18/10/21-18/10/27

正確無比なテクニック、清潔な音色、そして、楽曲構成を歪みなく再現する、知情が理想的にバランスした演奏スタイルにより、20世紀後半のリーディング・ヴァイオリニストとして活躍したヘンリク・シェリング(1918～1988)。とくに「3大B」を中心としたヴァイオリンの王道レパートリーにおいては、今なお最高の評価を受け続けています。ここに収められたベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は、彼の代表的なレパートリーの一つで、彼が残した3度の商業録音のうちの2番目のものです。第1回の1952年盤(34歳)は、恩師ティボーがパリ音楽院管を指揮してバックを務めたもので、シェリングの国際的デビュー以前の甘美な音色と艶やかな節回し、熱っぽい演奏を伝えています。この1965年盤(46歳)は音色が驚くほど引き締まり、フレージングはよく歌いながらも節度があり、イッセルシュテットの指揮ともども構成的でいて力のこもった演奏を成し遂げています。1973年盤(54歳)は大家となったシェリングのゆとりと気品が感じられる演奏で、ハイティンクの指揮も悠揚たる趣きをもっています。使用カンデンツァは1952年盤と1965年盤がヨアヒム(第1楽章)とフレッシュ(第2&3楽章)、1973年盤が全楽章ヨアヒムとなっています。高みを目指す壮年期の当1965年盤、王者の風格の1973年盤が相拮抗した名盤で、ともに長くカタログに残り、聴き継がれているものです。今回は壮年期の力にあふれ、造形もより端正で、日本でも1965年12月の初出以来、高音質の24bitシリーズ含め幾度となく再発売され、シェリングのイメージを形成してきた1965年盤を選びSACD化いたします。(@towerより)

タワーレコード新宿店

順位	タイトル	アーティスト名	CD No.
1NEW	ベートーヴェン：ヴァイオリン協奏曲、ロマンス第2番、(特別収録)ロマンス第1、2番	シェリング(vn)、シュミット=イッセルシュテット／ロンドン響	PROC2174
2NEW	マーラー：交響曲第6番《悲劇的》	クルレンツィス／ムジカエテルナ	Sony　Classical
3NEW	ビゼー：歌劇《カルメン》全曲	ベルガンサ(声楽)、ドミンゴ(声楽)、アバド／ロンドン響	PROC2171
4NEW	R.シュトラウス：交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》、ストラヴィンスキー：バレエ《春の祭典》、8つのミニアチュア	メータ／ロサンゼルス・フィル	PROC2173
5NEW	シベリウス：交響曲全集	P.ヤルヴィ／パリ管	SICC19027
6NEW	チャイコフスキー：交響曲第6番《悲愴》、武満徹：系図	のん（語り）、バッティストーニ／東京フィル	COCQ85441
7	ベートーヴェン&シベリウス：ヴァイオリン協奏曲	庄司紗矢香(vn)、テミルカーノフ／サンクト・ペテルブルク・フィル	UCCG1811
8	ヒラリー・ハーン・プレイズ・バッハ～無伴奏ヴァイオリンソナタ第1、2番、パルティータ第1番	ヒラリー・ハーン(vn)	Decca
9	マーラー：交響曲第5番	ハーディング／スウェーデン放送響	HMM902366
10	山田一雄　最晩年ライヴ集　1989-1991	山田一雄／新星日響、新都民合唱団	OVEP00004

山野楽器

順位	タイトル	アーティスト名	CD No.
1	シネマ〈通常盤〉	村治佳織(g)	UCCD1466
2	Timeless～サラ・オレイン・ベスト	サラ・オレイン(vo)	UCCY1090
3	Beyond	リベラ	LIBE9
4	J.S.バッハ：無伴奏チェロ組曲（全曲）～シックス・エヴォリューションズ	ヨーヨー・マ(vc)	SICC30488
5	ベートーヴェン&シベリウス：ヴァイオリン協奏曲	庄司紗矢香(vn)、テミルカーノフ／サンクト・ペテルブルク・フィル	UCCG1811
6	メモリー	エレーヌ・グリモー(p)	UCCG1817
7	ラフマニノフ：ピアノ協奏曲第2、4番　他	トリフォノフ(p)、ネゼ＝セガン／フィラデルフィア管	UCCG1816
8	パッヘルベルのカノン～カラヤン超定番ベストｐｒｅｍｉｕｍ	カラヤン／ベルリン・フィル、ウィーン・フィル	UCCG90744
9NEW	愛のよろこびは	藤木大地(CT)　他	WPCS13800
10	GINZA　Classics～山野楽器　クラシック名曲セレクション～	オムニバス	YMCD10001