• ピアニストの筋肉と奏法

書籍 理論・専門書

ピアニストの筋肉と奏法

マリナ・フェレイラ 著/八重樫克彦八重樫由貴子 訳/酒井直隆 医療監修

定価
1,760円 (本体1,600円+税)
判型・頁数
A5・96頁
発行年月
2015年8月
ISBNコード
9784276143845
商品コード
143840

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内容紹介

ピアノ奏者の身体の適切な使い方を、各部位ごとに分かりやすく解説する。腕・手・指の関係性、各筋肉や関節の役割、力の伝わり方、椅子の座り方とバランス……など、演奏者自身が知っておくべき知識をコンパクトにまとめたもの。ペルーで2001年に刊行された原書は、スペイン語圏で大きな反響を呼んだ。著者は、ロシア、キューバ、ペルーで教鞭を執るチリ人ピアニスト。演奏者自身が「なぜ、今、私の身体に、このような不具合が起きているのか?」を考え、その原因と予防策を知ることを目指す。翻訳は、好評の『図解・音楽家のための身体コンディショニング』(音楽之友社・2006)と同じ訳者による。

目次

序文 
第1章
イントロダクション
職業病の概念
筋肉の緊張、疲労、痛み
筋肉の緊張をもたらす心理的要因
発病と治療
楽器演奏と動作
生活動作と演奏動作
「別の」やり方
意識的動作と無意識的動作
訓練
幼児期・少年期・成人期における動きの違い

第2章
音楽への適性
聴力・リズム感覚の検査
調整力
調整力の検査

第3章
身体の位置と姿勢
姿勢の安定とバランス
支点
椅子に座ったときの支点の位置
椅子の高さとピアノとの距離
身体と頭の位置

ペダル上の足の位置
ペダル

第4章
上肢
上腕
前腕

手首
手のひら


第5章
腕の位置

鍵盤

第6章
手の置き方
鍵盤上での指の位置
白鍵・黒鍵
指骨の置き方
指の使い方
屈筋・伸筋
末節・中節
基節
指の屈曲と筋群

第7章
鍵盤上における手の安定 
MP関節(中手指間関節:指のつけ根の関節)
小指と親指
前腕の回内

第8章
打楽器
重力
親指以外の指で鍵盤を弾く
 3.1 指節を屈曲させて打つ
 3.2 指節を屈曲させないで打つ

第9章
親指
「指くぐり」
親指での弾き方

第10章
指の「独立性」と「強度」
指に対する腕の安定とバランス
手首
力の方向と伝わり方
力の使い方
音楽記号

おわりに
参考文献
訳者あとがき