっとも影響を与えたピアノ教則本。
なぜバイエルなのか?バイエルとはなにものなのか?本当に実在したのか?
100年以上も「バイエル」を弾き続けてきた
日本人と日本の音楽史にとって、画期的な発見がここにある。

バイエルの謎 日本文化になったピアノ教則本

バイエルの謎 日本文化になったピアノ教則本

世界的ロングセラー、バイエル・ピアノ教本。
バイエルの謎を追い求めたドキュメンタリー!

 

出版されてから160年間ロングセラーを続けているバイエル・ピアノ教本。
ピアノ導入期から日本文化にまでなった経緯、バイエルの出自…実は、まったく謎に包まれているのです!
バイエルの足跡をたどった筆者の記録、日本とドイツ、数年にわたりバイエルを追い求めました。

プロローグ バイエル文化の謎

 

第一の封印:
第一章 バイエルをめぐる日本人の愛憎
第二章 バイエルを日本に持ってきたのは誰だ?
第三章 初版はいつ出版されたのか?
第四章 バイエル偽名説
第五章 チェルニー・バイエル同一人物説

 

第二の封印:
第六章 バイエル初版
第七章 脅威の多作家
第八章 最古のバイエル
第九章 エディション研究

 

第三の封印:
第十章 静かにした手
第十一章 シュー・クリーム

 

第四の封印:
第十二章 改築申請書
第十三章 最後の秘密

 

エピローグ 百四十八年後の弔辞
巻末写真資料


バイエルの謎 日本文化になったピアノ教則本挫折した人も音大に進んだ人も、子どもの頃から慣れ親しんだ教則本だが、90年代から「バイエルを使っているのは日本だけ」等、バイエルのピアノ教則本としての信頼性が取りざたされるようになった。いきなり悪者になってしまったバイエル。しかし、いまだにピアノや音楽を超えて、教則本・入門・初歩・基礎・幼児・初学者・楽しく学べる・効果がある・自習できるといった意味を伴って使われ続けているのだ。バイエル(教則本)は、ひろく一般読者に訴える日本の文化の一つともいえる。その「バイエル」とは何者か? そもそも最初に出版されたのはいつどこで? 日本に導入された経緯は? 実は、バイエルほど有名で且つ無名である人物も珍しい。ドイツにわたり、作者バイエル本人を探しドキュメンタリータッチで書かれた世界でも初めてのバイエル研究書。

著者プロフィール
安田寛(やすだ ひろし)
安田寛(やすだ ひろし)

1948年、山口県生まれ。国立音楽大学声楽科卒、同大学院修士課程で音楽美学を専攻。山口芸術短期大学助教授、弘前大学教育学部教授を経て、2001年より奈良教育大学教育学部教授。19世紀、20世紀の環太平洋地域の音楽文化の変遷について研究中。著書に『唱歌と十字架』(音楽之友社、1993)、『日韓唱歌の源流』(音楽之友社、1999)、『原典による近代唱歌集成』(編集代表、CD30巻+楽譜+資料、ビクターエンタテイメント、2000)、『唱歌という奇跡 十二の物語』(文藝春秋、2003)、『日本の唱歌と太平洋の讃美歌―唱歌誕生はなぜ奇跡だったのか』(奈良教育大学ブックレット第2号、2008)などがある。2001年に第27回放送文化基金賞番組部門個別分野「音響効果賞」、2005年に第35回日本童謡賞特別賞を受賞。奈良市在住。

●〔標準版ピアノ楽譜〕バイエルピアノ教則本 New Edition 「やさしい楽典」付
使いやすくわかりやすい実用版!充実した解説がついて作品の内容や作曲者の気持ちが良く理解できる!巻頭の「楽譜の読み方」で、わかりやすく楽典を手ほどき。巻末に、童謡やマーチなど併用曲も収録。

●〔標準版〕新訂 バイエルピアノ教則本
古くから権威を認められているピアノ入門書。基本的な形式や和声感なども、自然に感得できる合理的なピアノ教則本。

●新版 こどものバイエル 上巻
この新版の特徴は、ソルフェージュの重視、へ音記号の早期導入、ドイツ音名の導入、理解しやすい楽典の説明などである。

●新版 こどものバイエル 下巻
上巻同様、豪華な多色刷のさし絵を多数入れ、使いよい楽譜のレイアウト、新しいセンスの併用教材など、画期的な特色をもつ。

●幼児のためのバイエル 上
幼児のピアノ教育に専念している著者がバイエルを活用していかに効果的に指導できるか、その方法と順序を明快に示した。

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